『螢草』 葉室麟 双葉文庫 (2021/12/6~1/12)葉室麟の小説は、直木賞受賞作『蜩ノ記』を単身赴任中(2010年頃)に読んだのが最初だった。その後『銀漢の賦』『川あか…
Kakkon
2022年1月14日 16:02
『螢草』 葉室麟 双葉文庫 (2021/12/6~1/12)葉室麟の小説は、直木賞受賞作『蜩ノ記』を単身赴任中(2010年頃)に読んだのが最初だった。その後『銀漢の賦』『川あかり』と読んだ記憶があるが、その後は、葉室作品からは久しく遠ざかっていた。先日、何気なく手に取った新潮文庫の『橘花抄』は、涙が出るほど清々しい小説だった。文中、「花の美しさは生き抜こうとする健気さにあるのです」という言葉