なんでもない日の日記。
下の娘を保育園に送り届けたあと、上の子とマクドナルドで作戦会議を立てた。
できたてのわらび餅パイを器用に食べる上の子に感心した。一口いただいて、私は口内を火傷した。大人のくせに格好悪い
今日は小学校入学前独り占めDAY。上の子とデートの日である。
こじんまりとしたアミューズメント施設に行くことになり、電車に乗る。最近はトコジラミのニュースが話題で、電車の座席ひとつにも気を使う。
アミューズメント施設にはオープン1時間前に到着した。「1番を取られたくない」という謎のこだわりにより、入り口すぐ前で1時間待機することになった。マジカルバナナをしたり抱っこをしたり。
大きくなったなあと感じる1時間、わるくない。
開店後、娘にただついていく。
はじめて訪れた日には足すら届かなかった自転車を、私なしですいすいと乗りこなす。
大きなブロックでは、私の助けなしで自分くらいの背丈のある家を作っていた。
卓球だって上手だし、泣いて入れなかったマジックハウスなんて、「ママお外で待ってて!」とひとりで入ってあっという間に出てきてしまう。
1日遊んでも足りなかった施設はもう娘には手狭で、自分から「もういいかな」と言った。
そのあとはガストでごはんを食べ、帰路で人生初タピオカに目を輝かせ、プリクラを撮ってあまりの変わりっぷりに「普通のお顔の方がかわいいね」なんて言い合って笑った。
妹へのお土産もしっかり買って、まだ少し時間があるからと2人でカラオケにもいって、怪獣の花唄を歌う娘の横顔はもう、どこからどう見てもお姉さんでしかなかった。
最近なんでもひとりでできるなと思っていたけど、いざ二人きりの時間を待ってみると、どれだけお姉さんになったのかが身に沁みる。
もうあかちゃんの娘はどこにもいなくて、会いに行くことも抱っこすることもできない。
そんな、至極当たり前な事実に胸がぎゅっとなって、黙って娘をなでくりまわした。
?を浮かべながらもなんだか嬉しそうな娘の顔も、いつか見られなくなる日が来るんだろう。
愛おしい時間はあっという間だ