「お酒が弱くなった」
私事ですが、日本酒が好きです。
前より飲めるようになったと思います。
よく、前ほど飲めなくなったと聞くことがあります。
なぜでしょうか?
それは肝臓が弱ってきているからですよね。年のせい?
肝臓が弱っているとはどういうことでしょうか?
まず、肝臓の働きをおさらいしておきましょう。
① 代謝(タンパク合成、糖新生など)
② 解毒(アルコール、ニコチンなど)
③ 胆汁(消化酵素)合成
大きくはこの3つになります。
2つ目の解毒の仕事がお酒の処理と関係しています(もちろん、②が衰えると他の①③も衰えます)
飲んだお酒は種類に関わらずすべてアルコール飲料ですので、その代謝過程は以下のようになります。
アルコール→アセトアルデヒド(有害物質)→酢酸(無害物質) →二酸化炭素+水(最終産物)
そもそも、アルコール代謝には個人差があります。
しかし、若い頃はもっと飲めたが、飲めなくなったとか欲しくなくなったという声。
これは、代謝の低下が原因しています。
ではなぜ代謝が低下するのか?肝臓の仕事が衰えるのか?
肝臓への負担を紐解く必要がありそうです。
そもそも肝臓の作業のはじまりは、血流がどこから流れてくるかと関係します。
血流には①静脈系②動脈系がありますが、肝臓という化学工場への大事なルートは①の静脈系で、この静脈系は消化管で吸収された物質(アルコールも)を肝臓へ送り届けています。
なので、食べたもの飲んだものと消化器の状態が肝臓に直接影響してきます。
では、想像してみましょう。
インスタント食品や加工食品を多く食べる方と、安心安全の食品を選んで食べている方とでは、肝臓への影響に差が出てきます(影響の程度には個人差はあるでしょう)。
これは、食品だけにとどまらず、空気(屋外、屋内)や日用品や化粧品といったものも、肺や皮膚から吸収され、血液を介して肝臓に少なからずストレスを与えています。
そうした生活の中で、私たちは肝臓をはじめ各臓器にストレスを与えています。
もちろん、ノンストレスの生活は現実的ではありませんが、例えば、安心な食品を安全な商品をと、自分ができうるストレス軽減の生活を心がけてみませんか?
腸活も肝臓に直結した対策です。腸が喜べば次の肝臓も、また次の各臓器各細胞も喜びます。
そうした生活は、臓器を守りあなたを守り、生活に心地よさがもたらされると思いますよ。