パラレル解釈・はんこ編 2022/11/10
日記
・silent〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
・もう私に言えることなど何もないよ……。あ〜〜〜〜〜〜となるセリフやアクションの作り方がうますぎる。電話とかハンドバッグとか図書館とか、よく思いつくな……。
・フジテレビの恋愛ドラマで泣くような俺じゃなかったのに……。
・アニメディア……。バケっち……。15人全員にショートストーリーが渡ったという事実……すごすぎ……。
・昨日から波紋を呼んでいるこのニュース、一通り読んで国語の問題のEXステージじゃん……と呟いてしまった。
・いろいろ問題発言は含まれているけど、中でも特に話題になっているのは「朝、死刑のはんこを押して、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職だ」という発言。これ、解釈がムズすぎる……。
・世間でのこの発言の受け止め方はだいたい以下のような2通りに分かれていて、焦点は「死刑のはんこ」の認識だ。
A「法務大臣という仕事を地味な役職だと認識していて、かつ死刑のはんこを押すこともその『地味な役職』の中に入っている」
B「法務大臣という仕事を地味な役職だと認識しているが、その『地味な役職』の範疇に死刑のはんこを押すことは入っておらず、むしろ特別な意味を持つという認識でいる」
・これは、Aの解釈、Bの解釈、どちらも間違いとは言えないと思う。
・そもそもの発言は会合での挨拶なので一見してわかりやすい形にはなっていない。「法務大臣は地味な役職です。お昼のトップニュースになるのは死刑のはんこを押すときくらいです。」という風に文を整理してみても、「昼のトップニュースになる」=「話題になる」ことはあくまでも客観的反応のことでしかないので、実は大臣自身の主観的な地味/特別の価値観はここに現れていない。「お昼のトップニュースになる」ことを「特別な仕事だから取り上げられるのだ」と捉えているのか、「地味な仕事の中でもまだ目立つ方の仕事だから取り上げられるのだ」と捉えているのかわからないと、「地味な役職」が指すものに「死刑のはんこを押すこと」が入っているのか否かを計り知ることは困難だ。
・まず「法務大臣は地味な仕事」という認識を前提に置き、その上で「昼のニュースのトップ」への価値観と「死刑のはんこ」への価値観を順に説明されないと、発言の意図はわからない。そういう説明の仕方にならない限りはA、Bどちらの解釈も正解だし間違いだ。
・こういう事柄を取り上げて、すぐに「読解力の問題だ」とするのは良い態度でないと思う。言葉や文章には、読解しても意図を読み取れないものだって多い。読解はいつでも完璧に機能するわけではない。別の解釈が生まれているのは「読解力のない人がいるから」ではなく、「多くの解釈を生み得る文章だから」かもしれない。なんでもかんでも読解力の問題で済ませてしまっては、異なる解釈と自分の解釈を比較して、どこでそのズレが生まれたのかを検討する、という真に行うべきことができなってしまう。
・まぁ、私は読解力も文章表現力もないから言えた口ではないのだけど……。
・とにかく大事なのはやさしい気持ちやね……。