回らないお寿司屋さんに連れて行ってもらったこと
白壁の町の寿司の名店といえば、菊寿しさん。
2016年に行われたG7の教育相会合の会食場所になったり
昨年のG7倉敷労働雇用大臣会合では、昼食会場に大将が出向いて腕を振るわれたり
そんな菊寿しさんに、初めて連れて行っていただきました!
去年、母校の同窓会総会に出席した際、同窓会長のH氏にすすめられるまま宴会の進行などしたところ、以後なにかとひいきにしてくださり、時々食事をご馳走になったりしている。
このたびの退職にあたり、お祝いに好きなところへ連れて行ってくださるとのことで、「肉か寿司か」と聞かれて「お寿司!」と答えていたのだった。
そして当日。
予約していただいた菊寿しさんのカウンターで待ち合わせ。
ごくごく庶民の私、実は回らないお寿司屋さんへ行くのは人生2度目です。
1度目は、かれこれ38年前。大学卒業の頃。
ゼミの先生のご実家が尾道の魚屋さんだったことから、お付き合いのあるお寿司屋さんに連れて行ってくださった。
「好きなだけ食え」と言っていただいて、同じゼミの女子大生3人でキャーキャーはしゃぎながら食べたのだった。
以来、回らないお寿司屋さんに行ったことはない(たぶん)!
人生2度目のカウンターで「何が食べたい?」と聞かれたけれど、まったくわからない。
ということで、すべておまかせ(笑)
好き嫌いもアレルギーもないのは、こういうとき便利。
まず最初に出てきたのは筍の木の芽和え。
味も抜群だったけど、こういう風に上品に盛り付けるのね、と感心。
おっと、写真を撮ってない。
恐る恐る尋ねると、イケメン若大将が「いいですよー!」とにっこり。
それでは遠慮なく…
ノレソレ?
なにそれ?
初めて聞いた。
なんでも穴子の稚魚だそうで、この時期だけのものらしい。
確かによくよく見るとちっちゃい穴子だった↓(苦手な方は見ないでね)
さて、いよいよ握り。
ジャジャーン!
いや~、おいしい、どれも。
一口でぱくり、ぺろり!
途中で若大将から
「(おなか)どんな感じですか?」と聞かれた。
「え?全然いけます。まだまだOK!」
「f;^^様子見ながら握ってましたが、じゃあどんどん出しますね。」
という感じで、どんどん出てきた。
それにしても、どんだけ食べたんだ、わたし?
写真を見て、改めてびっくりするやら恥ずかしいやら。
H氏が次のところへアイスクリームを買って行こうと話していたのを聞いていたのか、大将がアイスクリームを出してくださった。
ここでデザートまで食べられるなんて!?
美味しい食事ととっても贅沢な時間を過ごしました。
カウンターに座っていると、大将や若大将、おかみさんたちの動きが否応なしに目に入る。
すごいなあ。
お客さんの話し相手をしながらお寿司を握り、お客さんの動きに目を凝らして何かが足りなかったりしたら、すぐに気づいて対応されている。
料理の腕を磨くだけじゃなくて、そういうことも修行してきたんだろうな。
たくさんのお客さんの顔を覚えて、話を合わせて・・・跡取りも大変だ。
それにしても、「遠慮」という言葉は私の辞書には載っていなかったことを改めて実感。
H会長、大変失礼しました。そして、ご馳走さまでした。
食事のあとは、いつもの🎤コース。
1月の終わりに潰した声が2ヶ月かかってやっと治ったかなあと思っていたけど、前日の宴会でしゃべったからかやっぱり思うようにコントロールできない。
楽しくおしゃべりして、何曲か歌ったけれど・・・どうしたもんかなあ、この声。
以上、庶民の回らないお寿司屋さん報告でした。