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【アニメの感想】SYNDUALITY.Noir(シンデュアリティ・ノワール)第5話「Drifting the maze」

(全3,333字)
かけうどんイチオシのアニメ番組『SYNDUALITY.noir』(シンデュアリティ・ノワール)の感想日記です。ネタバレを含みますのでご注意ください。

【概要】
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
見所がたくさんあって、見てて楽しいです。

今回からEDが新しくなってますね



で、コレってどんなアニメなの?

第1話の感想はこちら

公式サイトはこちら

1.第5話「Drifting the maze」あらすじ

前回の第4話でまんまと騙されたカナタでしたが、今回もまたクラウディアに騙されます。

冒頭シーン

廃墟の街で迷彩カラーのコフィン数機に囲まれたドリフターがボコられ、背中のハッチをこじあけられ、メイガスを奪われるシーンから。今回はココがメインのお話になりそうと予告動画でも紹介がありました。

前半シーン/カナタとノワールが夫婦に?

もっと強いドリフターになりたいカナタ。その気持ちを察して自らもカナタと『一つになりたい』と言うキーワードを連呼するノワール。(この辺の描写は絵的に健気でかわいいなと)

たぶん、ノワールは『一つになる』の深い意味はよく分かってないのでしょうけれど、カナタは必要以上に彼女から触れられることを拒みます。(照れてるだけでしょうけど)

メイガスって公式では体重が120kgくらいあります。
ハンモックで寝てるカナタにノワールが添い寝しようとしたら、紐が千切れて2人とも床に落っこちます。
(やっぱりそうなるよね…と笑ってしまった)

そのまま気絶したカナタの横でノワールも寝てるところに、朝になってエリーとアンジェがやってきます。

いつものことですが、エリーがカナタ宅を訪問した時のやり取りは、微妙なバランスとタイミングで会話がかみ合ってない。そのかみ合わなさがコントっぽくて面白いんですよね(笑)

クラウディアと再会

前4話の時にクラウディアに持ち逃げされたAO結晶がロックタウンで売りに出されているところを、たまたま見かけるカナタ。『もう終わったこと』と言ってクラウディアたちを深くは追求しません。

クラウディアにいろいろ煽られるものの、カナタは挑発には乗りません。

もしメイガスとの絆を深めたければ、フェズ遺跡の迷路を抜ければ経験値が積めるとアドバイスされるのですが…。

それは真っ赤なウソでゼロ型メイガスを収集している謎の集団に情報をリークしてお金もらってるみたいです。何しろフラムのメンテが高額なので仕方なしと言いたいのでしょうけれど、クラウディアって悪い人なのか良い人なのか、現状は半々って感じの感情の揺れが描かれてるような気もします。

ドリフターとしての流儀に生きる場面、お金に困って悪い事も辞さないとならざるを得ない場面、そうは言ってもやはり突き放せないところなど。
次出てくる時は敵になるのか、味方になるのか分かりませんが…。

フェズ遺跡で謎の集団に襲撃を受ける

第5話冒頭と同じコフィンの集団に襲われるカナタとノワール。うまく攻撃をかわして逃げようとしますが、ノワールが乗ってる棺のハッチがこじあけられそうになりピンチに。

あらかじめクラウディアの動きを嗅ぎ付けてたムートンの進言で、トキオがマイケルとエリーに協力を仰いで援軍にかけつけます。

謎のコフィン集団はあっという間にやられちゃいますが、マイケルやエリーの『一体こいつらは!?』の問いにトキオは『こいつに聞け』と、時計塔を狙撃して答えます。そこにはクラウディアのグレンシノビが隠れてました。

雑魚はトキオたちが対応し、カナタは逃げるクラウディアを追います。クラウディアたちが乗るグレンシノビは、マキビシを撒いたり、煙玉を使ったり、分身の術を使ったりと、忍者型コフィンっぽさが前面に出てて面白い(笑)

分身の術に対してカナタは前回自分がメンテしてあげたときに肩部のダメージが酷かったのを思い出します。カナタが何か閃いた時に鼻の孔が2mm広がるのを知っているノワールは『私にも作戦を教えてください』と言います。照準はノワールが、回避行動はカナタがとることに。この時の操作を見ててもカナタがアバンチュールの採用試験歴代最下位とは思えない動きをしてるのですが……。

分身の術で四方八方から射撃を受けるのを何とか回避するカナタ。ノワールは一瞬の敵の隙を見逃さず1撃でグレンシノビの肩を撃ち抜きます。

エンディング

カナタは(たぶん怒ってはいますが)クラウディアを許します。おまけに、ゼロ型のメンテナンスを格安でやってくれる腕のいいメカニック(マリアさん)まで紹介してあげます。

