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年上の天才肌に振り回される年齢差バディが、やがて真の『ゴールデンコンビ』になる物語を目撃してほしい


(※青空のポストもコピペしているし、めちゃくちゃ敬称略)




Amazon primeで配信が始まった『ゴールデンコンビ』。
結論から先に言えば、堀内健(ホリケン)屋敷コンビの評判は真実だった。

まさにゴールデンコンビ、バディ物としてよかった、そういった評判を信じて正解だった。「バディ物」が好物な人間にとって最高の「物語」を見せてくれたと、より浸る為に今これを書いている。満足の為にやってるんだ、しかたないんだ

◆ホリケンをおぶる屋敷「なんで俺なんですか?」

いい笑顔で屋敷の背に乗っかっているホリケンと、渋い顔をしている屋敷の写真。キャッチコピーは『屋敷「なんで俺なんですか?」』
お笑いナタリーより引用:https://natalie.mu/owarai/gallery/news/597504/2421449
(屋敷が背負うというより、ホリケンが「乗っかってる」という方が適切な気がする)


これだけでも "うまみ" を感じられるあなたは適性があります。


私自身、事前情報はチェックしていたが当初スルーするつもりでいた。元からコント版ドリームマッチは見たいと思ってはいたが(※実際は即興なので『大喜利』要素が強い。アマプラ豪華版『座王』を見る気持ちでもいいかもしれない。)

サブスクに加入するのは…まずい…
何がまずいってそれを言い出すと話が長くなるのでやめます。結論、加入。


◆これはやがて本当の「ゴールデンコンビ」になる物語


 最初に発表を見た時は、この2人は意外な組み合わせに感じた。屋敷が「ネプリーグ元AD」ということは知っているし、単にこの2人が共演するだけならそこまで意外ではないかもしれない。
 しかし『ゴールデンコンビ』は即興大喜利コント大会。年齢で言えばホリケンと永野が近い年齢だが、キャリアもまったく違う。参加者の中でもホリケンにとって戦友的な存在も周りにいない為、尚のこと存在が異質に見えてくる。(平成初期生まれ人間だから、ホリケンが「ベテラン」という事実をいまいち実感持ててない自分もいるが)

それでも本人が語るように、ホリケンが出演するネプチューンの冠番組でADをやっていた屋敷を、今では同じ世界で共に戦う者として指名した構図はやはりドラマチックだ。


 見かけた意見で「ネプチューンのツッコミは "鋭い関西弁" の名倉潤だから、ゴールデンコンビでホリケンが屋敷を選ぶのは理に適ってる」(うろ覚え)といった内容で、それもそうか、と納得した。

 でも『ゴールデンコンビ』の 縦軸の物語 は、破天荒な天才的年上(ホリケン)・それに振り回される不憫おもしろ年下(屋敷)コンビ が、まったく噛み合ってない所からスタートする。

噛み合ってない同士の即席コンビ。ホリケン屋敷コンビの物語は、ままならない状態を踏まえた上での良さがあった。

とはいえ、ほんとに噛み合ってはないので、ストレートにお笑いとしての面白さをこのコンビに期待すると「うーん…?」になってしまうかもしれない。なると思う。正直よくこの物語が最後まで展開できたなと私は思った。ホリケンに関しては『校則大喜利』のヒット具合がとりわけ圧倒的で面白かったしで、自分だったら「落とすのは惜しい」という考えは働くとは思うが。

転校生お題、いくらなんでも長すぎる…と思ってたところで決めてくれるホリケン。

ノブ「後攻の屋敷!」
野田「追い込まれてるぞ」
大悟「屋敷で終われる!」「…ホリケンさんもう一発言ってあげて!」

ホリケンという自由形な天才に振り回され、後に続かなきゃいけない、MCからも応援される屋敷。ホリケンの面白い回答に続かなきゃいけないと苦しむ顔も面白いし、屋敷がほんとに「主人公」すぎる
屋敷「ここまで来て俺のせいで負けるかもしれん!!(悲痛な叫び)」
ホリケン「ないないない!だって校則だもん!ないないない!校則だから!(設定から降りない)」

屋敷「ここまで来たのにっ…」
ホリケン「それ言うなよぉ(屋敷の口を抑えながら)それ言っちゃダメ!」

ゴールデンコンビ!ゴールデンコンビ!

