国立劇場オープンシアター(ステージツアー)
2023年9月16日(土)、国立劇場(大劇場)のオープンシアターに行ってきました。今月、大劇場では歌舞伎『妹背山婦女庭訓』<第一部>が上演されています。公演が終わった後に劇場を開放する日があり、私も夕方から参加してきました。今回は珍しく写真が多いです。
■ロビー見学
オープンシアターのロビー見学は、過去にも経験があり、音声ガイドを聴きながら回りました。
写真は、いきなりですが、2階からです。次に1階の写真を載せました。
■ステージツアー
チケットの事前購入が必要なのですが、ステージや花道に上がり、解説を受けることが出来るツアーです。これまでも何度かあったのですが、日程が合わなかったりして、参加出来ていませんでした。
閉場の前の最後の機会にようやく参加出来ました。記念に写真を残しておこうと思います。
①「廻り舞台」と「迫り」のふち
いきなり地味な写真となりましたが、「廻り舞台」と「迫り」のふちの写真です。廻り舞台に乗り、廻して頂きました。
②ステージから見た客席
ステージから見た客席です。「ステージから客席を見る方がよく見える」とは、よく言われることですが、一席一席が本当によく見える感じでした。
③「花道」と「スッポン」と、その先の「揚幕」
舞台から見た「花道」です。花道の両サイドにライトが設置されているのは国立劇場だけと説明がありました。次の写真は「スッポン」です。忍者や妖術使い、幽霊や妖怪、動物の精霊等の登場や退場で使用されます。また、このスッポンのある場所を「七三」といい、俳優はお客さまに印象づける演技を見せます。(一部、配布パンフレットから引用。)
④上手の「床」と「揚幕」
「床」は、義太夫節という語り物の三味線音楽を演奏する場所です(配布パンフレットから引用)。裏からも写真を撮りました。梯子で登ります。
3つ目の写真は、舞台の上手にかかる「揚幕」です。国立劇場の紋章が描かれています。
⑤下手の「黒御簾」
下手の「黒御簾」内部の写真です。「黒御簾」は、「長唄」という三味線音楽、鼓や太鼓などの楽器による音楽、効果音が演奏される場所です。(配布パンフレットより、一部引用。)
⑥「定式幕」と「効果音」など
舞台上で、「定式幕」を引く姿を見せて頂きました。
また、「鶯の鳴き声」や「雨の音」「蛙の鳴き声」「鶏の鳴き声」など、効果音の演出を見せて頂きました。蛙の鳴き声は、貝殻をこすり合わせるのですね。(効果音の写真は、周りの方々が写っていたので省略します。)
⑦舞台上の色々
舞台上には、現在公演中の『妹背山婦女庭訓』のセットを中心に置かれていました。特に、「吉野川の場」のセットが目を引きました。
そして、帰りは今月の「妹背山婦女庭訓」で設置されている仮花道を通って帰りました。
■最後に
国立劇場も10月末で閉場となります。いよいよ残り1ヶ月ほどとなりました。今回は記念にと写真を撮りまくり、アップしてみました。
この1年足繁く通った思い出の劇場です。
本日は以上です。