折り畳みスマホ Galaxy Z Fold 5が良い
iPhoneとiPad miniをGalaxy Z Fold5にまとめてみました。Samsungの2023年モデルの折り畳みスマホで、閉じるとスマホ・開くとタブレットになります。
円高による影響も大きいですが、年々高くなる一方のスマホの中で特に高額な本モデルをなぜ選んだのか、約2週間ほど使ってみて実際の使い心地なんかを紹介したいと思います。
▶ iPhoneとiPad miniをGalaxy Z Fold 5にまとめました。(ブログ記事)
Galaxy Z Fold5にした理由
Galaxy Z Fold5に乗り換えた理由は主に2つ。
コンパクトな作業環境の構築
スマホとタブレットをまとめたかった
コンパクトな作業環境を構築したい
趣味でブログを書いているので、テキスト入力と写真編集が頻繁に行う作業です。それを今まではiPadだったりPCで行っていたのですが、もっとコンパクトな作業環境を作りたくGalazy Z Fold5を選んだ理由の1つ。
Galaxy(Z、S、Tabシリーズ)では”DeX”という機能が搭載されています。DeXはアプリをウィンドウ表示にして、PCライクなデスクトップ環境が使える機能になります。
DeXは外部モニターに接続して使うのですが(タブレットシリーズは単体動作可能)、ARグラスのXREAL Airなども外部モニターとして認識されるので、モバイルモニターよりもコンパクトに大きな画面で作業ができてしまいます。
スマホとタブレットをまとめたい
ただコンパクトな作業環境を構築したいだけなら、DeXが使えるGalaxy Sシリーズでもいいのですが、もう1つGalaxy Z Fold5にした理由が”スマホとタブレットをまとめたかった”から。
今まで使っていたのがiPhone 14 ProとiPad mini(第6世代)。Galaxy Z Fold5は閉じるとスマホ(6.2インチ)、開けばタブレット(7.6インチ)になるので、使い勝手を考えると同等ぐらいのサイズ感になります。
また、iPhone 14 Proは重量206g、iPad mini(第6世代)は293g。対してGalaxy Z Fold5は253gで、iPhoneとiPad miniを合わせた重量よりも246g軽い。
iPad miniがミニといえどそれなりに面積があるので、持ち歩くにはバッグは必須です。ちょっとしたお出かけでタブレットを使わないだろうなと持って行かないで、結局は「持って来ればよかった」ってこともあるので、持って行くか悩む時があるんですよね。
Galaxy Z Fold5ならポケットに入りはするので、タブレットとして使わずとも使えるという安心感があるかなと。
Pixel Foldにしなかった理由
徐々にフォルダブルスマホが浸透してきて、今ではAndroidの大元のGoogleからもPixel Foldが発売されています。Pixel Foldもいいなぁと検討しましたが、選ばなかった理由は以下の通り。
DP Altモードに非対応
ペンが使えない
Pixelのソフトウェア(素のAndroid)が使いにくい
DP AltモードはARグラスをつかうには必須なため、非対応はちょっと辛い。
タブレットほどの画面サイズになるので、やっぱりメモ帳がわりに使いたくなるし、操作の際のポインティングデバイスとしてもペンは使いたいところ。
また、以前別のPixelを使っていて感じていたのが素のAndroidは結構簡素的と。
Galaxy Z Fold5の使い勝手
実際にGalaxy Z Fold5を使ってみて感じたところを紹介しようと思います。
良いポイント
スマホとタブレットがまとまる
閉じても快適
スタンド要らず
Galaxyのソフトウェアが使いやすい
防水・フェリカ
気になるポイント
メインディスプレイに好きなフィルムを貼れない
スマホとしては厚くて重い
カバーディスプレイでペンが使えない
クリエイティブアプリの選択肢が少ない
没入感あるメインディスプレイ
メインディスプレイは7.6インチの大画面。私は身長166cmの小柄な男性で手の大きさも小さめですが、片手で難なく掴んで持てるぐらいのサイズ感。
