【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動戦士ガンダム「閃光のハサウェイ」編
(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
本日は、機動戦士ガンダム「閃光のハサウェイ」について少し書いてみようと思います。
【ご注意】本作品は戦争ものです。そう言うのが苦手な方はご視聴をお控えください。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
ロングPV
機動戦士ガンダム「閃光のハサウェイ」
1.概要
1989年から1990年にかけて、角川スニーカー文庫で出版された富野由悠季による小説(全3巻)が原作の劇場版アニメ作品で、2021年に劇場公開されました。
ストーリーは、ガンダム宇宙世紀シリーズの完結編として描かれた「逆襲のシャア」の続編にあたり、ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアを主人公として描いています。(逆シャアが完結編じゃなかったのか…笑)
ストーリーそのものは、一連のガンダムシリーズが「逆襲のシャア」に至るまでの間、巨大勢力同士のガチな戦争を描いた作品だったのに比べ、本作は、「テ○との戦い」、やや局地的な戦いを描く作品になっています。
小説版逆シャアのサブタイトルは、「ベルトーチカ・チルドレン」になってて、アムロのパートナーはチェーン・アギではなく、ベルトーチカとの関係が続いているなど、劇場版作品と原作小説では、やや内容が異なります。
閃光のハサウェイそのものは、小説版のベルトーチカ・チルドレンの続編という位置づけにもなっていますので、テレビアニメ・映画版逆シャアとは、ややパラレルワールドな関係とも言い替えれます。
2.設定・あらすじなど
○舞台はUC105年の地球圏。主人公はかつての1年戦争を戦い抜いたブライト・ノアの2人の子供の一人、ハサウェイ・ノアが青年になった姿で描かれている。
○地球圏は一部の特権階級の支配が続いており、富める者は地球での生活を横臥し、普通の人々は半強制的に宇宙に移民させられている。
○シャアが立ち上げたネオジオンとの抗争が一件落着し、大きな脅威にさらされていない地球圏は平和が訪れたように見える一方において、格差社会と地球の汚染は悪化の一途を辿る。
○そのような世界構造に対する不満があちこちに根強く残る中、反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」が武装蜂起。地球連邦政府高官のみをターゲットとする粛清(所謂テ○)を起こす。民間人への被害も辞さない姿勢には賛否両論唱えられるも、その目標は地球人類全ての宇宙への移民というシャアの理念を継承しているところが民衆受けしている傾向。
○マフティーたちの活動が民衆に指示されるかたわら、地球連邦軍はマフティー討伐を決定。ケネス・スレッグ大佐が鎮圧の指揮官に任命される。
○一部の特権階級しか乗船が認められないシャトル「ハウンゼン」で地球に降りるケネス大佐。その船には学者候補生との肩書を持つハサウェイも同乗していた。
○アデレードで開催予定だった地球連邦議会に参加予定だった政府高官が多く搭乗していた船は、テ○の標的に。同船はマフティーを名乗る武装集団にジャックされ、ハサウェイとケネスの活躍でテ○リストたちは鎮圧される。
○地球連邦政府内で、その存在が一部の人間にしか知られていない80代老人(大富豪)の愛人、ギギ・アンダルシア(十代の美しい少女)は、ハサウェイとケネスの活躍を間近で見ることに。地球に降りてからケネス大佐の計らいでハサウェイと共に事態が収まるまでの間、宿泊ホテルなど優遇される。
○ハサウェイやギギが宿泊するホテルには、もちろん地球連邦政府高官が多数所在していたこともあり、ホンモノのマフティーがモビルスーツで急襲。ハサウェイはギギを連れて危険を回避しようと奔走する。
冒頭の流れはここまで。引き続き、ハサウェイを中心としたマフティーたちの活動、鎮圧部隊との戦いなどが描かれます。
3.感想
(1)全般
2021年の作品ですので、今からまだ3年前の比較的新しい作品というのもありますが、とにかく映像が凄いし素晴らしい。
(2)メカやキャラ
メカ:さすがのサンライズ。ロボットアニメを描かせたら天下一品です。もうこれ以上も、これ以下もないといったところでしょうか。
逆シャアがほぼ宇宙空間での戦闘がメインだったところ、今回の作品では戦場は地球・重力下での戦いです。
本作品で極めて秀逸だなと思ったのは、地上を二足歩行で重厚感のあるMSが歩き回るシーンもあるにはありますが、空を飛ぶシーンが多めの本作の中で「重力をしっかり感じる」描かれ方がしているところでしょうか。
キャラ:ギギがですね…。
原作ではケネスとハサウェイの間を揺れ動く女ですが。もし、こんな十代の女の子いたらと思うと…。ちょっとぞっとしますね(汗)
80歳の老人の愛人というだけで、イロエロ…いろいろ考えもしますが、それだけビッグな人物だと、「それなりの人物」しか身近には置かないでしょうし。ただ見た目が美しいというだけで、その地位にはいられないはずでもありましょう。話すと長くなるのでこの辺にしておきます(笑)
4.最後に…
とても映像が緻密・繊細・ハイクオリティーで、名実ともにロボットアニメの最高峰に近い作品の一つであることは確かです。
ただですね………
私は小説原作を読んでいるので、ラストを知っているだけに、ちょっと暗い気持ちになってしまいます。
映画でのラストをどう描くかがとても気になるところです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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