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【美術館】しりとり日本美術(出光美術館)
2023年8月5日(土)、日比谷の出光美術館に展示を観に行きました。日本の美・鑑賞入門『しりとり日本美術』です。以下、メモを残します。
■はじめに
私は美術館や博物館に行くとき、概ね一人です。マイペースに1人で見ることが出来て良かったと思ったりもします。
しかし、今回の展示は「家族や友だちの誰かと来たかった!」と後から振り返りました。展示の開始日だったこともあり、家族連れの方々はさほどいませんでした。周囲を意識したというより、展示のテーマや展示品に依るものと思います。テーマについては、次に述べます。
■今回のテーマ
①日本美術の鑑賞入門
②イメージのしりとり
おそらく、①の観点からは、初心者が入りやすい展示で自分の親や親戚の子どもに見せてあげたかったなぁ、と思い、②の観点からは、誰かと会話をしながら鑑賞したかったなぁ、と思ったのだと思います。
細かい分析ですみません。でも、それぐらい面白い切り口の展示だったと思います。
■展示構成(メモと感想)
(1)第1章 ふたつでひとつ
酒井抱一『風神雷神図屏風』からはじまるしりとりでした。
ふたつでひとつのセットとなる屏風や掛軸等が展示されていました。二曲一双など屏風の数え方なども分かりました。
最近、noteで、ポストモダンや脱構築などの言葉を意識する一方で、ふたつでひとつの美しさを感じる展示でした。
(2)第2章 いろいろな水のかたち
狩野常信『波濤水禽図屏風』からはじまるしりとりでした。
「海」や「川」など、水に関連するキーワードで繋がっていて、涼しさを感じさせる展示でした。
(3)第3章 たくさんの図柄
勝川春章『美人鑑賞図』からはじまるしりとりでした。
「松竹梅」や「鶴亀」「蝶」など、めでたい図柄がたくさん展示されていて、誰かへプレゼントする際に意識すると良いかも、と思いました。
■最後に
まだまだ暑い日が続いていますが、涼しさや、めでたさを感じることが出来た展示でした。夏のめでたさというのも良いものですね。
今年の夏、オススメの展示です。
本日は以上です。
追記:
出光美術館のリンクを貼ります。
今回の展示のページは「最新の展示」をご覧下さい。