カナタって良い奴ですね。まっすぐで良い青年です。きっとお父さんとお母さんの教育が良かったんでしょう。

最終的に敵はトキオたちに撃退されて、乗ってきた飛行機にぶら下がって撤退して行きます。

敵を一掃し、最後にエリーがカナタにフェズ遺跡の迷路を一緒にまわって欲しいと顔を赤くしてお願いします。(ちょっとかわいかった)

でも、遺跡は戦闘の影響で破壊されつくしていて、もはや迷路になっていないので、願いは叶いませんでした。(オチもばっちりw)

3.感想

【人間とメイガスの関係】

今回、しきりにカナタの願いを叶えようとしてかノワールがカナタに一つになりたいと申し出ますが、そこをうまくカナタはかわしつつ『夫婦って似てくるって言うし、一緒のモノを食べたり一緒にいるだけで同じような効果がある』と迫ってくるノワールをなだめました。

ストーリー序盤で『メイガスはマスターの人格や成長に合わせて成長する』といったキーワードがありましたが、今回その答え合わせ的なストーリー展開だったと思いました。

『ノワールってAIだから自我はないんじゃないの?』普通ならそう考えられるところ、カナタが『強いドリフターになりたい』と思っていることを知っているからか、ノワールも同じくそう言ってるのかな?と思えるやりとりがあります。

物語の核となる要素の中に、『人間とAI』というキーワードがありますが、これから二人はどうなるのか、徐々にそのあたりが深堀りされていくのでしょうね。

あと、全く話の流れには関係ありませんが、ノワールが『ボインボインを聞いたのはこれで12回目です』と言った瞬間、飲みかけていたお茶を拭き出しそうになしました(笑)

【人間とAIを交えた三角関係?】

まあ、前から分かってはいましたが、エリーはカナタのことが好きなんですね。ノワールは『カナタと一つになりたい』と言ってはいますが、主であるカナタの願いを叶えたくて言ってるんだと思うので、ここは人間とAIの三角関係にはならないのでしょうか。

ラストでエリーがカナタを誘おうとしてたシーンは良い場面でした。ほら、もっと頑張れ!このままだとノワールに負けるぞ!って言いたくなった(笑)

ここにシエルが入ってきたら一体どうなるんだろう…(汗)

シエルもカナタのところに来るみたいですし、あんまりややこしくはならないで欲しいかな?とは思います(;^_^A

【航空機】

今回はじめて空を飛ぶ兵器が登場しましたが、航空機って運用には物凄くコストと人手と物資が必要になる代物です。

これだけのものを持てる勢力となると、かなり大きなものになるはずでしょうけれど…

ノワールが『ハイパーステルスモードなんたらかんたら』みたいなことも言ってました。(形状的にはどう見てもステルスっぽくはなかったけどw;)

ゼロ型を奪うだけなら、わざわざコフィンに乗ってるところを襲撃する必要などありません。ゼロ型相手だと余計めんどくさいだけです。たぶん戦闘データなども収集してるのかも知れませんね。

最後に…

ところで、このアニメって全何話なんだろう…。

12話?24話?

もし12話完結だったら、次回で折り返し地点な訳ですから、今のペースだと知りたい謎の答えやら、訴えかけたいはずのキーワードやらの回収しきれるのだろうかw;





公式/第6話予告

次回、シエルが再び登場ですね。
ランゲがいるネスト…
波乱な展開が期待できそうです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

追記/オマケ(444文字)
かけうどんが毎月買っている模型雑誌のHobby JAPAN9月号、表紙が水星の魔女(キャリバーン)なのですが売れ行きがハンパねえっす(笑)
前回の模型特集の8月号はずっと山積みされてたのが全然減ってなかったのに、1週間たたないうちに半分以上売れてました😅
昨日の第五話を見た後、確かデイジーオーガの作例記事があったなと、もう1回Hobby JAPANをペラペラめくってて、SYNDUALITYnoirの特集記事があるのに気付きました。
アニメ制作に係る詳しいインタビューが掲載されていて、やっぱりザブングル意識されてたのか、と思ってニヤリとしてしまった(笑)
かけうどんが注目してるAIと人間の関係性やメイガスについての事なども色々書かれてました。本作品をより楽しむには一読の価値ありかなと思います。
あと、買ってすぐにめくった時は水星シリーズの作例しか見てなくて気付かなかったのですが…
トキオのコフィンをフルスクラッチしてる作例もあって、これ変態級やん!と興奮しました😆

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