輝きを放った新潟の10番と9番&~マルチスポーツの可能性~
6.25(WED)明治安田生命J2リーグ 第18節
水戸ホーリーホックvsアルビレックス新潟(ケーズデンキスタジアム)
0-3 アウェイチーム勝利(2連勝)
6.29(SUN)明治安田生命J2リーグ 第19節
アルビレックス新潟vsモンテディオ山形(デンカビックスワンスタジアム)
3-0 ホームチーム勝利(3連勝・ホーム9連勝)
ミドルウィークのゲームがあったので2節まとめて話していきます。
また今回はオリンピックでも活躍した平野歩夢選手や堀島行真選手も実践しているマルチスポーツの可能性や重要性について話していければと思います。
苦手意識のあるアウェイ水戸を乗り越えて3連勝
本間至恩の覚醒とU23アジア杯に向けた絶好調の三戸
今季初の3連勝となったがここまで大活躍だった三戸ちゃんがU23アジアカップに向けたU21日本代表に選出された。その勢いのまま右肩上がりの絶好調でここ数試合ではチーム内でも特別な輝きを放ち、19歳ながらチームに欠かせない存在となっている。
また至恩に関しては昨季後半から今季の序盤にかけて本来の実力が発揮できていなかった。そのため最近までは後半70分前後からジョーカーとしての起用が多かった。左サイドハーフは小見が活躍するまではイッペイが出ていたもののパッとした働きができずにいた。実は不安要素の一つであったサイドハーフはそれなりにやれるレベルではあったが激しい競争力がなかった。
至恩はチームの中ではもう若手というよりチームを引っ張っていく立ち位置。若手特有のイケイケな伸びしろがあるというよりは競争力が激しい中で協調性を持ってプレーした方が自分の色が出せる。
その中で小見のCFからSHへのコンバートによって競争力が増したことにより至恩が本来の輝きを取り戻すことが出来た。
帰ってきたNo.9仕事人”鈴木孝司”
鈴木孝司はかつてJ1で輝きを放っていた凄腕ストライカー。だが年を重ねて昨年にはJ2という日本サッカーの2部リーグにやってきた。当初は前線で起点となり点も取れるポストプレイヤー兼ストライカーとして期待が高まった。ただ日本の2部リーグもそう甘くはなく数年前の降格組が無双するようなリーグではなく一度落ちれば沼ることが必須条件の場所となっている。
そんな場所で孝司は怪我もありながらJ3得点王に輝いた谷口海斗の2番手として1年以上足掻き続けてきた。
今季はアレクサンドレ・ゲデスというワンタッチプレーのできる球離れの早い選手の加入があった。これでまた孝司にとっての試練が待ち受けていると思えたがむしろ向かい風になったのだ。孝司は高い位置で確実にボールを収められて相手陣地で時間を作れる。一方ゲデスは展開の早いポストプレーでそれぞれが違いを作れることからいい具合に差別化されている。
これで孝司の必要性と一選手としての価値が爆上がりし試合に起用されチャンスを活かす素晴らしいプレーを見せてくれた。
次回は是非得点を取って勝利の味を噛み締めてもらいたい。
マルチスポーツでスポーツ界を循環させろ!
プロも実践するマルチスポーツトレーニングの実用性
まずマルチスポーツとは何か。
またマルチスポーツトレーニング法はあるスポーツのレベルアップに向けて別のスポーツに取り組むことで体の使い方や集中力の向上を試みるトレーニングです。
このトレーニングは平野歩夢が冬にスノーボード、夏にはスケートボードをモーグルの堀島行真選手に関してはフィギュアスケートやスノーボード、飛び込みや体操など数多くのスポーツを取り入れ素晴らしい成績を収めている。
帝京大学のジュニアの野球クラブではサッカーをメニューに取り入れて野球ではあまり鍛えられない試合が流れていく中でのコミュニケーション力や体を動かしながら頭を使ったりいろいろな機能の発達に役立てている。
また過去には現在スポルティング所属のサッカー選手、中島翔哉がカタールでのキャリアを過ごしていた時にドリブル技術の向上を試みて、すり足の練習に柔道や剣道を学習したり小さい体で相手を吹っ飛ばすために合気道を学んでみたり(試合で実践したら反則を取られたらしい笑)とサッカー界でも少しずつマルチスポーツが浸透してきている。
マルチスポーツがスポーツ界を成長させる
ここまでマルチスポーツの実用性について軽く紹介したがマルチスポーツが影響を与えるのはプレーヤーだけではない。マルチスポーツの良さは他のスポーツをすることでそのスポーツの人口を増やしそれぞれのスポーツの普及に貢献することができるところ。そしてマルチスポーツトレーニングでは日本で広く知られていて人口もそれなりに多いチームスポーツより簡単で少人数でできる個人競技やあまり世間に浸透していない競技に注目することが多い。そのためオリンピックや大会で活躍、入賞すればトレーニングに取り入れたスポーツもメディアの目に留まる。そして人気が出て市場が盛んになる。これは間違いなくスポーツ業界にとって素晴らしい循環だ。
サッカーで言えば、少し視点を変えてeスポーツをマルチスポーツとして取り入れるのもありかもしれない。ウイニングイレブンなどのサッカーゲームをすることでピッチを客観的に見てイメージトレーニングをすることでプレーの幅を広げることもできる。
様々な視点で多種な”スポーツ”を楽しむことでそれぞれのスポーツと業界の普及がより進む。これがマルチスポーツの最大の利点だと私は思う。
次節の注目ポイント
ここまで読んでいただきありがとうございました!
アルビは絶好調ですが仙台と横浜も負けじと勝ち点を積んでいます。
もうすぐ前半戦が終わり粘りどころです。チームを鼓舞して共に支えましょう。
そしてマルチスポーツに関してはスポーツのあり方や一つのものに固執しないことの大切さを教えてくれます。もっとマルチスポーツが広まることを名がっています!!!
では!!次節徳島ヴォルティス戦で!!!