大悟「いやーあれ耐えきったホリケンさんすごいで、5,6個やってたで」
ノブ「ホリケンさんすごい。ドン・キホーテから塩昆布から、天才でした」
屋敷がエグい滑り方をした時、時間が凍りついたかと思った

ホリケンが自分の手で屋敷の口を抑えるところは、なんかもう、すごい。
野原しんのすけみたいな相方(※54歳)に振り回されていると思いきや、寧ろホリケンこそが引っ張ってここまで導いてくれていたのだと気づかされる。

前述の通り、ホリケン屋敷コンビはうまく行かないことも多々ある。なかなかホリケンのノリに屋敷がついて行けない。ホリケンは我が道を行きまくってしまいブレーキが効かない、不安定。

ついでに『ゴールデンコンビ』によって、ネプチューン(堀内健・原田泰造・名倉潤)というトリオはバランス良かったんだなあ…といったことも間接的に実感する。

結成インタビュー動画で、ホリケンは屋敷を「強めのツッコミ」としても評価している為、まさに「若手名倉潤」想定の使命だったことも察せられるが(そういえばニューヨークも"関東と関西"で組んでいたんだった)、ホリケンワールドを成立させるにはまず【原田泰造】も必要になるということが間接的に証明された気がする。

あの、学校大喜利の時間でやっていた「くるっと一回転してウィンク」のノリとか、ああいうお気楽なノリを泰造が一緒になってノリノリでやっていれば、ぎこちない事にはなってなかったんじゃないか?と。屋敷は柄じゃないのもあってか、不慣れなもんで、見てるこっちがちょっと居た堪れなくなってしまう。開き直りが必要なところで力が入ってないから、ノブも「屋敷がんばれ」とガヤを飛ばしていたのでは。

溢れる追記:フローレンス、まじフローレンス(ホリケン&泰造)

「これまで泰造みたいな人っていなかったんですよね。僕以上に知らない人に話しかけるし、地元の友達とは違う面白さを持っていて。夜通し『朝まで生テレビ!』のパロディをやり合うとか、僕がミルク、泰造がクルミってキャラで妖精ごっこするとか、ネタ作り関係なく一緒にいて。中学の日々が戻ってきた感覚があったんです」

二十歳のとき、何をしていたか?/堀内健 【2024年9月11日】@POPEYE


ホリケン「僕がミルク、泰造がクルミってキャラで妖精ごっこする」

これが、これこそがWボケの『フローレンス』なんだ。屋敷と一緒にやろうとした、くるっと1回転してウィンク!のノリとか、やっぱり【原田泰造】と一緒にやってこそのノリだったんだ。フローレンス、愛おしいコンビだ。

ホリケンは名倉潤加入に反対していたことを『堀内健康白書』でも明かしていた。しかし、いざ名倉潤に入ってもらったら、やっぱり必要だったと気づいた。その気づきは、『ゴールデンコンビ』エピソード1 冒頭の「自分だけでやると、こっち側ばっか楽しんじゃって、お客さんに伝わないんで」という言葉にも表れていると思う。

それにしても「僕がミルク、泰造がクルミってキャラで妖精ごっこ」って。
なんだそれ、かわいすぎる。
しかしこれは、冷めた目を向けてしまったり、俯瞰で見てしまったらそれこそ『終わり』のノリだから、ホリケンとコンビ組むことになった屋敷はやはり大変だ。全力で「童心」をやらなきゃいけないのだから。それと、一口に童心と言っても種類があると思うんだけど、ホリケンの場合は「イタズラ好きの子供」って感じもある。


ホリケンが『ピーターパン』している隣で『子供の遊びに付き合わなきゃいけないはずなのに、疲れるし柄じゃないしで、消極的になってる大人』が居るかのような違和感。(でも、有りネタみたいに言わないでくださいよ!と言ってる時とかは可愛げの塊だった)

ショートコントにせよ、屋敷がホリケンにツッコミをする場合は「ネタから降りる」が多発してまっていたのも、素人目に見ても難しさを感じる。
そういう意味では、ホリケン屋敷コンビは実際のところ未完成だったとも言えるかもしれない。結果的に【フローレンス】が【ネプチューン】になった意義も間接的に実感できるという、もし自分がネプチューンファンだったらメチャクチャに気持ち悪い笑顔をしているところだった。

