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人は、"人間味"に惹かれるもの

本日も昨日に続き、ストーリーマーケティングについて。

マーケティングの世界に「エンゲージメント」という言葉がありますが、これは人や、企業、商品、サービス、ブランドなどに対してお客さんがどれだけ愛着を持っているかの状態を測るものです。

このエンゲージメントが強ければ強いほど、商品やサービスを新たに買ってくれる、または継続的に買ってくれることになります。

例えば、ミュージシャンや俳優のファンの方に多かったりしますが、彼ら、彼女らが何かしら軽度の不祥事を起こしても、その関係性が崩れることがほぼない関係。これこそが本当にエンゲージメントが高い関係だと言えるでしょう。

誰しもがじぶんのことを世間に公開して、いろいろな批判にさらされ、平常でいられるハートを持っているとも思わないですが、なんらかの関係性を望むために、じぶんを公開することを選ばれた人は、ぜひうまくいっている面だけでなく、うまくいっていなかった面、プラスそこからの復活も見せることを意識してストーリーを演出してみるといいでしょう。

個人なら、過去の恋愛話、先生や上司に怒られた話、イキがっていた時代の香ばしい話、組織なら、業績が悪かった商品やサービスの話、返品が相次いだ話、開発時のもめ事などなど、いろんなお話が人の心をつかみます。

これらは総じて人間味があるから、面白いのです。そう考えると、いろんな演出よりも、等身大の人間がいちばんのコンテンツなのかもしません。

過去にあったうまくいかなかったこと、失敗した話など、そこからの教訓や、復活、修復の仕方などとセットで弱さを共有することで、魅力的なストーリーとして人の心に響きます。

そう、重要なのは人間味。

これはマーケティングの世界だけではなく、現実の社会においてもきっとそう。

人間味のある人が、可愛いやつ、と人気を集めていませんか?

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