商売について
いろんな商売があります。そして、どの商売でも、儲ける余地は大いにあると信じます。
例えば、有名な豆富屋(豆腐ではなく、あえて豆富と称しています)があります。
豆富一筋の商売、その中から、アイデアと知恵と工夫で初の上場豆富屋となった会社です。
そもそも、豆腐を「豆富」と表記していること自体、すばらしいですね。そして、非常に商才を感じます。
この豆富屋さんは、豆富を作ること以外に、やるべきことがなかった、もしかするとできることがなかった、といってしまってもいいのかもしれませんが、それがこの会社、この社長の強みでもあった訳です。
他に目移りすることなく、また、他を意識することなく、ただ豆富作り一つに集中できたことが、とてつもない強みを生み出していると思います。
「器用貧乏」という言葉がありますが、器用な人は、「器用リッチ」になって欲しいと思います。すなわち器用であることがマイナスにならないよう、時には愚直に、一筋に執念を持ってかじりついて欲しいと思います。
欲しいと思います、というより、実は自分自身そう心がけています。何故なら、自分も器用貧乏になりがちな時を感じることがあるからです。
人間って、「2つのことはできない」とつくづく思うことがあります。1つからもう1つに移るときに、集中の糸が切れてしまいます。
事業でも同じですが、社長は四六時中、仕事のことを考えているのが普通ですから、なかなか他事まで気が回らないですね。
そして、とことん執着して突き詰めれば、あらゆる商売に勝機があると信じます。要は、突き詰めれるかどうか、ですね。
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