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休職→転職はくれぐれも慎重に
10年以上勤めた会社で二度の適応障害で休職を経験。二度目となった昨年、結果的に一年程の休職となった。復職にあたり職場の担当者と面談をしても戻る気がなく、もうここで区切りをつけようと決意。求人を見てやってみたいと思える仕事を見つけ、内定をもらった。
そしてついに退職し、新しい環境で働き始めたが…。
想像以上に負担
新しい職場はフル出社、フルタイムに近い条件での勤務で、初日から朝から夕方までガッツリの拘束時間。やることは初日なのでほぼないものの、新しい環境、人に適応しようとかなり無理をした。
しかも配属された部署長がとんでもないダメ上司で、この人のせいで何十人もこれまで辞めてきたという。おいおい、嘘だろ、そんな環境で休職していた私なんかがやっていける訳がない!!!
仕事が終わって帰りながらハラハラと涙が出てきてしまい、帰宅して寝かしつけ中に号泣する母だった。
前職を辞めたことへの後悔
新しい環境で働くことが予想以上に負担なことに気がつき、それならば前職で復職し在宅勤務でゆっくりとリハビリしながら働けばよかったと、どうしようもない後悔が襲ってきた。
大企業の正社員として使える制度をうまく使いこなしながら安定した給料をもらい無理のない仕事をしながら穏やかに過ごせる道があったのだ!
なのに、自分に鞭を打ってわざわざリスキーな環境に身を置き無理を強いてしまいしんどくなってしまった。
このタイミングで転職なんてせずに、休職時と変わらないような形で緩く復職して穏やかな時間を過ごしている方がよっぽどよかった。
選択を間違えた!
だが、時すでに遅し。
前職からの退職金支払票を見て、もう時間は戻せないことを痛感したのだった。
休職からの転職は、体力気力共にフル満タンと思えてもかなり体に堪える。
そのところは転職前にもっと考えておくべきだった。
希望を見出すかない
それでも当たり前だが時間は過ぎていく。
過ぎ去った過去をどんなに悔やんでも戻ってこない。
それならばやるしかない。
やれるところまでやってダメなら諦めてまた別の道を探すしかない。
幸いにも新しい職場の同僚には恵まれているし、傲慢部長も子育てには理解があるようなので勤務時間を調整して働くことはできている。
スタート初日は環境の変化やカルチャーショックによりかなりメンタルがやられたが、何日か経過し、少しずつ適応できた感覚はある。
そして、今・有るものに目を向ける。
過去、不安な未来、現状の不満ばかり意識が飛んでしまいそうになるが進むしかない。
休職から転職を考えている方、くれぐれも慎重に…。