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灯台|Lighthouse

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すずきが訪れた日本の灯台の写真を記録しています。灯台を知るために灯台に関するコラムや記事なども書いています。 ※記事・写真の無断転載を禁じます This site record…
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2023年12月の記事一覧

鵜ノ埼灯台|秋田県男鹿市

鵜ノ埼灯台|秋田県男鹿市 2023年6月7日 1894年(明治27年)10月25日点灯 秋田県男鹿市にある鵜ノ埼灯台は、かつては船川灯台と呼ばれ秋田県で最も古く点灯を開始した。 昭和57年に改築し現在に至る。

大魚島灯台|青森県佐井村

大魚島灯台|青森県佐井村 2023年6月5日 1960年(昭和35年)12月点灯。 大魚島と書いてオヨシマと読む。オヨは魚のイシナギを指し、この島周辺でイシナギが多く獲れたことから名前が付いた。周囲は岩礁が多く、座礁する船が多かったことから灯台が建てられた。

白糠灯台|青森県東通村

白糠灯台(物見埼灯台)|青森県東通村 2023年6月5日 1931年(昭和6年)11月10日点灯。 下北半島に位置する白糠灯台は、物見崎に位置するため地元では物見埼灯台と呼ばれる。 1950年(昭和25年)9月に灯塔を改築を経て1987年(昭和62年)11月10日に完成して現在が3代目。

守江港灯標(赤灯台)|大分県杵築市

守江港灯標(赤灯台)大分県杵築市 2023年10月13日 1900年(明治33年)8月1日点灯。 灯塔構造は円形煉瓦造。  江戸時代に参勤交代の寄港地だった守江港は、明治に入っても地元の特産品の出荷などで船の往来は多かった。しかし浅瀬で座礁する船が相次いだことから、守江港を有していた|奈狩江村(現杵築市)は1900年(明治33年)に「守江港挂燈立標」として建設した村立の灯標であった。1924年(大正13年)に大分県に所管されてその翌年に「守江港立標」に改称。1948年(昭和

小袖港北防波堤灯台|岩手県久慈市

小袖港北防波堤灯台|岩手県久慈市 2023年6月4日 1988年(昭和63年)10月点灯。 岩手県久慈市小袖港は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のロケ地で知られる。  小袖港北防波堤灯台はドラマ内で能年玲奈演じる天野アキが飛び込み、またアキの母、春子が学生時代(有村架純)にこの灯台下に「東京 原宿 表参道 海死ね、ウニ死ね」と落書きをしていたことでも知られる。  同地にはほかに「ヒロシくんの監視小屋」などもある。

魹ヶ埼灯台|岩手県宮古市

魹ヶ埼灯台|岩手県宮古市 2023年6月4日 1902年(明治35年)3月17日点灯。  魹ヶ埼灯台は本州最東端、岩手県重茂半島に設置された。現在は灯台より南西にある姉吉から徒歩で1時間ほどで辿り着くが、設置当時は北西にある重茂村からの道しかなく、日本でもっとも到達困難な灯台であったという。また4月8日のお釈迦様の日に灯台を訪れると良縁に恵まれるという土地の風説があった。  初代魹ヶ埼灯台の灯塔構造は八角形鉄造。地上から頂上までの高さ35.6mは鉄造灯台としては当時では日

中ノ鼻灯台|広島県大崎上島

 中ノ鼻灯台(C)|広島県大崎上島 2023年10月24日 1894年(明治27年)5月17日点灯。  瀬戸内海の大崎上島南東に位置する中ノ鼻灯台は、日清戦争開戦当時に強潮流の来島海峡を避けて比較的潮流の影響を受けない三原瀬戸航路を航行をする船舶が増えたため(兵馬、軍需物資の輸送など)、明治27年5月に同航路の整備のために約5ヶ月という短期間で建設された8灯台1灯標のひとつ(中ノ鼻灯台のほか、大浜埼灯台、百貫島灯台、長太夫灯標、小佐木島灯台、高根島灯台、大久野島灯台、鮴埼め

水ノ子島灯台|大分県佐伯市

水ノ子島灯台|大分県佐伯市 2023年10月12日 豊後水道のほぼ中央の岩礁に立つ水ノ子島灯台は1904年(明治37年)3月20日に点灯を開始。  出雲日御碕灯台と同じく日清戦争前から設置が予定されていた水ノ子島灯台は、呉鎮守府からの沖縄、台湾への軍艦の要路であった豊後水道全域をカバーした(光達距離は20海里で佐田岬まで届いた)。 建設には航路標識管理所技手である山本哉三郎が携わっている(山本技手はほかに男木島灯台(香川)、掛塚灯台(静岡)、経ヶ岬灯台(京都)、塩屋埼灯台(