【日記】ロボットモノのアニメはスキですか?(重戦機エルガイム編)
(全2,222文字)
昔のロボットアニメについて語ろう!
と思って書き始めたシリーズですが
第1話 全体的なあれこれ
第2話 戦闘メカ・ザブングル
第3話 聖戦士ダンバイン
3つ目まで書いてみたところ
こりゃアレですよね
第4話は重戦機エルガイム
にならないとイケない流れですよね(笑)
と言うことで、第四回目のネタは、重戦機エルガイムのご紹介です。
第1話YouTubeで無料配信中↓
重戦機エルガイムHavy-Metal-L.Gaim
【概要】
聖戦士ダンバインの翌年、一年間テレビ放送されたロボットアニメです。
いつものことながら、詳しい説明などはWeb上あちこちに凄く丁寧なおまとめサイトや情報がたくさんありますので、なるべく簡単に書きます。
(初見の方向けに丸めて書いてるのでご了承下さい)
○ペンタゴナワールドと言う五つの惑星がある架空の宇宙が舞台。
○この星系はオルドナ・ポセイダルと言う美しい不老不死の女性が支配してる。
○長く続いた治世も、時代の流れから政治腐敗や社会格差の拡大などが原因で、治安が悪化したり、反抗組織が出てきたりと、あちこちに火種がたくさんある状態
○主人公のダバ・マイロードは、ポセイダル軍に滅ぼされたヤーマン一族の末裔。田舎の星コモンに落ち延びていた父が残した形見のHM(ヘビーメタル/このアニメのメインロボット)を携えて立身出世を夢見て、親友のキャオと旅に出る。
○物語前半は田舎の星、コモンでの話がメイン。主人公と2人のヒロイン(ファンネリア・アム/元盗賊、ガウ・ハ・レッシィ/元敵勢力の幹部)との三角関係などがコミカルに描かれている。後半は星が変わって、ヤーマン一族の末裔のダバが反乱軍のリーダー的な存在として担がれ、打倒ポセイダル軍みたいな乗りに。
○前作のダンバインに登場した小さな妖精、チャム・ファウにそっくりなリリス・ファウが登場(名前も似とるがなw)、ダンバインのチャムがおしゃべりだったのに対して、リリスは無口でおとなしいタイプ。
○HM/ヘビーメタル:このアニメのメインのロボット。文明が退化しつつあり、新型の開発や設計が出来なくなっていて、いずれも昔作られたものを使ってる。グレードがA級、B級と分けられており、A級は強いけどレア。B級は量産型で数に言わせるやつ。A級HMにしか撃てない、めちゃくちゃデカい武器、バスターランチャーがとにかくイカす。
感想など
ダンバインがシリアスな話(あんまりお笑いやオチャラケがない)の展開だったのに対して、本作品は、前半はザブングルのようにコミカルな描写がけっこうあったりしますね。
後のZガンダムにも通じる技術的な考察(ムーバブルフレームや360°リニアシートなど)の基礎的な考えは本作品で確立されてます。
ザブングル、ダンバインと、一年もののアニメでは定番となった主人公ロボットの世代交代もあり、中盤にエルガイムからエルガイムMk-2へ。主題歌が後半から変わったのはエルガイムが初だったような記憶があります。(ザブングル、ダンバインはずっと同じ歌)
飛行形態→人型への変形=マクロスやんけ!にならないように腐心されたとか。
本作品で話題になったのが、メカデザイナーに若手の永野護氏(当時23才)が起用されたこと。
富野監督『お前がキャラデザインもできたらなぁ』
永野氏『描けますよ』
で、キャラデザインも同氏が担当したとの逸話も。永野氏は後のZガンダムでもメカデザインを手掛けており、Zガンダムの原案で没になったけど百式として採用された案は彼のデザイン。(HMぽさが残ってる。)
今々のアニメでは出来ないお色気シーンや性的な描写も随所にあって、当時中学生だったかけうどんはドキドキしながら見てました(笑)
放送時間が土曜日の夕方で、家族で晩御飯を食べる時間帯に見てたから、ちょっとバツが悪かった(笑)
いやいや、昔のアニメは、全体的にエッチなシーンありましたよね(笑笑)
まとめ
この作品で世に羽ばたいた若手デザイナーの永野氏ですが、後にエルガイムの世界観を共有する物語、FSS(ファイブスターストーリー)を発表なさってます。
本当は、エルガイムではHM用に作られた生体コンピューターが機体に内臓されてるみたいな設定案もあって、エルガイムMk-2の額にある赤いガラス部分には人のシルエットが見えたりもするのですが…
富野監督から、機械と生物の融合案は本作品では強く反対され、却下されたらしいですね。(後のブレンパワードでは思い切りそっちに振ってますけども)
尚、永野氏はスター・ウォーズのファンでもあられるそうで、主人公のダバが持ってるライトセイバーと言うビーム式の剣などはおそらくスター・ウォーズからの影響を強く受けたのかも知れません。(全体的な図式が帝国軍vs共和国軍みたいなノリもかな?)
それはともかく
今こうやって振り返ってみると
機動戦士ガンダム
戦闘メカ・ザブングル
聖戦士ダンバイン
重戦機エルガイム
作品の全体的な構成やストーリー、技術的な考察に至るまで、どの作品も大きくは被ってないのも凄いなと思います。
いつかリタイアして、ゆっくりアニメが見れるようになったら、これら全部のアニメをゆっくり見直してみたいなと思います。
次回予告
正当な流れからだとZやZZになるのですが…
この二つは思い切り飛ばして…
『機甲戦記ドラグナー』を先にします…
(だって好きだから(笑))
今日も最後までお付き合い頂いて
ありがとうございました。
おまけ
来月号のホビージャパンは、FSS特集らしいですよ…!