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移住ものがたり~千葉県香取市で農家を目指す~

今回の主人公は、千葉県香取市に移住した五十嵐さん(写真 左から2番目)です。
もともと東京で働いていた五十嵐さんは、農業に携わりたいという思いで、千葉県香取市へ移住をしました。

移住の先輩、五十嵐さんにお話をうかがいました。


なぜ香取市へ?

五十嵐さんは埼玉県草加市出身。
大学を卒業した後は東京で物流商社に勤めていました。

当時の業務は主に物流倉庫内の物販、庫内設備の導入・サポートがメインで、農業関係者との関わりはごくわずか。
当初から農業に貢献したいという思いがあり、「自ら農業をやってみよう」と決意されたそうです。

営業をまわっているときに、たまたま訪れた香取の雰囲気に惹かれた五十嵐さん。
サラリーマン時代の4年を経て、社会人5年目で農家に弟子入りします。

求人サイトを通して出会った「さかいのうえん」

移住先は香取と決めていましたが、さぁどこで働こう?
受け入れ先となった「さかいのうえん」との出会いは求人サイトでした。

酒井さんに会ってみるとその人柄は相性バッチリ。
「ここで農業を学びたい」と思い、さかいのうえんで働くことを決めます。

「さかいのうえん」の畑

ひとりだけで移住を進めるのは難しい

自治体によっては多くのサポート体制や補助がありますが、結局やるのは自分。
五十嵐さんは移住するのに約2年間準備をしたそうです。

お金は自分で用意するしかないですが、住居や働く場所(五十嵐さんだと畑)などを移住者が自らゲットできるのは至難の業です。
土地を貸してもらうには、地元の人のネットワークが必要なのです。

そんなとき、五十嵐さんには心強いサポーターとして酒井さんがいました。
受け入れ先が「さかいのうえん」さんだったからこそ衣食住の不安なく、移住をスタートできたといいます。

あと、必要なのは「すぐ行動にうつしてみること」!
移住を進めるにあたり、様々な壁に直面するのは当たり前。
「自分、ちゃんとできるかな?」という不安もありましたが、移住することによって自分らしい人生が送れるのではというワクワクも感じていたそうです。

移住は「ないものねだり」なんです。
「ない」を楽しめないと、大変さが勝ってしまう

なによりも「やりたい!」という気持ちが大切です。

五十嵐さんへのインタビューより

計画的に人生設計!

五十嵐さんは「さかいのうえん」で働き始めるときから、独立を目指していました。
そこで酒井さんも、五十嵐さんの独立に向けた仕事内容を提示してくれました。

1年目はとにかく農業に慣れること。
さつまいも、生姜、じゃがいも、にんじんなど様々な野菜作りを通して農業のノウハウを学びます。

2年目は独立に向けて。
普段の農作業はもちろん、独立するための畑探しや、できた野菜の売り先探しもこの段階で行っていたんだとか。
農家はとっても忙しいので、何事も計画的に進めることが必要です。

自分がなりたい農家になる

なんと五十嵐さん。
この春2024年3月から独立し「リベジファーム」を経営します。

その名前の由来は…

Re:vege→野菜を回す→循環農業を目指す
五十嵐さんの名前「玲音」頭文字のReをとって、
玲音の野菜
=Re:vege(リベジ)

有機栽培や、野菜の規格外品の活用によるフードロス対策など、こだわり野菜を宅配や飲食店向けに販売していくそうです。
また、堆肥作りでは、野菜残渣や家庭から出る生ごみを地域の方々から回収して堆肥化することも今後の目標なんだとか!

最後にひとこと! 

五十嵐さんのように、移住する前もした後も計画的に準備し自分のやりたいことを叶えていくのはなかなかできることではありません。

ですが、強いパッションを持ち、移住や仕事、そして自分自身と向き合うことが必要です。

移住って簡単なものではない。
だけど自分で行動し続けたら道は開け、サポートしてくれる人も出てきてくれます!

一度きりの人生、移住をして自分らしく生きてみませんか?

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