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零細、ベンチャー企業の経営者の仕事とは何だろうか?

先日、とある居酒屋で一人飲みをしていたところ、後ろの会社の同僚っぽい集団(6名ほど)から
「経営者の仕事って何だろうね?」
という話が聞こえてきました。

経営者の仕事とは何でしょう。
なかなか難しい質問です。
色々ありすぎて絞り切れないし、人によって考え方は違うので一つの答えを出すのは難しいものです。

その後、一人が
「未来を創ることが経営者の仕事でしょ」
という声が聞こえてきて一同
「おおっ!いいこと言う!」
となりました。
(※誤解のないようにお伝えしておきますと、聞き耳を立てていたわけではありません)

せっかくいいお題をもらったので、経営者の仕事、特にラーニングスのような零細・ベンチャー企業における経営者の仕事を考えてみたいと思います。
※零細・ベンチャーの違いについてここではあえて区別せず書かせていただきます。

金策(融資や返済等の財務管理)

まず思いつくのがお金に関する仕事です。
ある程度の企業規模になってくると経理や財務担当者がいるかもしれませんが、零細・ベンチャー企業は経営者自ら資金繰りを考える必要があります。
広告や採用などの投資の前には、資金を借り入れておかないと上手くいかなかった場合に資金繰りが大変になってしまいます。
会社がつぶれるときは赤字とか、売上がないとかの以前に現金がなくなるからということを肝に銘じておく必要があります。

未来を想像し、社員を含めた関係者に伝え続ける

居酒屋でも聞こえてきましたが、これは大切です。
目先のことばかり考えていては会社は成長しません。
遠くを見据えて、そのための目先の仕事です。
経営者は未来を想像してそれを伝えていく必要があります。

器を広げる勉強、努力を継続する

経営者の器以上に会社は大きくならないとよく言われます。
であればどうすればよいのかと言えば、経営者が器を広げる努力をする必要があります。
本やセミナーなどで勉強を継続し続けなければ成長はありません。

戦略を考えて実行を支援する

未来に向けたミッションを考えたら、そこにどうすればたどり着けるかを考える必要があります。
やりたいことは次々と出てきますが全部やっていてはいつまでも前進できません。
取捨選択して戦略として社員に伝えて実行を支援する必要があります。
そして、もう一つ大切なのは「実行」のところまで経営者がやらないことです。
多少はやらざるを得ない部分はあるかもしれませんが、どれだけ失敗してもそれを許容しなければいつまでも経営者が現場に必要であり続けてしまいます。
自分がやったほうが早い、もっと効率的にできると考えて手を出してしまうことが私のいけないところです。

誰よりも仕事をする(質・量)

「経営者よりよく働く社員がいたらどうなるか?そしたら、その社員が経営者であるべき」的なことを本で読んだ記憶があります。(たしかUSENの宇野社長が経営者の父親から言われたという話だったかと)
量、質ともにとにかく仕事をするのが経営者の仕事です。
零細・ベンチャー企業の経営者は仕事が好きな人が多く本当に頭が下がります。

誰でも売れる仕組みと成長サイクルを作り、雇用を創出する

とにかく必要なことは自分がいなくても回る仕組みを作ることではないでしょうか。
自分がいなければ立ち行かない会社であれば、病気になったら会社が傾いて社員が大変な思いをすることになります。
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは誰でも経営できる会社に投資するといった旨の言葉を言っておりますが、その理想に近づけるよう、力を尽くす必要があるでしょう。

以上が、現在の私が考えた零細・ベンチャー企業の経営者の仕事です。
どれも私が出来ているとはとても言えませんが、あえて発表することでそこに向けた努力をしていくという意思表示にもなると考えて記事として発表しました。

変化が激しい環境で生き残り成長していくために、これからも理想を追い求めていきます。

末筆ではございますが、居酒屋で後ろの席に座った集団のみなさま、考えるきっかけをありがとうございました。

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