「二代目スパ王襲名間近」2022 rd.14 ベルギーGP F1問わず語り #14
サーキットは田舎にあるものである。
騒音に耐えうる環境で、バカでかい敷地が必要で、興味深いレイアウトを設計するなら、そう、田舎になる。少々のアクセスの悪さも致し方ない。
起伏に富んだコースが望ましい。森があるなら尚良し。オールージュなんという気取ったネーミングは、まあ許そう。
そう、F1にとっての理想のサーキットの一つ。スパ・フランコルシャンである。
全開で入っても駆け上がるには、F1マシンでさえ回転数が落ちるオールージュの坂、極限までパワーユニットの出力を試されるケメルストレート。マシンを振り回すようにして高速コーナーを回りながら、ホームストレートへ駆け下りてゆく。
最新鋭のF1マシンとドライバーの資質、能力、度胸、限界を試みるスパは、F1カレンダーでも特別な場所だ。
この場所だから、これほどの差がついたのか。
予選
スパウェザーが名物のサーキットだが、予選は各チーム翻弄されることになる。
セクター2でミスを犯し、バスストップシケインで決死の飛び込みを敢行するユウキ。しかし、取り戻せずQ1敗退となる。
予選で最も早かったのは、この人。
ファステスト?違いない。でもポールポジションは、サインツ。マックスは、パワーユニット交換でペナルティが確定している。14番手スタート。。しかし、予選で私たちは、彼の速さのほんの片鱗を垣間見たに過ぎなかったのだ。
決勝
・激しいオープニングラップ
オープニングラップは激しい展開となった。ストレートエンドで、ハミルトンがアロンソに襲い掛かるも、両者譲らず、タイヤ同士が接触してしまう。ハミルトンのマシンは大きく跳ね上がり、サーフェスに叩きつけられた。結局、ここでダメージを負ったハミルトンはリタイアに追い込まれる。
・駆け上がるマックス
14
7
4
3
2
1
サンダーバードの如く、最速のカウントダウンを決めてみせたマックス・フェルスタッペン。同僚のペレスをも大きく上回るペースで快走を続け、トップに躍り出る。
昨シーズン終盤のハミルトンを思わせる圧倒的な速さだ。
強すぎるマックス。一人別次元のレースを展開し、圧倒的な速さを見せつけた。