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【アニメ】宮崎監督のアニメはスキですか?「風の谷のナウシカ」編

(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。

いつもはロボットモノのアニメを取り扱うことが多いのですが、先週TV放送にあわせて『天空の城ラピュタ』の感想を書きましたので、しばらくジブリ作品に焦点をあててみようと思います。

今日は順番が前後しますが『風の谷のナウシカ』について書いてみたいと思います。

過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。

メインテーマ

10分少々です。よろしければ美しい楽曲を聴きながらどうぞ。

WIND PRINCESS

海外のファンが自費制作した実写映像です。

【風の谷のナウシカ】


1.概要など

宮崎駿監督が手掛けたアニメ映画としてはとても有名な作品ですが、スタジオジブリがつくられる前に制作されたものです。(スタジオジブリ初の映画は『天空の城ラピュタ』)

1982年から1994年の間、アニメ雑誌『アニメージュ』に連載された漫画が原作になっています。

…超長期間にわたって連載されていた訳ですが。

なぜこんなに長かったかと言うと、途中で様々なアニメ映画の制作のため連載が休止されたためです。(合計4回ほどお休みしている。)かけうどんがちょうど中学生くらいの頃でしたが、アニメージュの連載漫画は毎月楽しみに読んでました。

原作漫画は全7巻で完結していますが、最終話で『まだ語り切れていない部分もたくさんある』と作者の宮崎駿氏は書いているのが印象的でした。

(尚、累計発行部数は1780万部を突破してるらしいです…すごいですね…)

【映画の概要】
○科学が発達した古代文明が大規模な環境破壊と戦争によって滅亡した後の世界に生きる人々を描くSFファンタジー物語
○世界は『火の七日間』という最終戦争で破壊しつくされ、地表は『腐海』と言う猛毒の瘴気を発する森におおわれている。その森には腐海を守る『蟲』たちがすんでいます。
○ごく少数生き残った人々は汚染されていない辺境にひっそりと暮らしていましたが、やはり戦争にあけくれて滅亡の道をすすんでしまうのか…

といったお話。

尚、映画と漫画はストーリー的にはほぼ同じなのですが、漫画がとても長い話なのに対し、映画版は漫画の1巻~2巻中半くらいまでだったかな?を描いています。

2.ナウシカの魅力(個人的な感想です)

(1)原作漫画について

昔読んだアニメージュの記事なので記憶があいまいですが、宮崎監督は漫画の原案はギリシャ神話をヒントにしたと仰っていたような気がします。

ナウシカのモデルはある国の女王で、戦場の最前線で大けがをした兵士を血まみれになって介抱したと言うエピソードがあり、それも原作漫画の中でありありと表現されています。(他にもクシャナの話や国々の話なども書かれてた記憶がありますが、詳しく覚えていないので割愛)

原作の漫画作品をご覧になられた方のほとんどが、映画作品とのギャップに驚かれるかと思いますが、真の『ナウシカ』と言う話は、とても凄惨な戦場の中で、可憐なんだけど力強く生きる主人公の生き様を描く物語なのかも知れません。

(2)クシャナがすごいのよ

トルメキア王国の第四皇女(原作漫画では兄たちも登場します)。映画ではクール&ヒールな役を演じていた彼女ですが、原作漫画では兵たちの信頼があつく、とても慕われている優秀な指揮官です。映画ではハマーン様でおなじみの榊原良子さんが声優をつとめられていますが、キャラクターのイメージにぴったりの声だったと思います。

【原作漫画の中で最もしびれたシーン】
籠城中のトルメキア軍にアウトレンジからの砲撃で圧倒的に優勢だった土鬼(ドルク)軍に対して、煙幕を張った内側で城壁を爆破、城門以外の突破口から騎馬隊で機動戦をしかけ、敵砲兵陣地を奇襲攻撃するシーンがありました。クロトワが『士官学校の答案なら零点だぜ』と内心つぶやくところも笑いが止まりませんでした。指揮官が変わっただけで兵の顔色が変わったなどの描写もよかった。全巻に見逃せないシーンがたくさんありますが、私が一番好きな、面白いと思えるシーンでした。

(3)宮崎メカは…

ジブリアニメ、宮崎監督と言えば、個性的なメカですね。

ナウシカでも、独特のセンスで描かれる古代文明の兵器だったり、世界を7日間で灰にした超兵器『巨神兵』などが登場しますが、本作で一番印象に残るのは、何と言っても『メーヴェ』でしょうか。風を切り裂いて飛ぶガンシップと比べて、風に乗るだけのメーヴェが好きだとナウシカ本人は原作の中でつぶやいてもいます。

当時、中学生だった私は、本気でこの飛行機いつか作って乗ってやると思ってました(笑)実際に、メーヴェを作って空を飛んでしまった人がいるのをYouTubeで観た時は感動しました。

(4)ラストのまとめ方

ナウシカの世界観の元凶は、先史文明の人類が環境を破壊し尽くしたツケを払わされていたというのが真相だった訳ですが…。

ナウシカは、先史文明が仕組んだ世界再生プログラムを拒否。

自らの意思で生きることを宣言する。

凄いです。

こんな選択を躊躇せず断言できる彼女の中にある強さを見た時、いろいろと考えさせられました。

あくまでも個人的な意見だし考え方ですが、
人に左右されて自分の人生を生きてはいけないんだなと…。

3.最後に…

他にも書ききれない要素はたくさんあるのですが、文字数のからみもありますので、このあたりで留めておきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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