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たった一度の不快感で、二度と来店しなくなるという事実。
これは数年前、カフェの新規オープンで、その店主から「話しを聞いて欲しい、アドバイスして欲しい」と話しがあり、少し関わったことのあるカフェのお話しです。【パート②】
オーナーシェフの腕はピカイチ。リフォームしたお店の内装もおしゃれで若い女性好み。衛生面もしっかりと身についている方でした。(ただ、接客は未経験。)
シフォンケーキはボリュームがあり、ふんわり、しっとり、ホイップクリームたっぷり。オープンしてみれば、『夢のシフォンケーキが大人気!』と、テレビや雑誌の取材も入り、行列が出来る程。
もちろん私も何度も足を運び、お昼代わりにシフォンケーキ目当てで通ったものです。
お話しはパート①の続きです。
【パート①】はコチラから⇩
「お客様が食べたいものを出していますか?」
この数週間後です。いつものように来店してみるとメニュー表の右上に小さな字(赤いサインペン)で
「14時まではシフォンケーキだけの注文は出来ません。ランチを注文した方だけが注文出来ます。」
と、書き足してありました。
なんと理不尽なメニューでしょう!
【大変好評の当店のシフォンケーキセット!こちらは14時からのご提供となります。只今の時間はランチのみの営業です。】
と、入口にご案内板を出す事をなぜ思いつかないんだろう。
日本語の使い方でこんなにも印象が変わるのだなあ、と感じさせる出来事でした。
「シフォンケーキセットは2時から」という事を知らずに席に通され、「やったー!やっとここの夢のシフォンケーキ、食べられるね!」とワクワクした女子達がメニューを開いて、その端っこにこんな事が書いてあったらとっても悲しいと思いませんか?
パート①での店主の言動もそうですが、ここまででわかったこと。
それは……
いくらとびっきり美味しくても、お店がステキでも、そこに来た人がたった一度ガッカリすると、もう二度と来ませんよ、という事です。
商売も一期一会、なんです。
オープン前にお話を聞いた限りでは、主力の商品(シフォンケーキセット)もあるし、何年も料理の経験もある(店舗の調理経験は無し)、「こんな風にしたい。」「お客様にはこう思ってもらえるようにしたい。」と、ビジョンもしっかりしていたので、「思い通りに成功して欲しいなぁ。」と心底応援していました。
しかし。
この方は残念ながら、一番大事な
“お客様目線”
を持っていませんでした。
例えばこんな事が……
フローリングスペースがありました。小さなお子様連れの方でも過ごしやすいように、との店主のこだわりでした。
しかし何故かクッションが足りないのです。
置くスペースが無い訳ではありません。15人座れるテーブル配置なのですが、クッションは8人分だけ、部屋の角に積み上げてあります。
クッションを使うのは早いもの勝ち、みたいなところがありました。
(先に使っていたお客様が、別のお客様に譲る場面に遭遇したこともあります。)
さらに不思議な事が……。数ヶ月後。
フローリングスペースには
「クッションはお互い譲りあって使いましょう❢特にご高齢の方、妊娠中の方へは優先的にお願いします♡」
という貼り紙が。
更に驚きの貼り紙がもう一枚。
「店内の備品、食器を壊した場合は弁償していただきます。必ずお申し出くださるようお願いいたします。」
食器が壊れることはお店を営業する以上、想定されること。スタッフが壊す場合もあるでしょう。誰もわざと壊す人はいないはず。それは必要経費。(ココに勤めたら、壊したコップやお皿の代金は、きっとお給料から引かれるんでしょうね。)
このお店は店主がお客様に気を使うのではなく、お客様のほうが店主に気を使わなければならないようです。
「まさか!」と思うかもしれません。しかし、実際に起こった事実です。「さすがにこれはあまりにも極端てしょ!」と感じるかもしれませんが、もしかしたら知らず知らずの内に“やっちゃってる”かもしれませんよ!
皆さんが同じ間違いをしないように。
井の中の蛙にならないように。
続きはパート③で。
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