それでも「ついに!」という時は来る。その頃にはもう、ホリケン屋敷コンビの物語に夢中になっている人間(自分)はもはや感慨深い気持ちが溢れて熱くなっている。

しかもこの企画は、特定の場面以外は「面白くなかった組 に投票する」システム。「面白くなかった」というマイナス感情を理由にするならば「減点式」になると思うし、正直そうなると安定感が無かったホリケン屋敷コンビは危なかったと思う。
いや私はホリケン暴れ屋敷困惑ツッコミの図も面白いとは思ってるが…   澤部真栄田コンビめちゃくちゃ面白かったし、KAƵMAサーヤの方が~とか言われたら「それはそれでわかる」ってなるから…
(真栄田澤部コンビもまだまだ見ていたかった、という個人的本音もある)

だからあの日の客に感謝したい。あの日の客がホリケン屋敷コンビをギリギリまで見捨てなかったおかげで、あの2人の「物語」を最後まで見届けることができた。

まさかの『校則大喜利(再)』をやらなきゃいけなくなった時の屋敷の表情、応援する芸人のガヤ、あの場面で決して外さないホリケンの当て勘。そして「泣いてもいいけど、その倍笑おう!!」が絞り出せた屋敷。よかったなぁ…… もし早い段階で脱落していたら見ることは叶わなかった景色だ。なんとかホリケンワールドに寄せようとした感じがするのがまた味わい深い。


ホリケンが屋敷を「清潔感ある」って点を評価していたのも正解だった。ホリケンと一緒になることで屋敷は完全に「好青年」に映っていた。最終戦のネタも、白いワイシャツのおかげでより一層「変なカップルだけど、愛のある好青年」って感じがした。
それに、現実としてホリケンはもう54歳で、人気全盛の頃とは違っておじさんになっているのだから、おじさんが滅茶苦茶やっているのが何かとキツく見えてしまったら本当におしまいだ。「不快感を与えたくない」と言ってた通り、しっかり考えられている。

「ニューヨーク」も良くも悪く嫌われがちになってしまう所はあるから(そうなるのも仕方ない面もある)、ホリケンと組み合わさることによって屋敷の見え方がグッとポジディブな物になった。
ホリケンも屋敷も、何かと視聴者から苦手意識を持たれやすい2人でもあるが、そんな2人が掛け合わさったら、相乗効果でかなり良い印象を持たれてて、本当『ゴールデンコンビ』ってこの2人の為にあったんじゃないかと思いそうになる。 

・序盤の屋敷「めちゃくちゃ怖いっす。裏にもあんま居ないんですホリケンさんが!俺は会いたいのにホリケンさんに」

『堀内健康白書』 p.50-51では、 

「ホント、人がこういうふうやればいいっていうのはなんとなく思いつくんですけど、自分のことをプロデュースするのはすごい苦手ですね。」

「ホントは本能的な感性だけでバーっと動く人に憧れるんですよ。僕は、やる前に今日言うことを一回考えるタイプだから。でも、それは自分は無理だなってだんだん気づいてきて、今、ナチュラルに変わりつつあるんです。」
 

と語られていた。この事を知ってからは、ゴールデンコンビ序盤にあったホリケンが舞台裏にいない話も味わいが増す。一生懸命考えているから余裕が無かったんだと思われる。学校大喜利の時も、1人だけ下を向いている姿も見られた。一生懸命に考えているんだと思う。

他人のプロデュースは思いつくが、自分のことをプロデュースするのはすごい苦手だと語っていたホリケン自らが、屋敷を指名しているという『構図』にも、改めてドラマとロマンを感じる。
屋敷が序盤に「最強のツッコミになるぞ!」と言ってたけど、実際そうなれたかは横に置き、飄々とした師匠キャラが自身の見込んだ若者に特訓付き合わせているみたいな感じもあるから、つくづく味わい深い即席コンビだ。(屋敷は38だから真の若者ではないが、ホリケンが54だから…ギリギリ親子ぐらいの年齢差はまあ…)


 脱線。ホリケンに限らず「本能的な感性だけでバーっと動く」ような「天才」に憧れる芸人は多いだろうし、そもそもこの『ゴールデンコンビ』もまさに「即興」の面白さがテーマになっている。ただ、それに反する話になってしまうが、本能的な瞬発力の凄さもある一方で、それは裏を返せばただの「脳直」という事にもなってしまう。なんせ、考えてないのだから。
(人間なんて所詮は感情の動物で、考えるのをやめたら、いろいろな意味で終わってしまう。勉強なんかしなくてもいいとポーズを取っている人間を、カッコイイなんて持て囃しすぎると危険だということも、近年嫌という程思い知らされてもいる。)

