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人気のヨガのスタイル

こんにちは。
連日の真夏日いかがお過ごしでしょうか。
今回は私のスクールで人気の
ヨガスタイルについて違いを見てみましょう。

① ハタヨガ(Hatha Yoga)


様々なヨガのスタイル・種類がある中で、ヨガの”元祖”とも言えるハタヨガ。
「ハ」とは太陽、吸う息「タ」とは月、 吐く息を意味します。
この属性の違う陰と陽のバランスをポーズや呼吸でコントロールして調和させることで、潜在的なエネルギーを引き出すのがハタヨガの目的です。
ハタヨガは、呼吸に意識を向け、ゆっくりと無理のない範囲で丁寧にポーズを取っていくスタイルです。
動きの流れの速さはビンヤサヨガよりも遅く、陰ヨガよりも早いペースです。
インストラクターによってスピードは異なりますが、一つのポーズでキープをする時間がやや長いため、ポーズの説明も多く、ヨガ初心者を始め、幅広い年齢層の方たちに親しまれています。
ハタヨガの伝統は、様々なヨガのスタイルが受け継ぎ「アイアンガーヨガ」や「パワーヨガ」、「アシュタンガヨガ」などの流派が派生しました。

【ハタヨガの特徴】
・じんわり汗をかく運動量
・自律神経の乱れやバランスを整える
・ ポーズの種類が豊富なため 初心者から上級者までレベルに応じて楽しめる

② ヴィンヤサヨガ(Vinyasa Yoga)

アシュタンガヨガがベースとなるヴィンヤサヨガ。(※サイトによってはヴィニヤサと表示している場合もあります)
伝統的なヨガのスタイルに、自由と創造性を与えたもので、一連のアーサナを呼吸に合わせて途切れることなく行うのが特徴です。
ポーズの流れには一貫性があり、一つ一つのポーズが次のポーズへの準備になっているため、スムーズに心地よく身体を動かすことができます。
ポーズ移行のスピードは、ハタヨガよりも早く、ポーズの流れの波に乗る集中力と、呼吸と身体をコントロールする感覚が身に付けられます。
ややスピードが早いため、初めてヨガを経験される方はポーズに戸惑いを感じるかもしれません。
しかし、何度も経験を積み重ねる事で、呼吸と身体の動きの流れが身についてきます。

【ヴィンヤサヨガの特徴】
・連続的に動き、汗をかく運動量
・ウォーキングと同じくらい心拍数を上げることが可能

③ アイアンガーヨガ(Iyengar Yoga)

アイアンガーヨガは、B・K・Sアイアンガー氏による長年の研究によって編み出されたヨガのメソッドです。
B・K・Sアイアンガー氏は、心理学や解剖学を基本に、 現代ヨガの祖クリシュナマチャリア氏の伝統的なヨガに改良を加え、アイアンガーヨガへと発展しました。
アイアンガーヨガは、ベルト・ロープ・ブロック・椅子などのプロップスを使い、無理なくポーズを安定させることを目的としたヨガです。
そのため、初心者をはじめ幅広い年齢層の方が、無理なく取り組めるヨガとして、運動が苦手な人も、安心できるヨガスタイルです。

【アイアンガーヨガの特徴】
・無理なく安全にじっくりとポーズを学べる
・解剖学に興味がある方におすすめ

④ アシュタンガヨガ (Ashtanga Yoga)

アシュタアシュタンガヨガは、 シュリ・K・パタビジョイス氏によって考案されたヨガで、正式には「アシュタンガヴィンヤサヨガ」と呼ばれます。
シュリ・K・パタビジョイス氏は、B・K・Sアイアンガー氏と同じく、クリシュナマチャリア師の直弟子としてヨガを学びました。
アシュタンガヨガは、最初から最後までのポーズの順番が決まっています。
「動く瞑想」 とも言われ、順番通りに練習していくことで、肉体・心理・精神といった、人体が潜在的に持っている能力を効果的に伸ばしていくことが可能になると考えられています。
一つのポーズで5呼吸〜8呼吸キープをし、次のポーズへと移るスピードです。
ダイナミックでエネルギッシュなヨガであるため、身体を動かす事が好きな方に向いています。
アシュタンガヨガの練習スタイルには、マイソールとレッドという2種類あります。
じっくりマイペースに練習を積みたい方はマイソール、レベルに関係なく講師のリードに合わせて流れるようにポーズを取りたい方はレッドクラスがおすすめです。
運動量は多く、ポーズもハードなので、最初にくじけてしまう方も多いです。
まずヴィンヤサヨガで流れるように動く感覚を身につけてから、アシュタンガヨガに移行してみましょう。

【アシュタンガヨガの特徴】
・運動量は多く、汗をかきます
・中、上級者向け
・アシュタンガヨガ独特のルールがある
・決まったポーズを順番に繰り返し練習する
・練習方法はマイソール、レッドクラスの2種類ある

