1章-2 夢と目標の違いって何だと思う?
夢・・・魂が喜ぶもの
目標・・・目に見える標的(マト)
目標について
目標は現実世界の通過点。文字や数字、イラストで設定する「達成目標」のことです。ここは誰が見てもわかるような「具体的なもの」を指します。
目標達成のメカニズムが、心理学的にあきらかになってきていますが、そのうちの1つに「距離がわかると行動しやすい」があります。
まず、達成したい目標を具体的に書きます。
続いて、自分の現状を具体的に書きます。
すると、目標までの距離が明確になります。距離がありすぎて、道のりがわからなければ、ミニマムステップをまずはやるだけですし、場合によっては「戦略を立てれば達成できそう!」と火がついて行動計画を思いつく人もいます。
ちなみに、現状を具体的に書くのは、キツイですよ。自分は全く手が及ばない下にいるのに、上を目指せるんだろうか?と思いますから。
例えば、
目標「副業で月20万円を稼ぎたい」
現状「認定講座を受けて資格を持っているだけ。ブログは週1記事更新で、アクセス数50」
これを書いたとき、「ああ、これが私の現状か…」と萎えてしまうようなら、まだ夢を叶えるタイミングではないということ。
「うー、切ない!何この現実!でも、やるぞ!」と火がつく場合には、準備が出来ているので動くタイミングです。何をどう努力したらいいのか、「まずはこれをしよう」と閃き行動の1歩を始めます
夢について
夢は自分の奥底が求めるようなものです。魂が喜ぶもの、魂が求めているようなものだとも言えます。内側から突き動かされるように「こんな風なことをしていきたい」という方向です。
「夢は育てる」という感覚です。「目標を育てる」という言葉はありませんね。目標がマト(粒)だとすると、夢はバイブレーション(波動や想い)のようなものです。
私は昔から、「人に教えたい」という気持ちが強く、勉強できないタイプでしたが、自分ができる事はいつも積極的に教えてきました。短大時代では、なぜか日本舞踊がクラスで一番得意だったので、振り付けを覚えられないクラスメイトに教えたり、中途採用で入った会社では、新入社員に指導するのはいつも私でした。自分が「人一倍出来ない・わからない」タイプだったので、わからない人の気持ちがすぐわかるから、「誰よりも教え上手で、誰よりも成長させるのが早い先輩」という立ち位置にすぐになったんです。
なので心の方向性はいつも「教えてあげたい、できるようにしてあげたい」というものがあり、これは私の魂の求める方向性です。
その方向性を育ててきたから、社員教育から女性向けの心の教育、そして今は、「直感を感じる人間性への教育」へとシフトしていきました。魂の求める方向性は、自分ががんばって努力し世に出してきた数だけ、どんどん形を変えて夢が育っていきます。
まとめ
夢は自分の心が求める方向性。目標は現実世界でその通過点として目指す標的(マト)。
■第一章の動画説明はこちら