リノベ日記-23 「RE-The Renovation Will Not Be Televised」
[Day 90] Before Today 2013年7月31日水曜日
動きがないと更新も滞る。
始まらない二期工事などストレスが溜まり続ける。発注する業者を変えることも考えた。
ただ、それだとまた新しい業者さんと現場で見積もりの取り直しなければならない。工期や金額の調整など0からのやり直しになり、結果的に事が早く進むとは限らない。
「待ち」の展開の中、一つの出会いがモチベーションを大きく上げてくれた。店舗になる部分を初めて店舗デザイナーさんと打ち合わせをしたからだ。
最初は自分のお店の事は自分が一番分かっている、と金銭面からくるプレッシャーを多少混ぜた変な自信があった。ただ、例えば壁をペイントで白く塗り続けた際、ボコボコとしたコンクリート面をこれを「味」と呼べるのか、それともその場しのぎの不格好な物と捉えるか、その判断が自分では下せなかった。天井にしろ露出の配管にしろ、自分はもう愛着を持って接しているが、第三者のお客さんを迎えた時、これはどういう判断をされるのか、そこにプロの目がなく進んでいいのか大きく悩んだ。
建物の持つポテンシャルは高い。誰に聞いても、面白い物件だと答えてくれる。ただ、その素材に少し手を加えて簡単な提供で良いのか。
インスタントな出来にしたくない。長く人の居心地をよくする少しの気が利いたデザインがどうしても欲しくなってしまった。
"アトリエセツナ"さんとの出会いは正しく今まで自分が出会ってきた人との縁の積み重ねが生んだ結果だと思う。初めてお会いした日、直感が確信に変わった。「この人なら絶対良いものを作ってくれる」っと。
ここからはアイディアと感性の擦り合わせが始ます
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