蕎麦屋巡り(5軒目)
2022.03.31
蕎麦屋No.5
《味わいの里 三日月》(初)
兵庫県佐用郡佐用町乃井野1266
・とろろそば(初)
5軒目は兵庫の山奥にある三日月で三日月そばを。
その日毎のお蕎麦の産地を明記されていた「そば楽」さんで
産地を知った上でお蕎麦を食べて以降、
お蕎麦の産地の違いで風味がどう違うのかとても興味が湧いていました。
「そば楽」さんで茨城県産、「蕎麦きり よしむら」さんで群馬県産ときて、今回はこのお店の地元、兵庫県三日月地区産のお蕎麦でした。
メニューを見てみると、
どうやら「手打ち蕎麦」がこだわりのようです。
山芋のとろろが美味しそうだったので
「とろろそば」を注文。
そば茶を味わいながらしばらくして
鶉の卵が入った山芋のとろろと
手打ちの三日月蕎麦がやってきました。
明記はされていませんが、
恐らくお蕎麦は二八蕎麦です。
色は薄く、細麺ですが、
しっかり繋がっていました。
まずはそのままで食べてみると、
口に入れるなり、お蕎麦の香りが
ぶわっと鼻に抜け、
蕎麦感がダイレクトに伝わってきました。
今まで食べた中で一番の強さです。
そして次は
とろろにお汁を加えたところに
蕎麦をつけていただきます。
山芋のとろろはふわふわかつ、ネバネバ。
ねっとり具合いがちょうど良く、
山芋の食感も残っていて
お蕎麦と一緒にスルスル食べられました。
とろろが蕎麦を包み込むことで、
喉越しがより一層良くなるように感じました。
薬味とは違った蕎麦との調和の仕方をしています。
薬味は生山葵と葱。
生山葵をすりおろすのは初めての体験。
結構力が必要なんですね、、笑
生山葵は普通の山葵より
味に瑞々しさを感じました。
とろろに薬味を加えることで、
ねっとり+シャキシャキ、ねっとり+ツン
といった味わいに変化し、
味の変化が楽しめました。
こちらのお店では
蕎麦湯の提供はありませんでした。
蕎麦湯もお店によって個性があり、
毎回楽しみにしているので残念です。
帰りにこんなチラシを見つけました。
こちらのお店のある佐用町三日月地区では、
古くから蕎麦の栽培が行われてきたそう。
三日月そばは、
「香りや味が際立っており、そば通も太鼓判を押す」そば
のようです。
確かに、今までで一番風味豊かだったな。
(食べログ)