国民民主党は「メディア」を変えるか
選挙後、躍進した国民民主党は、日本のゲームチェンジャーになるかも、という声があった。
私も、国民民主に希望をもって、一票を投じた人間だけど、すぐにゲームチェンジャーにはならないんじゃないの、と思っていた。
でも、話題になっている、11月1日の榛葉幹事長記者会見の動画を見ていると、ゲームチェンジするかも、と思えてきた。
「なぜ国民民主党は、野田さんを首班指名して、政権交代に協力しないのか」
と絡んでくるフリー記者に対し、榛葉幹事長が反論し、他の記者との「場外乱闘」が始まる、という流れだけどーー。
国民・榛葉氏会見が荒れる 持論唱え続けるフリーにベテラン記者が苦言、会見で言い合いに(産経 2024/11/1)
この動画をあまりバズらせると、逆にこのフリー記者を調子に乗らせるかもしれないから、よくないけどね。
でも、このフリー記者は、既成メディアの「本心」を代弁してると思う。
この記者は60代後半らしいけど、その世代から上のマスコミ幹部はだいたいそう思っている。
とくに、朝日・毎日・東京・共同あたりの左派メディアは。
というのも、私もマスコミのなかで、こういうバカ左翼に囲まれて仕事していたから。
こんなのばっかりだったよ。それを思い出すのね。
上司にもいて、役員にもいて・・そういうのが、青木理みたいな(かつての)若手バカ左翼をひいきして、バカ左翼記事をたくさん書かせていた。
それに抵抗する私なんかは、責められ、イビられ、お前だけは出世させないと脅され、ひどい目にあったからね。
いまでも、思い出すと、涙がにじむ・・
という愚痴はともかく、彼ら現場左翼の思いを代弁してきたのが、佐高信とか、前川喜平とか、辻元清美を立憲民主党の代表にしろとか言っていた田原総一朗とか、メディアで重宝される左翼ジジイだ。
彼らは一般的人気はないのだが、マスコミでゴリ推しされ、批判されない。マスコミ上層部の「言いたいこと」を、うまく代弁してくれるからだ。
前川喜平「辻元清美さん、蓮舫さん、田村智子さん、福島みずほさん、大石あきこさんあたりが一緒になって内閣を作ったら、どんな日本になるか。想像するだけで楽しい」
なぜ、ここまでメディアの感覚がくるってしまったのか。
しかも、そんなくるったことをしながら、視聴率や部数をどんどん下げて、メディアはみずから経営を悪化させている。
それは、日本全体に対してもそうでしょう。彼らが日本の足を引っ張ってきた。
その責任を誰も取らない。
ただ、私が現役で、左翼とケンカしてた頃も、私の味方をしてくれる人がいなかったわけではない。
「いまのメディア、おかしいんじゃないの」
と思ってる人だっていた。みんなバカじゃないから。
でも、権力(人事権)を握っていたのは左翼だったわけ。
榛葉幹事長の記者会見の場にも、既成メディアの若い記者はいたでしょう。
彼らはどう感じたんでしょうね。
やっぱり、
「上の世代のやつ、おかしい」
と思ったんじゃないか、さすがに。
彼らは、国民民主党を支持した若い世代と重なっている。
今回の国民民主の躍進は、自然の世代交代で、ようやくそういう層が十分に大きくなってきたあかしでもある。
それが、メディアが内部から変わるきっかけになってほしい。
そういう形で、メディアが変わっていくことがあれば、国民民主党が、真のゲームチェンジャーになったということになる。
それが成功したら、前川喜平が上であげているような人たちを、まとめて過去の人として葬ることができる。日本の政治に希望が出てくる。
そのためには、まず国会で国民民主が政治的に成功し、次の参院選でも躍進し・・と、やはり、あと数手、必要だろうけど。
でも、国民民主党の躍進が、結果的にメディアの問題の所在を可視化した、というのは事実。
以下、私と同じ考えだろう、と思うポストを引用しておきます。
選挙本番以上に忙しい毎日で、新聞やテレビやSNSを見る余裕がなく、久々にX開いて、おおぉ…となってます。
・「国民民主党は野党政権を作ると選挙で言ってた」→ 言ってない。むしろ何年も、国家の基本政策が一致しない党と組んでも瓦解するのが見えていると言い続けている。
・「自民への批判票で伸びた党なのだから自民と協力することは裏切り」→ 我々は選挙で他党批判をしていない。むろん、反自民を訴えていない。政策のみを訴えてきた。従って、裏切った、と謗られるのであれば、それは政策を脇に置いた時。政策実現のために様々な交渉をするのは当たり前。
・「103万の壁引き上げは富裕層優遇」→ 累進課税なんだからそりゃ額だけ抜き出せばそうなるに決まっている。現所得に対しての比率で考えれば圧倒的に増えるのは所得の低い方。なぜみんなで一緒に貧しくなろうとするのか。左派の方達って弱者の味方のはずでは?みんなで一緒に上に行こう!
・「玉木代表が変容した」→笑っちゃうほど終始一貫!
感想、以上です。
国民民主党へのネガキャンすごいねえ。左派リベラル知識人文化人からリベラルメディア、野党とその支持者など、かつて反安倍反自民で固まっていた一群が、国民民主党に「第二自民党」のレッテルを貼ることで団結しつつあるように見える。榛葉さんが「出る杭は打たれる」であしらってたのが草ではある。
言論的に見ると、これまでは反安倍反自民を唱えていさえすればリベラル扱いされ、うまくすればお座敷がかかっていたわけだが、国民民主党の「政策>党派」というスタンスには党派性に基づく「反」的言説はヒットしない。それでも「反」に押し込めたがるのは、イージーモードが捨てがたいからだろう。
立憲がまともに政策を立案しなくなったのは揚げ足取りで騒ぐとマスコミが同調して世論を作り出してくれるからだ。双方の成功体験が政治を貧しくして、国民を貧しさに引き摺り込んでいる。
「野党」を一括りにして、全てが反政権で固まってるという時代は終わったんだ。
「政権支持か国家破壊か」の二択しか無かったところに第三選択肢が現れただけ。
政権交代は望まないが、与党には賛同しない人の受け皿がようやく出来た。
騙されたんじゃなくて、あんたらの頭が古いだけ。
国民民主のおかげで手取り増える事に否定的な連中が可視化されてるけど、政界から学界まで蔓延ってて重症やね
そりゃ日本は30年成長出来ませんわ
民意で、投票で、選挙で勝つ事でこいつら駆除出来る
日本が本当の民主主義を得るチャンスがやっと来た、遅過ぎた感はある
今回の国民民主の躍進は、政局にしか興味のないオールド政党とオールドメディアに有権者、それも主に若い世代がはっきりとNOを突きつけたとも見られるので、そらオールド政党の関係者やオールドメディアは面白くないだろうねえ
オールド左派系言論人が一斉に国民民主に対して「自公に手を貸すのか」と悲痛な声を挙げているが、ああいうイデオロギー対立にとらわれた古い世代の人達が右にも左にも沢山居るからこそ、現役世代がキャスティングボートを獲れたわけで、ニッコリ生温かく見守っておくのが吉ですな。
<参考>