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「A級戦犯ジャーナリスト・徳富蘇峰」という幻のYouTube動画

おかしい。

昨日、YouTubeで「A級戦犯ジャーナリスト・徳富蘇峰」という動画を見て、「あとで見る」に保存しておいたのだが、消えている。

たしか、上島嘉郎チャンネルだった、と思って探したが、どこにもない。

あれは、真夏の夜の夢だったのか。


動画はけっこう長いもので(20分以上あった)、徳富蘇峰という戦後はタブーになったジャーナリストがいた、マッカーサーは彼を「日本のゲッべルスだ」と言った、彼はアメリカの「不都合な真実」を知っていた、大東亜戦争の正当性を唱えたが、彼の供述はなぜか東京裁判で採用されなかった・・といったことが説明される。

で、最後は、その徳富蘇峰について、第一人者の杉原志啓氏がオンライン講義をおこなう、3万いくらの受講料だが、いま申し込むと安い、8月開講で、全額返金保証制度もある、といった通販番組みたいな内容になった。

杉原氏の見本の「講義ビデオ」も相当時間流れた。杉原氏は1951年生まれだからもう70代で、おじいちゃんにはなっていたが、元気そうだった。


私も、徳富蘇峰は再評価されるべきだ、という考えだから、興味を覚えたのだ。

しかし、こういう右翼的切り口だと、かえって再評価が遠のくのではないか、とも思った。

でも、杉原氏らが「徳富蘇峰ルネッサンス」を仕掛けて、藤原書店から『希代のジャーナリスト 徳富蘇峰』を出したのは2013年、10年前だ。



少しずつ再評価が進んでいるとはいえ、目覚ましく進んでいるとは言えない。杉原氏も焦っているのかな、とか思った。

杉原氏の講義が無料で聞けるなら歓迎だが、金を出すとなると引く。


そういうことを書こうと思ったのだが、動画自体が消えているので、書けなくなってしまった。

私の幻覚だったのか、動画自体に何か問題があったのか(まあ、いろいろ引っかかるところはあった)。なお、蘇峰はA級戦犯容疑者だったが、不起訴となっている。

ともかく「変なものを見た」という記憶だけは書き留めておく。


<参考>


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