「一生懸命に考える」ことが出来る人間の方がずっと良い、そういう大人の方がより「カッコイイ」と、そうでなければ……人間を人間たらしめているのは後天的に培われる「理性」じゃないのか……そんなことを思わずにはいられない。まあお笑いのことならあの場にいる芸人みんな一生懸命考えているとは思うが。

 ずっとうるさいな自分



くるまを映しながらもチラッとホリケンの笑顔も捉えているカメラ、ありがとう
ホリケン「屋敷が毎回、『どうだったかなぁ(ホリケン)』『大丈夫ですよ 大丈夫ですよ(屋敷)』って、すんごい勇気づけてくれるんですよ。」

視聴者と客に見える所ではホリケンが励まし、見えない裏の所で実は屋敷がホリケンを励ましていた事実が最後に明かされるホリケン屋敷コンビ  最高かよ
君が今僕を支えて 僕が今君を支える(Get Over)

ヒカルの碁は"少年漫画の二大胸熱展開、「弱かった主人公が段々と成長していく物語」と「最強の主人公が無双する物語」という一見矛盾した2つの要素を、佐為という存在を絡めることで両立させた唯一無二の作品"

https://www.youtube.com/watch?v=QbQfvnyvr78&feature=youtu.be


ホリケン屋敷コンビって Get Overじゃないですか(錯乱)

佐為の言う通りにやってヒカルが勝利していたように、屋敷はホリケンの言う通りにして勝ってきた。しかし最後の最後に、くるま野田コンビという王者と王者、強キャラ同士が組んだコンビに負けてしまう。ここぞの所で負けてしまうのも「そういう名作漫画あるよね」ってなるし、やっぱり主人公感に溢れている。

でもベースは「俺の言う通りにして」のスタンスでやっていたコンビだから、やっぱり主人公の新たなステージが必要、つまりホリケン屋敷コンビには『次』が必要なんだよな…(ぐるぐる目)
(言われてるけど、くるま野田コンビも『最強系主人公』の漫画作品みたいだと思う。敗北を知る最強系主人公。)

追記(あと本当しつこくなってしまうけど、ホリケンがしれっとヘラヘラ「抱かれてもいいって思っちゃったw」と言った瞬間ギュンッと警戒メーターが振り切れかけた。『普通の芸人(※)』だったら抱かれたいとかいう発言に対して「気持ち悪い」とかツッコミ入れる所だと思うが、少なくとも映像上では、ノブ「いいコンビでした」堀内「いいコンビだった!」 だけで終わって安心した安堵したホッとした。せっかく良い気分のまま終わろうとしていた所で台無しにされては嫌である為) 


やっていることは確かに予算ある状態の大喜利バラエティ番組といった趣だが、私は有料配信だからって過激エログロやられてもと思ってしまう方だ。『仮面ライダーアマゾンズ』を見た時も グロ要素に対しては冷めた目で見ていた。(流れ弾アマゾンズ)(でもホリケンが登場時に「アーマーゾーン!」って昭和アマゾンやってたからギリ関係ある)

だから、私はそういう要素が控えめな物でもウケるという事が証明されたのはよかったと思っている。やるのは勝手だし、下ネタが駄目ってことでもない。あと厳密に言えば『ゴールデンコンビ』にも下ネタはちょっと存在する。

セット予算はあるだけの地上波バラエティ番組ってことは、「TVはオワコン」とか「今の芸人はつまらない」みたいな雑なことを言ってる奴に対する良いカウンター材料になり得るな、と私なんか思ってしまった。賞金と予算を減らせば似たようなことはできるし、実際やっている。(その金の部分が世知辛さではあるのだが)

考えてもみれば、お笑い=TVバラエティと思っている人間は多い。「新規がジャンルに入りやすくなる良い導線」も、今まであまり無かったかもしれない。
私自身、お笑いの認識が小学生のままで止まっていたら、「劇場ライブ」のことも知らなければ 千鳥のことすら知らないままだった。アニメ漫画ゲームその他実況配信だけで自分の世界は完結していたことだろう。(しかしだからと言ってお笑い=TVバラエティは雑語りだと断言していい。シンプルに間違っている為)

