その28 正しく美しい文字を書くための筆順6「接している横画と左払い、左払いが先」「接している横画と左払い、横画が先」
筆順は文字を美しく整えて書けるように考えられています。
そして、筆順には、きまりがあります。
筆順のきまりを知り、美しい整った文字を目指しましょう。
正しく美しい文字を書くための筆順シリーズ6回目です。
(正しく美しい文字を書くための筆順1、2、3、4、5はこちら)
今回の筆順のきまりは「接している横画と左払い、左払いが先」「接している横画と左払い、横画が先」です。
今回は払いに注目した筆順のきまりです。
「接している横画と左払い、左払いが先」
横画の始筆(書き始め)と左払いの始筆(書き始め)が接しており、横画を突き抜ける画がある場合は左払いを先に書きます。
「皮」「成」「感」
「接している横画と左払い、横画が先」
横画の始筆(書き始め)と左払いの始筆(書き始め)が接しており、横画を突き抜ける画がない場合は横画を先に書きます。
「原」「庭」「産」
かきかた科学「note」記事 「その14 正しく美しい文字を書くための画の接し方」でお話ししましたが、先に書いた画の始筆を出して書きます。
上の画像の紫の矢印の部分です。
そういった意味からも、お手本を見たときに、始筆部分を見ると先に書いた画がわかります。「皮」は払いの始筆が出ています。「原」は横画の始筆が出ています。
活字は、そうなっていませんので注意してください。
今回で、正しく美しい文字を書くための筆順の原則、きまりはおしまいです。
次回は、筆順の原則で説明できない文字「先に書くにょう」「後で書くにょう」を紹介したいと思います。
皆さん、美しい文字を目指しましょう。
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