海外イベント参加のススメ(Spiel編)

さて、何回かここで書いていますが、私は海外のボードゲームイベントに参加し始めて11年になります。いままで、いろいろな国のイベントに行きましたが、規模が様々なら参加者も様々で、大変感心しました。
まだ、海外イベントに参加したことがない方は、ぜひとも参加していただきたいと思います。ゲームマーケットとは、また違った雰囲気です。

今回は、海外イベントで最も規模の大きいSpiel(通称・エッセンシュピール)への参加について書いていきたいと思います。
まだ間に合いますよ!

●Spiel(シュピール)とは
まあ、ここを見てる方は多分知っていると思ますが、Spielは世界最大のボードゲームイベントのことで、通り名の通り、エッセンという都市で開かれます。「Essen」でGoogle Mapなどを検索すると分かりますが、ドイツの北西部にある都市で、非常に小さな町です。この町に、Messe Essenという展示場があり、そこで開かれます。詳しくは「エッセンシュピール」で検索してください(他力本願)。

●エッセンへの行き方
詳しいイベントの内容は後日書くとして、エッセンの行き方について解説します。もちろんドイツなので、飛行機で行きます。海外旅行に行ったことない方に詳しく書きますと、ネットでチケットを買うのが一番早いです。どのサイトでもいいですが、航空会社のサイトで予約するのが一番確実です。トラブルがあった時に、直接聞くことができます。

さて、エッセンには空港がないので、一番近いデュッセルドルフへの航空券を取ります。イベントにフル参加するとすると、10/23(水)~10/28(月)のチケットを取りましょう(イベントは10/24~10/27)。

デュッセルドルフはハブ空港なので、いろいろルートがありますが、初めての人は直行便をおすすめします。今なら約12万円です(8/30現在)。

注意点としては、帰りの成田空港の到着が29日(火)になることです。ドイツとは8時間の時差があるので、行きは時間が早まりますが、帰りは時間が遅くなります。

ANAは機内で日本語も通じ、機内コンテンツも日本語なので、初めての人でも安心です。海外旅行の本など買って、必要なものを揃えましょう。

●デュッセルドルフ~エッセン
デュッセルドルフ空港に着いたら、エッセンに移動します。空港からエッセン中央駅まで30kmくらい離れていて、快速電車で25分くらいです。Google Mapを活用しましょう(便利)。

●切符の買い方
ドイツの鉄道は改札がないため、電車の乗り方はすごく分かりにくいですが、慌てず切符を買いましょう。

「DB」と書いてある、赤い自販機を探しましょう(DB=ドイツ鉄道)。タッチパネルは英語表示もあるので、英語にすればなんとなく分かります。
切符は値段ではなく、ゾーン(距離)で買う仕組みになっていますので、Cゾーンの切符を買います。
切符を買ったら近くにある打刻機で時間を打刻します。これがないと乗車違反になるので気を付けましょう。
たまにしか検札がないのですが、見つかると5倍の料金を支払うことになるので、切符の購入&打刻は必ずしましょう。

●エッセン中央駅~ホテル
エッセン中央駅(Essen Hbfと書かれています)に着いたら、ホテルに向かいます。ホテルは駅周辺に取っておくと楽ですが、その分宿泊料が高いですので、バランスを見て決めましょう。

●ホテルの予約
さて、ホテルですが、もちろん予約しなければなりません。今回は、私がよく使うExpediaで説明します。世界中で有名かつ、海外からでも24時間日本語対応してくれるので、とても便利です。

料金を見ると、概ね17000円~25000円です。とても高いです。というのも、もともと大きくない町に何万人という外国人がやってくるので、ホテルの値段が年々高騰し、この値段になってしまいました。もちろん、探せばもっと安いホステルもありますが、海外では安全をお金で買うので、リスクを少なくするためには、多少値段が張るほうがいいでしょう。

ここで一つ解説を。日本と違い、海外のホテルは部屋単位の値段を払います。つまり、1人で泊っても2人で泊っても同じ値段です。ですので、2人で行くと、単純に半分になります。なお、シングル部屋というものはなく、ダブルとツインしかないので、予約するときに気を付けましょう。

とりあえず、今回はこの辺で。イベントの参加方法については、次回紹介します。


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あらいよしゆき
ボードゲームデザイナーです。2004年から活動しており、「ピラミッドピラミッド」「フライングチーズ」「ファンタジーディフェンス」などを制作しております。 現在は、韓国を中心に欧米でもゲーム制作の活動をしております。