この世に面白いものならキリが無い程に溢れている。面白さは人によって千差万別だという前提で、『ゴールデンコンビ』よりも面白い物ならば探せば幾らでもあるだろう。だから、面白いだけでは何かが足りない。面白いだけでは「外」にまで届かせるのは難しい。その何かが、この番組においては、ホリケン屋敷コンビになると思っている。そしてこれがTVではなくアマプラで配信されたことによって「間口はより広がる」。

うっかりする所だったが、企画・演出を携わっている芦田太郎によるnote記事にも「お笑いファン+αを巻き込める番組に」という話をされている。
私が現Xを眺めてみた限りの話だが、「普段お笑い見ないけどよかった」といった感想は既に幾つか見ている。ホリケンと屋敷の好感度も爆上がりしているように見受けられる。「実は頼りになる年上」と「健気で可愛げある後輩」の構図になっているから道理。
アマプラのランキング1位がどれだけ凄いのかは正直なところ私は普段アマプラをろくに見てないので分からないが、成功していると言っていいと思われる。


まあ何より、ホリケン屋敷の「物語」をこの世に生み出せたのは『ゴールデンコンビ』だということもまた事実。これがTV番組だったらぶっちゃけ「残りにくい」わけで、アマプラでやってくれたおかげで 後追いでも見れるのは地味に大きいと思う。

これTVerの見逃し配信だったら視聴期限は大きく見積もっても長くはないぞ! 最低で1週間、長くても2,3週間かそこらですぐ視聴期限が来てしまうからな!
話題の移り変わりが速いネット社会だとしても、それはもったいない。

今お笑いバラエティに興味ない人でも、後から見ることもあるかもしれない。見たい時に見れるというのは大きい。実際デカイ。TVバラエティ、というかお笑い全般、基本的にあまりにも刹那。(これに関してはしつこ過ぎる程に旧Twitterで散々愚痴ってきたし、これ以上言うのはやめる)



堀内「最後すっごい良いこと言ってくれたの。『もう嫌だよな?』つったら『ホリケンさんとなら出てもいいです』って」
屋敷「俺ホリケンさんじゃなかったらもう出たくないです、ほんとに」
堀内「俺も、屋敷じゃなかったらもう(出たくない)」

エンディングスタッフロールの映像

    おまえらが ゴールデンコンビだ
 
(おまえがナンバーワンだ画像略)



◇やっぱり他のコンビも面白い

ちなみに、私も多分に漏れず「芸能人ゲスト…?」になったクチなんですが、片岡鶴太郎にだいぶ笑わせてもらい、最終戦では優勝コンビのネタでリアルに吹き出し笑ったので手のひら返しをしました。

船場(吉兆)刑事、バチクソ面白かった。

船場刑事だけで終わっても私は面白く見てたところだが、さらに最高の展開が繰り広げられる。KAƵMA「バカだ!!(歓喜)」好き。圧巻。「面白さ」における『ゴールデンコンビ』はこれだと思わされる凄さだった。


敗者復活。セット、小道具、縄跳びオンリー。あれはあれでよかった。劇場ライブ配信を見ていると思えば安いアマプラ料金(30日無料体験可)

もちろん他のコンビそれそれの良さもあり、面白かった。

瞬間火力で言えば、真栄田澤部コンビも挙げたいところ。宇宙で自給自足を成し遂げた者とか、「アメリカは、負けないから」とか、面白かったなぁ。澤部ツッコミで完全にパワー系スリムクラブだった。でも何かと不気味だから「面白くなかった」に投票だと余計に不利か…。

平井堂前コンビ、比較的安定したものをオールウェイズ出していた。お題『見た目は病院だけど…』の「決戦」とても好き。

津田永野コンビ、事前インタビューで「かき乱す」と言ってくれていたから、このコンビこそネタから降りて、トークじゃないけど何かするんじゃないかと思っていたけど、一発ネタのようにバッとやってバッと終わる内容に徹されていた。寧ろホリケンがお題無視ムーブをやっていたし、屋敷は初手からネタを降りていた。


◆余談:ホリケン出演回アメトーク 

平子「(さんまのお笑い)向上委員会なんかでも、ちょっとバーッてやらされて、変なことになって。だから収録終わった後、裏入ってすぐ位に、ホリケンさんて必ず、肩にぴょこんってして『さっきは ごーめんね』。必ず言ってくれる(笑)」

『アメトーーク! 親が先生芸人』テレビ朝日 10月31日(木)放送分
33;40~ https://tver.jp/episodes/epnptvcyha
ゴールデンコンビでも"これ"やったかな?

