斉藤朱夏 デビューミニアルバム「くつひも」感想
僕の推しである斉藤朱夏さんのミニアルバム「くつひも」が8/14に発売されます。→無事に発売日を迎えました。めでたい。
フラゲ日ということで、僕のところにも届いたので感想を書いていきたいと思います。
くつひも盤
外観はこんな感じ。マジで靴箱。「vermilion」は「朱色」の意味だそうな。
本当に靴紐が付いてくる。長さは約100cm…ちょっと短いのかな?
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ここからは曲の感想。
最初に公開された「あと1メートル」のMV以外曲を全く聴いてないので、すべてほぼ初見ならぬ初聴です。
*個人の感想です
ことばの魔法
My Girlのインタビューでも「言葉」を大切にしていることを語っていた斉藤朱夏さんらしい曲だと思います。
「時には叫んで 時には囁いて」という歌詞、「叫んで」と「囁いて」でちょっと歌い方を変えてるのはすごいなあと。
綺麗ながらも力強い歌声がとても好きです。
あと1メートル
サビの高音がめっちゃ綺麗で大好き。
歌詞の主人公は、片想いをしてる女の子。
「君の振る右手」を形容した「くもったガラスを拭うみたい」という言葉を、「見透かされている」という気持ちとダブルミーニングにしているのはすごいと思った。ハヤシケイさん、天才か?
「一人が寂しいのは 一人じゃない証拠だよ」に象徴されるように、ある種ネガティブな感情をポジティブに変換して「それでも大丈夫」と背中を押してくれるような曲だなと思った。
くつひも
表題曲。靴とか靴紐を恋心に例えた歌詞の表現がうまい…
「ことばの魔法」は「力強い」という印象が強かったけど、「あと1メートル」とこの曲は伝えたいのに伝えられない、届かない恋心を優しく歌い上げている感じ。歌い方のバリエーションが幅広くてすごい(語彙力)
誰よりも弱い人でかまわない
「君」にとことん寄り添ってくれるようなそんな曲。癒し。
距離感が近いという話もMy Girlの中でしていたけれど、それを特に感じさせる曲。アルバム通して斉藤朱夏という人の魅力とかがぎゅっと詰まっている感じだなあ。
リフレクライト
曲名は「reflect」と「light」を組み合わせた造語で「反射光」ということらしい。
全て引用はしませんが、サビの歌詞がほんとに好き。「君を照らしたい 願い込めたライト」とか…「元気をもらえる」というのはこういうことなんだなと深く思える曲。「僕らの夜が少し明るくなったら」という所、「僕ら」ってひとつのものとして表現してくれているのがありがたいというかなんというか…これも前のところで書いた距離感の近さをよく表していると思う。
ヒーローになりたかった
個人的には一番刺さった曲。「背中のファスナーが隠せない」という表現は秀逸としか。
少しだけ自分語りをさせてもらうと、学校で色々な仕事を任されることが多い身で、あまり人に頼れない性格なので、「内面の弱さを晒せ出せない」この曲の歌詞の主人公にとても感情移入してしまいました。
向かい風の中じゃないとマントはなびかないんですよね…2番のサビの歌詞が特に好きです。
駄文でしたが最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。もし「くつひも」をまだ購入していない方がいましたら、ぜひ聴いてみてください。
YouTubeに全曲試聴動画もあります。
SpotifyとかApple Musicにも入ってます。