ライター8年目の自己紹介
Webをメインに活動しているKAKO MIRAIです。
noteで最初の自己紹介を兼ねて、自分が思ったライターの仕事についても触れてみようと思います。
子どもの頃の記憶
ライターを名乗るようになったきっかけは、自分探しを始めた時でした。
本を読むことが大好きだった幼少の頃、どんな本でも音読してしまうらしく、TVを見ていた家族にうっとうしがられていました。
そんな子供時代に読んだ絵本の表紙や挿絵まで忘れられずにいます。
小学生になると『少年少女日本文学全集』という講談社から販売されていた24巻の本に夢中になり、ここだけの話、最初の5行程度を読んで読書感想文を仕上げていたこともありました。
中学時代は哲学書にハマり、訳も分からずマルクスやカントを読みあさり、
高校時代は難しい本に飽きて、銀色夏生や片岡義男にどっぷりとつかりながら長期休暇を過ごしていたことを思い出します。
大学時代には法学部だったこともあり、『死刑囚の記録」など犯罪に関する本に触れて過ごすという、世間的には少し変わった一面を持っていたようです。
ライターの出発点
好きだった本を読むという時間が、大人になるにつれてなくなってしまい、仕事に忙殺される日々。そして自分を見つめ直す時間を得て、ふと文字に触れてみたいと考えるようになりました。
何の知識もない中、仕事には結びつかないだろうと始めたクラウドソーシングから、少しづつ仕事をいただけるようになります。しかしそこからの時間が長った。自分から動いてみたものの、記名記事もなく採用募集に応募してもなかなか仕事には結びつかないもどかしい日々を過ごすことになります。
というのも、好きなことを書きたいと考えていたので、難しかったのかもしれません。好きなものは車、趣味のゴルフ、そして法律の知見。あまり募集が多くない分野だし、かといって法律家でもないため、そこまでは詳しくない。
自信なんて1ミリも無かった。それでもあきらめずに採用募集に応募を続け、何とか自動車情報サイトの仕事やライフスタイルの仕事をいただくことができました。あの時は本当に嬉しくて、書くことが楽しかったことを思い出します。
挫折
当たり前なのかもしれないけど、ライターとしてのスキルも無かったため、赤入れは多く、修正は多かったと思います。何度書いても、認めてもらえず「もっとクオリティを上げて欲しい」という言葉に、胸が痛かったこともあります。
もうやめようかな…と何度も思いました。なんで辞めなかったのか自分でもわかりません。面と向かって浴びせられるわけではないけれど、文章でも十分に突き刺さる言葉があることをこの時初めて知った気がします。だから何度も何度もやめようと思っていました。
精神的に強くなった?
何度も浴びせられた言葉に傷ついたこともありましたが、そのうちにメンタルが鋼のようになっていったような気がします。今ではあの時の編集者さんたちに感謝しているほど。今の自分を作ってくれた基礎はそこに確かに存在していると思えるからです。
それからは記名記事も増えて、実績ができてきた今はクライアント様と取引できるようになりました。現在もWebを中心に記事を書いていますが、インタビューや取材の経験も積ませていただいています。
ライターという仕事
未だにライターと名乗ることにどこか自信がありません。Webの世界で1つの記事は、あっという間に消え去ってしまうものでもあるからです。でもそんな消え去ってしまう記事の中にも、誰かの心に何か残るものを届けることができるこの仕事に誇りを持っています。
昔から読んでいた本のように、残るものではないけれど、今を切り取った言葉を伝える。やっぱりライターという仕事が好きだと思っています。
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