『ゴールデンコンビ』の余韻がまだまだあるから、ホリケン出演回のアメトまだTVer見逃し配信中だったおかげで余韻に浸るのが補強されためちゃかわエピソード。番組の最後には真剣な言葉が語られ、予告では屋敷が。こんな所にゴールデンコンビが…(噛みしめすぎている)

さらなる追記:名倉潤の加入に反対するホリケン


「泰造は、ツッコミがいれば笑いどころができるとか、色々考えたんでしょうね。でも僕は人生でいちばん悩みました。泰造が大好きだったし、ずっと二人でやるのがベストだったんです。先輩だし、気を使うし、もう自由にやれなくなっちゃうのかって。

二十歳のとき、何をしていたか?/堀内健 https://popeyemagazine.jp/post-226663/


泰造『健は潤ちゃんに甘えている(かも)』

「親が先生芸人」回、泰三からの手紙。名倉潤は裏で「ええんやで」しているが…という内容

 泰造からは気を遣うどころか「潤ちゃんに甘えている」と見られているホリケン。ネプチューンほんとかわいいトリオだ。そして『ゴールデンコンビ』では明確に後輩相手だから、いくら屋敷が若手名倉潤ポジションだとしても「潤ちゃんに甘えている」のと何もかも同じにはならなかった、それがこのコンビの持ち味であり良さだなと改めて思う。

◆まだまだ浸って『堀内健康白書』読んだりした

 
 浸り過ぎて「ネプチューン」にも浸りたい欲が発生している。

 でもたぶん無理だろうけど……物理的に……。でも今、ネプチューンが気になってきている。そしてまだまだblueskyでもしつこく嚙みしめ続けている。浸るためにガソリンぶち撒けて、ついでにこのnoteも細かい追記と直しを繰り返して、もはや自分でも何書いてんのかよくわからなくなっている。

 ホリケンのエッセイ本『堀内健康白書(2003)』も爆速で読んだ。

 ホリケンが出演していた『あちこちオードリー』も見たりした。

ろくろを回すことにもなってしまった(半端物)

「願望」も 吐いた


↓ 他、青空で浸り続けている人間のポストの一部コピペ。

・『MC芸人奇跡の一夜』ではホリケン筆頭に名倉を「ヨボヨボのおじいちゃん」的な扱いしていたけど、戦友が集まってワイワイやっているおかげか、段々とエンジン掛かっているように見えた印象あったが。 あの番組、ホリケン泰三の言い合い始まって、お互いの親に向かって文句を言う出すシーンとかも面白かったな… 

フローレンス組が特に「仲いい」のは自他共に認める所だった様子で、まるで幼馴染みにしか見えない。フローレンス・ネプチューンやり始めてから現在30年以上も経っているわけで、幼馴染みに負けない年数を一緒に過ごしているとはいえ。まるで子供の頃から仲良い2人みたいな感じで出来るんだから本当にすごい。


・ホリケン屋敷コンビ、遥かに後輩の屋敷と組んだことで、同年齢の『原田泰造』や 1個上の『名倉潤』では得られない、「実は頼りがいもあって優しい年上」としての姿を出せたのが良かったんだよね…(ろくろを回しながら)

無茶苦茶やってる永遠の少年54歳児ピーターパンと思わせて、ちゃんと大人だった。かわいくて、カッコよくて、強くて優しい大人として映ってた。
そういう姿を見せることができたのは、ホリケンが見込んだ通り屋敷に「清潔感」もあり、不憫顔ムーブうますぎ芸人だったおかげもある。ホリケンの名采配。多くの視聴者があの『物語』に夢中になってる。

振り回されてる屋敷という構図は確かに面白いが、それだけではこんな盛り上がりになってなかっただろうなと思う。「ここまで来て俺のせいで負けるかもしれん!!」と嘆く屋敷に、あそこで優しく励ましの言葉をかける芸人なら、他にも居ると思う。

屋敷から「なんでずっとその芸風でいられるんですか!?」と言われていた人間が、大喜利強者の風格(強さ)を示し、
さらにあそこで、
「そんなこと言うなよぉ!(手で屋敷の口を覆って)そんなこと言っちゃダメ!」と、他では見られないようなムーブを取ってくれたのが何よりもポイントというか。あそこが大きなターニングポイントだと確信しているし、

