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パーマ失敗後のコメントがストレート過ぎて泣けた
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以前パーマをかけて大失敗をした。
おまけにロングから、ショートの結構なイメージチェンジであった。
美容師さんの「終わりましたよ」の声かけで、外していたメガネをかけて鏡に映る自分の姿を見た。
そこには、イメージしていたおしゃれパーマとは程遠い、おばちゃんパーマをよくかけていた祖母に面影が似た自分がいた。
やっぱり私は祖母と似ているな、と感心している状況ではなかった。
「あぁ、やってしまった…」と心の中で呟いた。
心の中で呟いたところで、鏡にうつる祖母は消えなかった。
ニコニコして満足そうにしている目の前の美容師さんは悪くない。
問題は、自分の伝達不足だったのだ。
私のボキャブラリー不足のおかげで、結果祖母風パーマになってしまった。
反省しても、もう時既に遅し。
シルエットは、大仏風。
もう一度、自分に言い聞かせた。
「美容師さんは、悪くない」
そう思いながら、
美容師さんには「あぁ、いい感じです。」
と裏腹な言葉を伝えている自分がいた。
いい感じどころか、大失敗であった。
ちょっと自分の事が嫌になった。
そして、明日の職場の事が脳裏に浮かんだ。
ロングからショートからの、大仏風パーマ。
きっと、職場の人は当然気付かれるはず。
まさかヘルメットを被ったまま仕事するわけにもいかない。
翌日の出勤で気付いた職場の人に対して
「はい、ちょっと失敗しちゃいまして...」と返答するイメージトレーニングを夜に何度か行い、
翌日の出勤に備えてしっかり寝た。
出勤当日、最初に職場のAさんに会った。
やはり、彼は私の頭をガン見している。
早速、昨日のイメトレが役立つ時。
イメトレしていたフレーズを言おうとすると彼の口から、
「何や、パーマ失敗したんか」と。
ショック!Aさんめ!
せめて失敗したかどうかは、
こちらに決めさせていただきたかった。
しかし、あまりにも大正解なので
何も言えず大仏頭をポリポリ掻いては、
「まぁ」と言うしかなかった。
ストレートなコメントは、切なくもあり清々しかった。
そして、全ては自分のボキャブラリーの問題だったのだと。
もっと表現力を磨かなければ。