【4/18】「春の借金祭り 〜飲食事業を背負って〜」 ゲスト:岡住修兵(稲とアガベ)、井上豪希(TETOTETO)、伊東優(敷嶋)
タイトル:2024 春の借金祭り 〜飲食事業を背負う〜
日時:2024年4月18日(木) / 18時開場 19時開演(21時終了予定)
場所:長野市「R-DEPOT 1F カフェスペース」
かっこいい借金イベントの目的
本イベントは若者に対して「借金しろ!」と煽る趣旨ではありません。
そもそも銀行は事業に対して返済の見込みがなければ貸してくれないですし、借金の性質をしっかり理解しなければ誰も得しない。
日本に根づいた「清貧」的な価値観と借金に対するネガティブな感情を少しでも払拭し、ポジティブに強い一歩を踏み出せるような事業者を増やさなければ、ローカルの文化と雇用、強いては地元で働きたいと願う若者たちを増やすことが叶いません。
今回のゲスト含めて経営者は好きでお金を借りているのではなく、資本主義の仕組みの中で社会に必要なビジョンを掲げて、守備力(キャッシュ)をあげるため、設備投資に借りていることが大半ではないでしょうか。
経営者の孤独とメンタルダウンはこの手の話を共有しづらい現状があり、もっとオープンな場で適切におもしろく話す必要があると個人的には思っています。
その分、敷居を上げた金額に設定しているので、やりたいことのために銀行でお金を借りたい人がいれば他では聞けないようなぶっちゃけた話が出るでしょうし、ゲスト含めた参加者同士の関係性もきっといいものになると思います。
その上でぜひ、遊びに来てください!
●スペシャルゲスト
・秋田の借金王:岡住修兵(稲とアガベ)/ X(Twitter)
・食品加工の借金王子:井上豪希(TETOTETO)/ X(Twitter)
・愛知の借金醸造226年:伊東優(敷嶋)/ X(Twitter)
借金イベント、第二弾やります!
こちらの御三方が長野県ツアーに繰り出す情報をキャッチし、「そのままの勢いで借金イベントやりましょう!」とお願いしたら速攻で「やりましょう!」と返ってきました。借金をする人は決断が早すぎる。
今回は「飲食事業を背負っての借金」がテーマです。
秋田県男鹿市で複数事業をものすごいスピードで仕掛けている岡住くんは借金2億円でスタートし、クラフトサケの醸造所とレストランをオープン。その後に食品加工所とラーメン屋を立て続けに作ったんですが、「飲食を主体にしたまちづくり」の意味合いが強い。
岡住くんを料理人としてサポートしているのが井上豪希くん。あまった酒粕をサーキュラーエコノミー的に商品化した「発酵マヨネーズ」はユーグレナとコラボするなど、企業×企業、地域×地域の掛け算を誘発するとてつもないプロダクトとなっています。味もめっちゃおいしい。彼自身も山梨に食品加工所を近日オープン予定で、億借金の世界に突入するようです。
さらに愛知県岡崎市の酒蔵「敷嶋」の代表・伊東さん。私はまだお会いしたことがないんですが、調べてみると200年の歴史を持った家業を一度廃業していて、2021年に20年ぶりの復活を遂げています。
一度廃業した事業を再びやるってどういうこと!?と驚きを隠せないんですが、2024年1月に複合施設「伊東合資」(レストランやカフェビストロ、ショップなどが入居)をオープンしたばかりで、未来に向けたかっこいい借金の匂いがぷんぷんしています。
予想ですがこの3人で借金総額「10億円」は超えてるんじゃないか!?と思っています。ONE PIECEの賞金首理論でいえば、七武海クラスの強者です。つまり本イベントは、長野県内/県外含めた”食に関わる事業者、個人事業主が絶対聞いた方がいいここだけのぶっちゃけ話”を展開する予定です。
初手が500万円でも、かっこいい店作りで1500万円でも、文化と雇用を守るために1億円でも、借金の二文字には大きなグラデーションが隠されています。目的と役割で金額はもちろん変わりますし、銀行が望んだ金額を貸してくれるかどうかは事業計画と決算の信頼次第。変数の高い金融の世界の理解は今後サバイブするために必要な視点で、どんぶり勘定で「なんとかなる世界」はもう終わったと言い切っていいでしょう。
いま個人でかっこいいお店をやっているものの、経済スケールの壁にぶつかっているほどにぜひ聞いてほしいです。オンライン配信はやりません。チケットも高めに設定していますが、当日10人の少数でも構いません。借金の情報濃度を受け取って解釈するもよし、ぜんぜんわからんかったと戸惑ってもよし。日本のお金に対するマインドを変えるような一日を目指します。
発起人:徳谷 柿次郎(親父の借金・闇金でトゴだった男)
秋田の借金王:岡住修兵(稲とアガベ)
1988年、福岡県北九州市出身。神戸大学経営学部を卒業後、秋田県・新政酒造で酒造りを学ぶ。2021年に秋田県男鹿市に「稲とアガベ醸造所」をオープン。新ジャンルのお酒「クラフトサケ」造りを行うとともに、レストラン「土と風」を経営。2023年春、食品加工所「SANABURI FACTORY」を立ち上げ、廃棄リスクのある酒粕をマヨネーズにする加工生産をスタート。また同年8月一風堂監修レシピのラーメン店おがやを立ち上げる。今後はホテルや蒸留所の建設を予定しており、多くの優良な雇用を創出することを目指す。クラフトサケブリュワリー協会初代会長。
食品加工の借金王子:井上豪希(tetoteto)
1985年、大分生まれ。
鑑定人という謎職業からキャリアがスタート、2015年にCCC傘下のBlabo.という商品開発の事業に関わり、地域ブランドの創出を担当する。2017年にTETOTETO Inc.創業。
愛知の借金醸造226年:伊東優(敷嶋)
伊東株式会社代表、伊東家9代目。天明8年創業の酒蔵(銘柄:敷嶋)のアトツギとして生まれたが、蔵は平成12年廃業。NTTドコモに就職したが、祖父の死がきっかけで、29歳の時酒蔵復興を決意し、34歳で退職。
清酒免許がないのにまず2400坪の土地建物の買い戻しを決意し、SNS経由で休眠酒蔵をM&A。用途が不明瞭のまま、地域や建物の可能性を謳って古い建物(1800坪)の改修をはじめ、その勢いのまま蔵内でレストラン・カフェ・店舗を今年1月からオープン(レストランは昨年12月から)。
取り急ぎ、先行予約チケットの販売をECでやっちゃいます。ステッカーとスウェット付き!(数量限定)
前回は若者向けに場を設けたんですが、同じ経営者じゃないと伝わりきらない側面もあったため、今回は30〜40代の事業者や経営者をメインターゲットにしてみようかなと。
もちろん誰が来ても大丈夫ですが、よりギアを入れた借金トークを展開する予定です。長野県内中心にいろんな借金経営者にも声をかけているので、ビジネスセッションの新たな世界を領域展開できるはずです。
申し込みはこちらから!(立ち見 限定10席!)
※前回のイベントレポートも絶対読んでくれよな
1982年生まれ。全国47都道府県のローカル領域を編集している株式会社Huuuuの代表取締役。「ジモコロ」編集長、「Gyoppy!」監修、「Dooo」司会とかやってます。わからないことに編集で立ち向かうぞ!