ホリケン屋敷コンビの盛り上がり様は、やっぱり「ネプチューン、煌びやかな売れ方をしただけの事ある」って話にもなると思う。

※「煌びやかな売れ方」
……ネプチューン3人共が「ワーキャー」を嫌がってたという話を見かけたが、元々の「ワーキャー」という言葉の使われ方などからして、絶対ワーキャーなんて言葉は真っ向から使いたくないという強い意志に基づき使用した表現。「ワーキャー」に限らず、もっと良い言い方が他にあれば私はそれを使う。

大袈裟に悲しいって言い過ぎ

屋敷はまだギリ30代で「関西弁・強めツッコミ(関東と関西のコンビ芸人)」だから、ホリケンが『(あの頃の)名倉潤』を求めての指名だろうって意見を見かけた時かなり的を射ているのではと思ったし、本編見て浮かれてから暫く経ち、グッとくると同時に複雑な気持ちにもなる。なった。 まぁ本編はメチャ笑ったが。

でも「そういえば……」にもなってしまったからこそ、「ネプチューン」の良さとかをもっと知りたい気持ちもある。『MC芸人奇跡の一夜』のネプチューンほんとに輝いていた…

ホリケンに対して滅多に怒らない名倉潤、それでも怒った「健。馬糞だけはアカン」とても好き

ネプチューンの事をもっと知りたい気持ちもあるけど、知るのが「怖い」もある。怖い。あまり、生きている人間に思い入れを作り過ぎるのも、自分はよくない「過集中」もやらかしそうだしで、怖い。浅瀬でパチャパチャとしているぐらいが丁度いいのかもしれない…でもネプチューンって面白かわいいトリオだと改めて知ってしまったのもまた事実で……(地面に木の枝を突っつきながら)

屋敷が「ここまで来て俺のせいで負けるかもしれん!!」の時、ホリケンが手で「口角を上げさせるつまみ方」をしているって感想も幾つか見て、確かにそうかも…と思いながら思うだけで終わってる

→ 翌日の自分「今更よくよくよくよく見てみたら、ホリケンが頬骨のところも指で上げてるな!? おい単に口を抑えているだけじゃないのかよすげぇ!!!(?????)」
嘆き悲しみムーブ芸人を「笑顔」にしてあげようとしているの、自分の精神状態次第では泣く


◆『30分トーク』ニューヨーク&ホリケン回


・ホリケン、審査員票において屋敷は「母性をくすぐるかな」と。
そんなことも言っていた…完全に忘却していた…記憶力ゴミカスだから…

・水ぶわぁぁぁかけて「行くぞ!!」するホリケン、かっこよすぎる

俺、最初誘われたんですよ。芦田くんに。(略)で、その人が、あるとき呼ばれて。絶対こういうのやるから出てと。(略) 恥ずかしいよつったんだけど、『絶対向いてるから。絶対活躍できるから。みんな知らないから、ホリケンさんの素晴らしさを』。

「俺の、自分の番組やってたんだよ、俺のそういう所を引き出してくれなかったのかよって思ったんだけど」

【芸人トーク】ネプチューン堀内健 10代の頃は嶋佐すぎたホリケンさんとたっぷり話しました【コラボ】動画7分頃

ゴールデンコンビの出演オファー、出演を決めたホリケン、
双方ありがとう…ありがとう…

ホリケン屋敷コンビの味をまだまだ噛みしめていたいから、どこかでまた2人のセットを見たい。ネプチューンとニューヨークでも何かあってほしい(願望)

◇追記:せいやの『感想』動画

せいや「ノーカット版 見たいですね。何時間撮ったかな、一日中撮ったんで。全然もちろんね、編集はすごい見やすくて、テンポある編集でめっちゃ良かったんですけど、やっぱあのボケも見てほしかったな!とか結構あります」

実はプレーンなボケも3つぐらい出しているんですよ。で、3つに1回くらい(武田)鉄矢入れてもいいかみたいなんでやってたんですよ

『ゴールデンコンビの感想【ネタバレあり】』動画より



配信ではかなり武田鉄矢モノマネばかりになっていたのは私も気になっていた。さすがに違う「プレーンなボケ」もやっていたようだ。未公開まとめ編集ゴールデンコンビ、とても見たい。


◇追記:野田氏と令ロの『クリスタルジム移転記念座談会』

https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/crystalgym-241105-1100

野田「前日に、ゴールデンコンビ1回やってるんだって」
ケムリ「えー!」
くるま「若手集めてる。ほんとに」
野田「若手の芸人で1本やってて」
ケムリ「芸人で?」
くるま「まじで16人、8組…」
野田「イカれてんだよ、(有吉の)壁のスタッフとかが」

リハの為に若手芸人16人集めてやってたの!? 未公開カット・裏側もめちゃくちゃ見たいし、そっちも見せて!?

