光の戦士たち(11)ネット減税派とリアル減税派の戦い【小説】
カフェの静かな店内で、祭はスマホをいじりながら笑みを浮かべた。
「またXで面白い議論が起きてるよ。」
と言うと、対面に座っていた武田が顔を上げた。
「今度は何?」と武田が興味を示す。
「リアル活動をする減税派と、ネット中心の減税派がバトルしてるんだ。どうもリアル活動派がネット派を軽視しているみたいなはなしになってるんだ。」
武田は少し考え込んだ。
「ああ、その話か。ネット派の一部って、論争するのが好きな人もいるよね。」
「そうなんだよ。で、ネット派の言い分としては、『ネットだけで動いてる人を馬鹿にするな』って感じ。」
「確かに、ネット派の意見も重要だと思うけど、やっぱり実際に活動するリアルな動きも大事だよな。」
武田はコーヒーを一口飲みながら言った。
「そうだね。でも、こういう議論が続いてるのを見ると、減税派って本当にいろんな考えを持った人たちが集まってるんだなって思うよ。」
「『自立分散』とか『相互ブロック』なんて言葉も飛び交ってるけど、それって、みんなが自分のやり方で減税活動に取り組んでるってことだよね。」と武田が頷く。
祭は同意しながら、
「それが減税派の強さなんだよ。多様な意見や手法があって、みんなが自分の得意な分野で活動してる。それで全体が広がっていくんだ。」
「そういう議論があるからこそ、互いに学び合って、全体として強くなるんだろうな。
全ての増税に反対という共通の目標があるから、最終的にはまとまっていくんだよ。」
と武田は穏やかに笑った。
「その通り。議論が活発になるのは、それだけみんなが真剣に考えている証拠だし、だからこそ減税派は今後もっと大きな力を持つはずだ。」
「僕たちも、もっと一緒に頑張らないとな。」と武田は力強く言った。
「うん、俺も少しでも力になりたいよ。何かできることを見つけて、やっていこう。」
二人はコーヒーを飲みながら、これからの活動について真剣に語り合った。