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【日本保守党11】「保守内紛」本格化 飯山VS和田政宗、百田VS上念・KAZUYA

(タイトル画像はYouTube「飯山陽のいかりちゃんねる」より 敬称略)

*これまでの経緯は、下の参考動画を参照ください


12月1日は、有本香・日本保守党事務総長のHONDAにまつわる「虚言」、その「訂正・謝罪」というのが、メインのトピックになった。

これは、つまらない話なので、省きます。


しかし、そこから派生して、KAZUYAと上念司が、改めて百田尚樹(日本保守党代表)と有本を批判する一幕があった。

同じ百田批判派の保守論客、KAZUYAと上念は、12月1日にYouTubeで共演した。


12/1【緊急特番】上念司氏ゲスト!SNSで暴走する愛国者たち【前半】(KAZUYA CHANNEL GX)


それにたいして、百田は2日夜(3日未明)、以下のポストで応酬した。


若い方のヘアスタイルはそうでもないが、年寄りの方は、相当後ろから髪の毛を前に回してるなあ。 これ、外で風でも吹いたら、えらいことになるんちゃう。(3日0:56)


和田参院議員が飯山陽に訴訟か



池内恵VS飯山陽の戦争は膠着状態だが、飯山の12月1日のYouTube動画に、2日、参院議員の和田政宗(自民党)が抗議した。こちらのほうが事件だろう。

【トルコ激おこ!和田議員?】岸田政権「PKKはトロ組織ではない」?!


和田が問題にしたのは、動画の以下の部分だ。

「トルコ当局がトロ組織PKKに関連している人物として資産凍結した人間のなかに、在日クルド人が少なくとも3人いる。
そして、このうち少なくとも1人は、日本の与党自民党に所属する国会議員である和田政宗氏と何らかの関係があったということですよ。
このあたりはね、事実ってことです。」


それに対して、和田が抗議し、X上で飯山との応酬があった。


(和田)
確認しましたら、 YouTube制限は私が投稿内容を確認前のことでしたが、ご自身で確認を。 動画の内容も事実と違う言及があり、その拡散は看過できませんので、厳正に対応いたします。 ネットの誹謗中傷は、党の対策委員会の役員を務め、法制化に取り組んできたことからも厳正に対応し、範を示します。(2日19:45)


(飯山)
自民党の参議院議員である和田政宗氏は、不都合な発信をする飯山陽という一国民の口を封じ、言論の自由を奪う権力をお持ちだということですね。国会議員が公の場で一有権者を「訴えるぞ」と仄めかし脅迫するようなことが許される、それが自民党政権、岸田政権だということですね。よくわかりました。(2日20:00)


(和田)
昨日の動画、34分47秒「何らかの関係があった」を具体的にお示しください。(2日20:46)


(飯山)
私は「和田氏はワッカス・チョーラク氏と会ったことがある」という事実について述べただけです。あなたが、トルコ当局がPKKに資金供与しているとして資産凍結した人物と過去に面会し、にこやかに一緒に写真にうつっているということは、「何らかの関係があった」ことを意味する。それだけのことです。(2日20:58)


(和田)
動画の文脈からも飯山陽氏は完全な言い訳です。 クルド人も含め外国人問題削減に対処してきたので、様々な人物からヒアリングしてきました。 中国がテロリストと非難するウイグルの方々や、ロシアが制裁をする日本人からもヒアリングしました。 私も一国民としての範疇で、厳正に対応するまでです。 国際テロリストとは絶対に会いませんが、国によって自国の一方的な目的でテロリストで無い人物をテロリストと主張する国があります。
(2日21:15)


(飯山)
「事実と違う拡散」について回答していないのに回答していると言い、私を嘘つき呼ばわりしておいて卑怯だと言われたら法的措置をチラつかせて黙らせようとし、さらに自分は国会議員でありながら一国民としてなどと言って弱者ポジションを取ろうとする。これを卑怯と言わずして、何を卑怯と言おう。(2日21:41)


(飯山)
和田氏とワッカス・チョーラク氏に「何らかの関係がある」という発言は、事実と異なるどころか、事実そのものである。しかもあなたはワッカス氏はテロリストではないと信じているのだから、その事実について指摘することは名誉毀損でもなんでもないはずだ。あなたは自己矛盾している上に恥晒しだ。(2日22:19)


(和田)
これが「学者」とされる方の発言で、全く事実と違いますので、あとは粛々と厳正に対応するまでです。 「恥晒し」発言も含め、イーブンな場で対応します。(2日22:25)


和田にたいして、百田もこう反応している。


参議院議員の和田政宗さん、それって、もしかして「訴訟」をほのめかしていますか? だとしたら、かなり筋がよくないですよ。(3日3:20)


いっぽう、百田は2日、有馬哲夫・早大教授についての批判動画をYouTubeにアップした。


驚きライブ!「早大教授・有馬哲夫氏の仰天発言!『自虐思想に犯された日本人』というのは私のオリジナルだ!」


百田は、有本をかばってKAZUYA・上念を相手にし、飯山陽をかばって和田を相手にし、自身は有馬を相手にしている。少なくとも3方面で戦闘しているわけだ。

これは「保守のマルチ内紛」としか言いようがない。


百田に保守をまとめてほしい?


KAZUYAは、以下のようなポストもしている。

百田尚樹さんには広く保守派をまとめる象徴的な存在になる可能性があったし、なってもらいたかった。 そもそもがベストセラー作家で、映画化された作品は多くの人が知っている。 すでに小説家として歴史に名を刻んだと思うし、ベストセラー連発でお金も腐るほど持ってるだろう。 それなのになぜあんなに攻撃的なのか。 少なくとも現実世界の百田尚樹さんは「いい人」だと思う。 しかしネット、特にXではとんでもない攻撃性が出てしまう。 さらに2020米国大統領選挙が典型だが、次々と怪しい話に飛びついた上で訂正も何もしない。 本当に残念だし勿体無いと思う。 もう取り返しがつかない。
(2日18:53)


それに、百田はこう応じた。


君は私を誤解してる。 私は、自分を侮辱したり、悪意を向けてくる人には、現実社会でも攻撃的ですよ。 でも現実社会では、私に向かって悪意を剥き出しにしてくるような人は滅多にいない。君も含めてね。 取り返しがつかないと、君が思うのは勝手だが、それは別に君が心配することでもない。 あと、2020アメリか大統領選は、いくつかの州で大掛かりな不正があったと今も思ってる。君はなかったと信じているらしいが、議論する気はない。 私に失望してるなら、もう私に構うのはやめたらどう?
(2日20:19)


百田が「保守をまとめる」役にふさわしいかは、大いに疑問だろう。キャリアや見識からいって、ほかにもっとふさわしい人はいくらもいそうだ。

だが、「日本保守党」を立ち上げたところであり、百田の党が現実政治のなかに議席を占めたとしたら別だ。

ミニ新党では意味がない、と思うかもしれないが、1議席でも持っているかどうかで、マスコミや世間の対応はまったくちがう。

「内紛」は左翼の利益になるだけで、選挙まではまとまっておいた方が保守にとってトクなのに、と他人事ながら思うが、まあ無理なのだろう。



<12月4日追記>

飯山は3日14時47分、和田を再批判する動画をアップしている。


【おどし?侮辱?】自民党参議院議員・和田政宗氏の問題発言11選!



<続報>


<参考 これまでの経緯>


<日本保守党 参考>


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