生活をリッチにしてくれるスマートロックの驚きの使い方と厳しい問題点
スマートロックの便利さに驚く
鍵を開けるのも閉めるのもわずらわしいと思ったことありませんか?ホテルのオートロックを思い出してみると良くわかりますが、家の鍵をわざわざ閉めるのは実はとても面倒なことなんです。
しかも、今日話をするスマートロックは賃貸のどんな鍵にも取り付けることができるので、誰でも実現可能なスマートロックになります。少し想像しただけでも楽しい気持ちになります。
スマートロックはオートロック機能だけでなく、ハンズフリー解錠、音声解錠など様々な機能があるので、こちらで紹介していきます。
様々な鍵の形状に合わせられるように、高さ調整するものや、つまみの幅が違うものも同梱されています。
Qrio Lock (Q-SL2)
オートロック
先に紹介したオートロック機能は、Qrio HubというWi-Fiに接続できるようになるハブを購入することによって、出来る機能になりますので、合わせて購入することが必要です。
また、このQrio Hubがあることで、ハンズフリー解錠や音声解錠にも繋がりますので、無いと機能が限定されてしまいます。
Qrio Hub(Q-H1)
ハンズフリー解錠
この機能は使ってみるとかなり驚きがありますが、外から家に帰ってきた際に、玄関の鍵が勝手に開いています。最初は鍵を閉め忘れたのではないかと色々不安にもありますが、慣れると便利で仕方ないです。
まずは玄関を出るときの紹介ですが、ドアが閉まった際に、鍵がロックされた音が少しだけします。要するに鍵が閉まったということです。
鍵が開いたことと、オートロックされたことは携帯に通知が来るのでご安心下さい。
それから、外から帰ってきた際にオート解錠するには、自分が外に出たということを認識してもらう必要があります。例えば、家の中で玄関に近づいたりしただけで解錠されていたらきりがなくなってしまいますので。
どうやって外に出たかわかるかと言うと、位置情報機能のGeo-Fencingというもので登録した家の位置から100m程度離れると外出していると認識して、ハンズフリー解錠が有効になります。
その後に、家の玄関に到着する2〜3秒前にビーコンという電波をキャッチして、ドアを解錠します。まるでドアが元々開いてたかのように開くので、本当にびっくりします。
ハンズフリー解錠の問題点
まだまだ、このハンズフリー解錠には問題点があるのですが、家から100m以上離れないとハンズフリー解錠が有効にならないということです。(家の敷地が100mくらいある方は丁度良いかもしれないです。)
しかも、実際にどのくらいの距離でハンズフリー解錠が有効になるか確認すると家から直線距離でだいたい200mでした。なので、家から200m以内のコンビニやスーパーに出かけるときには、ハンズフリー解錠が有効にならないため、自動では開けることが出来ません。
この辺はqrio lockに今後の改善を期待しましょう。
音声解錠
Qrio Hubを導入して、Amazon echoと接続することによって、音声操作によって解錠することができます。家族が帰宅した際に、Alexaに開けてと依頼すると解錠することができます。
(確認コードにはピーを入れさせてもらっています。)
音声で鍵の状態確認
基本的にドアはオートロックで施錠されますので、音声で鍵を閉める機能の必要性は無いのですが、何となく、鍵なので心配という場合は、音声にて鍵が閉まっているか確認することもできます。
スマートロックの最大の問題点
スマートロックはとにかく家が便利になり、良いことづくめなのですが、1点最大の問題は、マンションの入り口のオートロックをオートで突破出来ないということです。
家から出るときもオートロックで解錠して、帰宅するときもハンズフリー解錠で開けて、家族が帰宅したときも音声操作で解錠できるのですが、マンションの入り口がオートロックだった場合、それだけは鍵などで開けるしかありません。
私も色々調べてみましたが、物理的に紐で引っ張って、受話器を持ち上げるやり方で、無理矢理マンションのオートロック解錠をクリアしてる方もいらっしゃいますが、あまり見た目を綺麗に出来ないので、私はトライしてないです。
用心するべきインキー
最後に本当に気をつけなければならにのが、オートロックで締め出されてしまうインキーが起きたときです。例えば、鍵もスマホも持たずにゴミ捨てに行って、オートロックにロックされてしまうときなどです。
ホテルのオートロックで締め出されたことがある人はいると思いますが、その場合、ホテルのフロントに行って事情を話せば、物の5分でどうにか解決してくれると思いますが、こちらは普通のマンションですので、誰もどうにもしてくれません。
解決手段はマンションの管理会社に電話して、鍵屋さんを呼んでもらうしかありません。
なので、どうにかして事前にその対策を打っておかなければならないのですが、今一番確実なのは、キーボックスを購入して玄関のドアにぶら下げて鍵を入れておくか、ガスメーターボックス内などに固定しておくことだと思います。
最後に
スマートロックは普通の生活を1段格上げしてくれるアイテムになるので導入するとかなり便利になること間違いありませんが、インキーなどの思わぬ盲点で大変なことにもなるので、事前に対策をしっかり打っておきましょう。
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Kak san プロフィール(自己紹介はこちら)
1983年神奈川県鎌倉市生まれ。都内某大学大学院工学研究科修了後、大手電機メーカーに就職。エンジニアとして年間100日の海外出張から急転、365日在宅となり、家内の快適さを追求するため、スマートホーム化、ホテルライクな暮らしを模索し、発信しているスマートホームスペシャリスト(自称)。スマートホーム化に生じる様々な壁を業務で習得した解決能力と改善力で前進させる。趣味はお酒とお笑い。