⑤ ビクラムヨガ(Bikram Yoga)

ビクラムヨガは、インド人のビクラム・チョードリー氏によって、現代のハタヨガの技術をアレンジして考案された現代ホットヨガです。
平均室温40℃、湿度40%以上のスタジオで、 90分間の世界共通のレッスンを行います。
ビクラムヨガのポーズは順番通りに26種類、呼吸は2つとプログラム内容は1つだけのため、非常に動きがシンプルで覚えやすいのが特徴です。
ポーズはひとつひとつ順番に繋がっており、全てのポーズを行うことで、全身をケアし、最大に効果が得られるようなシステムになっています。
ビクラムヨガには、筋肉を柔軟にする一方で脊柱を真っ直ぐに強制する効果があるため、続けることで姿勢が矯正でき、身体の様々な不調を緩和すると言われています。

【ビクラムヨガの特徴】
・運動量は多く汗をかく
・90分で決まった流れを繰り返し練習する
・初心者でもできるシンプルなポーズ
・ 平均室温40℃、湿度40%以上のスタジオ環境
・気分転換、爽快感、達成感、充実感を体感

⑥ ホットヨガ・ホットパワーヨガ(Hot Yoga・Hot Power Yoga)


ホットヨガは、ビクラムヨガ同様に温かい室内で行うヨガです。
室温39度前後、湿度60%前後を保った室内環境が一般的です。
ビクラムヨガとの大きな違いは、決まったポーズや順番はないため、スタジオやインストラクターによってプログラムが大きく変わる点です。
しかし、ビクラムヨガ同様に、室温と湿度でしっかり汗をかき、筋肉をリラックスさせた状態でポーズを行っていくため、無理なく身体を柔軟にできます。
終わった後の爽快感がとても気持ちよく、日本でも人気のヨガです。

【ホットヨガ・ホットパワーヨガの特徴】
・インストラクターやスタジオによってプログラムや時間、レベルが様々
・低温や高温のホットヨガなどもある

⑦ クンダリーニヨガ(Kundalini Yoga)

インド西北部に生まれた、ヨギ・パジャン氏によって創設されたヨガスタイル。
「元気に、ポジティブに生活する力を身に着けることができるヨガ」と言われています。
クンダリーニヨガは、自分の今の現状や目的にあった瞑想法を選ぶ自由度の高いヨガです。
息を止めたり、火の呼吸を使ったり、息を長く吐いたりと、バラエティーに富んだ呼吸法を使います。
リラックス効果が高く、精神面の改善に大きな効果があると考えられており、瞑想要素が強いヨガスタイルです。

【クンダリーニヨガの特徴】
・スピリチュアル要素が高い
・強い神経系統を作り、潜在意識に潜むネガティブな思い込みから心を解放する
・チャクラを活性化する

⑧ 陰ヨガ(Yin Yoga)

アシュタンガヨガやハタヨガなどの運動量が多く連続してポーズを取り続ける「陽ヨガ」に対して、ゆったりした動きと呼吸に重点を置いたスタイルが、陰ヨガです。
座位または寝位のポーズが多く、主に関節周りを意識して、じっくりと腰・背中・骨盤周り等の結合組織の緊張をほぐしていきます。
ゆるやかなポーズを長時間保つことで、身体の柔軟性を高めたり、精神に大きなリラックス効果をもたらすと考えらているため、心身ともに癒されたい方におすすめです。

【陰ヨガの特徴】
・ひとつのポーズを3分から5分間かけてゆっくりとホールドする
・下半身痩せ効果の期待ができる(リンパ液の流れを改善)
・腰・背中・骨盤周りの柔軟性アップ

⑨ リストラティブヨガ(Restorative Yoga)

リストラティブヨガは、アイアンガーヨガをルーツに派生したヨガスタイルです。
ポーズの完成形の習得を重要視し、無理せず楽にポーズが取れるように、たくさんのプロップスを利用して行うリラックスヨガです。
そのため、ヨガ初心者の方やリハビリ中の方など、年齢や身体能力に関係なく楽しむことができます。
リストラティブヨガでは、副交感神経を優位な状態に導くことで、ゆったりとした質の高いリラックス状態を体感することができます。
仕事を含め日常生活でストレスを多く抱えていると言われる現代人の身体を休息させる効果が期待できるため、忙しい方にはとてもおすすめです。

【リストラティブヨガの特徴】
・脳の働きを鎮め、精神を深く安定させることで、完全なリラクゼーション状態を味わえる
・ポーズのホールドが長い
・ストレス緩和や女性特有の不調改善が期待できる

まとめ

選び方のコツはそれぞれの種類の違いを理解して気になったヨガをお試ししてみたりYOUTUBEを見てみるなど様々なスタイルのヨガに触れてみて、自分に合ったヨガスタイルを見つけ、ぜひ充実したヨガライフを送ってくださいね。

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