弥生美術館・村上もとか展
9月23日(金・祝)、東京都文京区の弥生美術館に、『村上もとか展』を観に行きました。村上もとか(1951年~、男性漫画家)さんのデビュー50周年の展示会です。
村上先生の代表作に、『六三四の剣』『龍-RON-』『JIN-仁-』などがあります。私が知らなかった『赤いペガサス』などの作品も飾られていました。
ヒロインも素敵ですね。轟嵐子、夏木佳代、田鶴てい、小鈴、橘咲、野風など。
また、村上先生が描く絵は壮大で、好きな芸術家に、葛飾北斎、ミケランジェロ、佐伯祐三をあげているのも、納得です。
原作漫画をまた読んでみたくなりました。
後半は、隣接する竹久夢二美術館で、竹久夢二や高畠華宵の作品を観て帰りました。
両者とも、浮世絵の影響を残しているそうです。夢二は、首を傾げたり、背中を見せる女性の絵で、憂いや悲しみ、表現しているようです。一方、華宵は、現実世界以外の異世界を含め、理想の女性を描いたとありました。
(この段は、展示会の説明書を思い出しながら書きましたが、うろ覚えですみません。)
華宵の屏風「移りゆく姿」は、本当にきれいでした。
弥生美術館は、1984年に、弁護士の鹿野琢見によって創設されました。竹久夢二の絵が好きで集めていたそうです。華宵とは交流があったそうです。こうした民間の方が集められたコレクションは、本当に貴重だと思います。(現在の館長は、鹿野琢見の娘さんの服部聖子さんということです。)
初めて来た美術館でしたが、漫画家や文筆家、イラストの展示も多いようで、また訪れたいと思います。
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