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#24 ぶどう山椒の夜明け「コーナー終了のご挨拶」

江戸時代中期に和歌山県有田川町で発祥した「ぶどう山椒」。農家の高齢化と後継者不足により、数年先に産地が消滅する恐れがありました。

さらに近年の天災による影響から生産量を大幅に減らすなど、うなぎ業界に携わる皆様には大変な負担がかかったことと存じます。

産地の苦悩と消滅危機から立ち上り、前へ踏み出そうとする様子を情報の粒度を落とさずに伝えたいと考え、2022年1月から本コーナーが始まりましたが、誠に勝手ながら今月の記事をもって終了いたします。

先人から引き継いだ産物を消滅させてはいけないと覚悟し、私自身、命をかけてあらゆる方面から産地振興に取り組んだと自負しております。現在、本コーナーで紹介してきた仲間たちが持続的に産地を動かし続けていることから、私の役割は終わりました。同時に私自身が和歌山県から離れたこともあり、現場を離れた者が産地を語るのはあまりにおこがましく、コーナー終了を決断した次第です。



2年間ではありましたが、記事をお読みいただきました皆様、産地への理解と情報発信にご協力いただいた本紙編集長の髙嶋様、きっかけを創ってくださった うな名の平野様、このような場をお借りできたことに深謝いたします。また、今後ともぶどう山椒の産地への理解と応援をいただければ幸甚でございます。最後になりましたが、皆様の今後益々のご活躍を心より願っております。

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