【アニメ】ジブリアニメはスキですか?「風立ちぬ」編
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みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
今日はジブリアニメ『風立ちぬ』について書いてみたいと思います。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
主題歌『ひこうき雲』荒井由実さん
【風立ちぬ】
1.概要
2013年7月に公開されたジブリのアニメ映画ですが、宮崎駿監督は本作品を最後に引退を発表。
この作品が『最後』になる…はずでした。
(この後に、『君たちはどう生きるか』を制作)
模型雑誌『モデルグラフィックス』の誌上にて連載されていた漫画『風立ちぬ』(宮崎駿)が原作。作家の堀辰雄さんの小説も物語の原案として参考になっています。
航空技術者の堀越二郎の半生を描く映画であり、過去の宮崎監督が手掛けた作品としては珍しく、リアルな現実世界の歴史が話のもとになっていて、昭和初期から戦時中にかけてが舞台になっています。
時代背景や世界設定は現実世界のものを参考にしてはいますが、登場人物の堀越二郎と婚約者の菜穂子の出会いから別れまでの一連の部分は、完全なフィクションとして描かれています。
2.個人的な感想
あくまでも個人の感想ですのでご了承ください。
(1)舞台は戦時中。物語はとある若者の生き様?
この映画、戦時中のお話なので『戦争』の匂いはするものの、それを前面には出していない。また、戦争の是非を問うものではなく、純粋に大空への夢を追い求めた青年の生き様を描こうとしたものなのかな?と言うのが、鑑賞後の純粋な感想でした。
(2)切なくも儚いラブストーリー?
とても印象深く残っているのは、婚約者の菜穂子の描写。病床に臥せりながらも、愛する人を近くからずっと見守り続け、最後は静かに去っていく…。
その健気な姿は愛おしくも悲し過ぎる(号泣)
少なくとも自分なら仕事なんて放り投げ、愛する人との時間を一秒でも長く有意義に過ごしたい。そう思うでしょう。でも、天才は自分の理想を貫く。そして菜穂子も、そんな二郎の内面を良く分かっていたからか、黙って寄り添ったのでしょうか…(泣)
(3)戦争と平和
そもそも、この映画では、そこをクローズアップして描きたかった訳ではないと監督自身が仰っています。宮崎駿監督は戦争には反対だけど兵器には興味がある。なんだか、私の考え方や生き方に似てるんですよね…。
3.最後に…
キャッチコピーの『生きねば。』ですが。
…これって、『風の谷のナウシカ』の原作漫画の最終巻の最後の一コマに書かれているセリフと同じなんですよね。
映画ポスターの真ん中に書かれたこの一言に、宮崎駿監督からの何らかの強いメッセージを感じたのは私だけでしょうか…。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。