ディスプレイは有機ELでパキッとした発色、ベゼル(縁)が細くディスプレイを持っているような感覚なので、写真や映像が鮮やかに表現されていて、かつ没入感がありコンテンツ消費が捗ります。
また、フォルダブルスマホの課題点である”折り目”ですが、これは本当に画面を見る分にはほとんど気になりません。黒い表示(暗がりのシーンの映像など)であったり、角度をつけて斜めから覗くとうっすら見えますが、ほとんどの場面では意識しないとわからない程度。けど触ると折り目があると感じとれるので違和感を拭いきれない人もいるかも。
閉じると片手で使いやすい
閉じると6.2インチのスマホに早変わり。幅が67.1mmとコンパクトスマホぐらいなので思いの外握りやすい。
閉じて面が重なる分厚みが13.4mmとかなり厚くなりますが、端まで指が届くので操作しやすいんですよね。
けど片手で握りやすい分、重さを感じやすくて、持ち上げて使っていると疲れてきます。
ペンが使える
ペンが使えるのは何かと便利です。メモを手書きできたり、画像やPDFに直接書き込んだり、指の代わりに操作するポインティングデバイスとしても使えたり。
Galaxyで使えるペンは、ワコムとの共同開発によるものなので書き心地は折り紙付き。Galaxy Z Fold5は最大120Hzのリフレッシュートなので、線の遅延は感じられません。紙と鉛筆を使っているように非常になめらかな感覚です。また、充電は必要なく使いたいときに使えないことがないのも嬉しいポイント。
XREAL Airとの組み合わせが良い
ARグラスのXREAL Airとの組み合わせは本当に最高でした。Galaxy Z Fold5とケーブルを繋ぐだけで最大330インチの映像が目の前に現れます。これだけで大画面で動画を楽しめるのは非常に捗りますね。
これにプラス、キーボードとマウスを接続すれば、前述していたGalaxyのDeX機能で、メディアプレイヤーから作業環境へと早変わり。DeX時Galaxy本体はタッチパッドとして使えるので、突き詰めるとキーボードだけでもいいですね。
XREAL AirでDeXを表示すると感覚的には27インチのモニターほどの大きさです。その中で複数のアプリをウィンドウで開けるので、PCのような感覚で作業ができます。例えばファイラーからWebアプリにドラッグアンドドロップみたいなことはできないのですが、裏でYouTube再生しながらブラウザで調べものしつつメモアプリへ書き込むとか、テキストワーク的な作業なら十分実用的。
iPadの代わりになる?
iPadで使っているアプリによっては、Androidに対応していないこともあったり、大画面への対応が不十分だったりすることがあり使いづらく感じます。
ブラウジング
写真編集
ペンで注釈
お絵描き
マルチウィンドウ(マルチタスク)
外部キーボード・マウス操作
上記のようなことは問題なくできます。搭載されているOSが違うので、操作体系も変わり慣れが必要になりますが、基本的にできることはそう変わらないので、タブレットとしてiPadの代わりに、PCライクにも十分に代わりになると思います。
Galaxy Z Fold5でiPadの代用できないこと
iPadでは画像編集・動画編集・イラストなど、それぞれで競合が多くかつどれもクオリティが高いアプリが揃っています。iPadのノートアプリ”Good Notes”や動画編集アプリ”Luma Fusion”など、徐々にAndroidでも使えるようになっていますが、全体的にクリエイティブ系のアプリの選択肢が少ない印象。
さらに、いまだに使えないのはAdobeのIllustratorやPhotoshopといった本格的な画像編集アプリ。iPadでIllustratorやPhotoshopを使っていた方は、Galaxy Z Fold5ではできないので注意したいポイントです。
まとめ
個人的にはスマホというより、タブレットが折り畳めてコンパクトに持ち運べるようになったと考えていて、結果的に買ってよかったなと思っています。
決して万人にはオススメはできないけれど、スマホとタブレットをまとめられる、さらにARグラスとの併用で使い勝手も広がるので、その点に魅力的に思える人はいいのではないでしょうか。
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