みなさんは、1日のうちで一番集中している時間帯はいつですか? 朝から晩まで、家のこと、仕事のことと休む間もないくらいかもしれません。それでも、1日のうちで頭がすっきりしている時間といえば、やはり朝ではないでしょうか。
前回のご紹介した「寝る前の家」では、前日の出しっぱなしがない状態で、朝を迎えると、1日が片づけから始まらずに、清々しくスタートできると、羽仁もと子は語っています。今回は、その続きとなる「起きたての家」というお話です。
起床時間を決めて、太陽の光を浴びる
気持ちよく1日を始めるためには、「寝る前の家」が大切ですが、加えて、家族そろって早起きすることを、羽仁もと子は勧めていますね。また、朝起きたら、太陽の光も浴びましょう。厚生労働省が運営する「e-ヘルスネット」に、不眠を解消する一つの方法として、「太陽の光を浴びる」が挙げられています。[詳細はこちら]
朝の太陽とともに起きるのはなかなか難しいですが、仕事に学校にと家を出る時間から逆算して、余裕を持った時間に家族みんなで起きて、それぞれが身支度をすれば、いろいろなことに煩わされることも減るでしょう。昨年紹介した羽仁もと子のことばに『「金の頭脳」「金の仕事」』があります。
私たちの生活の中で、本当によい仕事のできる時間は限られています。1日の中でもそれは同じ。その貴重な時間を大切に使うためには、朝、目が覚めてからストレスなく始められることが大事ですね。