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7.花の歌5首

(Ver.2)
口語から文語への移行をもくろみつつも、なかなか実行できていませんが、素人ながら、植物の歌には文語の方が合うような気がします。
下記は2019年1月、7回目の投稿から5首。実家に通いながら花の手入れをしている時のことが中心です。(花の名と写真とは無関係です・・・・・・・)

・鮮やかに花咲か爺がはぐくんだ庭をわたしは枯らす名人
(掲載外)

・フリージア・スイートピーを手土産に実家の春の香を懐かしむ
・花立てに一輪残し捨てる朝ひとりでも咲く緑の小菊

・十年は伸びるはずだったローズマリーただひと夏でからからになる
・淡々と花のむくろを抜く横で子は生き残る根に土を足す

・水鳥の子の群れに似る流行のハーブの名前訊くあてもなし

これです。↓(画像はぱくたそ様より)

※大丈夫?ではなく摘んだ花の名を父に聞くのが見舞いの言葉
(2018年6月号)

〈塔 第66巻第1号(2019,1) 若葉集より 若月カコ〉ありがとうございました。

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