のりぃさんと倉敷観光@晴れの国のいいところ
のりぃさんから「週末に会えませんか?」と連絡が来たのは金曜日のこと。
会議で高松に来ているということだった。
そういえば、昨年は北海道であった同じ会議に私も行ったのだ。職を離れて4ヶ月、この時期にこういう会議があったことすらすっかり忘れていた。
のりぃさんは水戸の方なのだが、コロナ禍の様々なリモートの研修会で知り合い、昨年度は東京の会議でリアルに会い、北海道の会議の際は同じホテルに泊まって会議後に札幌や小樽の観光案内をしてもらったのだった。
「高松と岡山の位置関係もよくわかっていないのだけれど・・・」という前置きで連絡をくれたのだが、たまたま予定も空いていて翌日の土曜日に会うことができた。
岡山も倉敷も全く初めてという彼女をどこに案内したらいいのか考え、高松から来るということで、とりあえず児島駅で待ち合わせをした。
時々メッセージのやりとりなどしていたが、リアルに会うのはちょうど1年ぶり。手を振りながら児島駅の改札を出てきた彼女は、相変わらず若々しく美しかった。
車に乗って、まずは鷲羽山へ。
私が子供の頃は、鷲羽山スカイラインという有料道路(今は無料)がメジャーなドライブコースだった。もちろん瀬戸大橋などなく、山頂からの瀬戸内海の眺めと、夜の水島工業地帯の夜景が観光スポットだった。
このたび、のりぃさんを案内するにあたり、倉敷の観光名所をググってみたところ、「鷲羽山からの瀬戸大橋の眺め」というのが出てきて行ってみることにしたのだった。
せっかくなので山頂まで上がってみることにした。
たいした距離ではないし、足元もきれいに舗装してあったが、とにかく暑かった><
晴れの国はこの日もとにかく暑かった。
ビジターセンターで珈琲が飲めるということだったので、そこまで降りて一休み。
移住したという若い女性が、名曲喫茶「時の回廊」の珈琲豆をその場でひいて淹れてくれた。もちろんアイスコーヒーにしてもらう。
ビジターセンターの下にはこんな句碑があった。
島一つ 土産に欲しい 鷲羽山
地元の方がよんだそうだ。橋が架かる前の瀬戸内海を詠んだものだろうな。
そして倉敷美観地区へ。
あまり時間もないので、大原美術館に入ることはできない。「またゆっくり来る」と言ってくれたので、とりあえず美観地区をひとまわり案内するだけになった。
お昼ご飯は、林源十郎商店のそばのPIZA CONOで、PIZZAとパスタのランチセット。
白桃まるごとパフェが食べたいというリクエストには、残念ながらどこも満席で答えられなかった。
あまりに暑いので、かき氷でもと倉敷川沿いの料理旅館鶴形の食事処へ入った。
ここは高級旅館だけれど、こじんまりしたレストランスペースは白壁の街の雰囲気もありながら、とてもリーズナブルでびっくりした!
「これは、安すぎる!!ダメでしょう!?」と、のりぃさんが指摘してくれたけれど、たしかに私もそう思った。
ここに限らず、美観地区のお店、安すぎるところが多いよね。まあ、地元民としてはありがたいし、倉敷価格としてはこんなもんだろうけど、インバウンド価格の設定があってもいいんじゃないかな・・・。
さて、美観地区をあとに真備町へ。
被災した支援学校をひとめ見たいというリクエストだったのだけど、隣にできたばかりの防災公園も案内することができた。
のりぃさんの勤務校は川にも太平洋にも近く、津波と洪水と両方の危険区域だそうで、イメージしながら見てくださったようだった。
岡山城や後楽園の幻想庭園もと思ったけれど、私に次の用事があったのと、あまりに暑すぎていい加減疲れていたのとで、岡山駅まで送って、のりぃさんとお別れ。
また必ず来るからね、と言ってくださった。
私はいまだ行ったことのない北関東へ必ず行くので、その時は連絡するから案内してねとお願いして別れた。
のりぃさんは、そのあとまた高松までもどって宿泊、翌日は谷川俊太郎展を見て帰られていた。
夕方からは東京で別の研修会にも出られていて、精力的にお仕事をされる姿には、毎日だらだら過ごす自分の姿と比べ、頭が下がる。
これまでの仕事から離れても、何かの形で社会にかかわり役に立つことをしたいと思ってはいたが、まだまだ充電期間延長中の私であるf;^^
のりぃさん、お気遣いありがとう!
またね👋