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洗濯物のある窓辺で #今行きたいパレスチナ リレー投稿
連日のニュース。どんなに小さくても、もし目にしたら怖くなるような。
これじゃ、パレスチナが危ないところだと思われても無理はない!!
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#今行きたいパレスチナ 、メディアの伝える現地像だけを広めたくないと、どこまで続くかわからないけれどリレー投稿を言い出してみました。
最初は2018年の現地の思い出からスタートします。
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前にも書きましたが、パレスチナを初めて訪れようとしたとき、周りにとても心配されました。
「危ないんじゃないの?」
と。
私はそうは思っていなかったつもりでした。本も読んでいたし、ざっくりと知った気でいたので、どこもかしこも危ないわけではないと思っていたのですが、心配されると心配になるのが人間。
心の中にまだあった先入観と結びついて、パレスチナに着いたときは緊張しました。
先入観とは頑固なもので。
日暮れになると、後ろが心配になったり。
街行く人の顔をどこまで見ていいものかなんて考えたり。
まだまだ異国でした。
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今ニュースになっているエリア(東エルサレム)で、私はおじさんと女の子2人に話しかけられました。
まぁ、おじさんは商人(ツアーガイド的な)だったんですけど、それでも週末だということで集まっている家族を紹介してくれたり。今思うとものすごくパレスチナっぽい経験です。すぐ家族に会わせたがる感覚も、家にあるごはんは客人と分け合うものという感覚も。
「中東あるある」でもあります。笑
そしてこの時友達になった女の子とは後々再会し、やはり家族に会い、ごはんを食べ、泊まらせてもらい、今でも連絡を取っています。
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私がこの1年半程、コロナでパレスチナに行けない間に思い浮かべるのは、洗濯物のある窓辺です。
「もっとちゃんと知りたい」と思って行った2回目の訪問でホームステイをし、ほとんどの時間を過ごしたホストファミリーの家。
洗濯物と夕日のコントラストがとても綺麗で。
私にとっては、その景色がパレスチナです。
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報道されるパレスチナは、物凄く近寄りがたい雰囲気ですね。
でも、それは”パレスチナ人”が怖い人たちだからではありません。
パレスチナを”危険な場所”にしているのはまた別の力です。
近寄りがたいどころか、その生活の匂いにつられて帰りたくなってしまうのが、本当のパレスチナ。
きっと後に続く方々も頷いてくれると思います。
※切り取って解像度も下げました。なんといっても洗濯ものなので。
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