ちなみに、現場の空気感的には、堂前平井コンビが「ラスボス枠」でいったい誰があそこを倒すんだ…状態だったとの事。たくさんの感想で『物語』と言われていた・自分もそのように表現したのはある意味正しかったと思う。他人事として見ている側と、当事者としてネタ考えて戦わなきゃいけない人間の視点が異なるのは、そりゃそうだろう、で終わる話。編集も普段お笑いを見ない層を意識した物になっているはずだから尚更。


◇追記:ロングコートダディANN0

ロングコートダディのオールナイトニッポン0(ZERO) | ニッポン放送 | 2024/11/04/月 27:00-28:30 https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20241105030000


クリスタルジム移転記念座談会にて、兎が「気持ち悪いネタバレ」をしていたことが明かされていたロコディANN0も聞いた。

堂前は、本当は「同じボケを重ねて使うのは嫌い」なんだとか。それでもやることになったとは、やっぱり『ゴールデンコンビ』の収録は長丁場すぎたんだ…。でもあれだけセットと小道具を用意したコント大会をやるとなると、どうあがいても長丁場不可避になってしまう。

2日に分けて収録すると熱が分散されてしまうという意見もあるだろうけど、正直「学校大喜利」の時間は見てる側の自分は特にダレを感じていたし、野田氏も『クリスタルジム座談会』でさまぁ~ずモノマネやってる頃には疲れて思考がまとまってなかったという風に話していた。そんな悪コンディションになってしまうぐらいなら、現場の熱なんてあって無いようなもんでは。
今回、最終戦のお題は相対的に「練ったコント」をやれていたと思うが、そのおかげか良い感じだったし、優勝コンビのネタ火力は高いレベルになっていた。収録は2日に分けてもよさそう。
あと見かけた意見では「生放送で見たい」。私も一回見てみたい。

◆野田くるまの「ゴールデンコンビ優勝しました」報告動画


・野田「優勝したのにあんなこと言えるの大したもんだろ?」 それはまじでそう

・ゴールデンコンビは「体力お笑い」。
収録時間がエグかったことがオープンになった今、野田くるまが「体力」あるのは納得だけど、54歳のホリケンが「12時間収録」というエグ収録を乗り切れていた(ように見えた)のが改めて凄すぎる。もはや異常。

・ホリケン、収録に『バカでかいノート』持参していた!!

10分頃~ くるま「バカでかいノートみたいなの見てて」


これは "一生懸命考える堀内健" ですわ。


堀内「つっちーはボキャブラん時にね、『あのー、ホリケンはこんないつも変なこと言ってるような感じするんだけどぉ、ポケットの中に、見てください!メモ帳持ってんですよ!』ってみんなに見せやがったからな!!そっからだよ俺がいっつも一生懸命、考えてやってるのバレたの」
土屋「休憩かなんか入った時かな。パッと見たら。ペラッペラのティッシュにボールペンでなんか書いてて(略)こんなに破天荒で天才肌な感じだけど、ものすごい努力家じゃんと思ったから、本番始まる前に暴露してやったの」w
『土田晃之 日曜のへそ』 2019年09月01日

屋敷が耳打ちされて「有りネタみたいに言わないでくださいよ!笑」と言っていたのも、これで完全に合点がいった感じ。

土田が『ボキャブラ』時代にホリケンが「ティッシュペーパーをメモ帳にして必死に書いていた」エピソードを明かしていた頃から全く変わってなかったんだ。それで、ホリケンの中では「有りネタ」である物を屋敷に耳打ちして伝えていたと。
序盤に至っては、必死なあまり屋敷に伝える余裕が無かったという自分の想像もあながち間違いじゃなさそう。屋敷は『名倉潤ポジション』をやればいいのは分かってるとして、問題はホリケンが苦手な「自分のプロデュース」。持参した「バカでかいノート」の中から、やれそうなものが無いか探すのに大変だったのかもしれない。

昔からずっと変わらず『一生懸命考える堀内健』か、いいな…  良い…


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