失敗は成功のもと
教育オタクな専業主婦の私が
2人の娘を育てるのに大事にしていることがあります。
「失敗は成功のもと」
成功することは良いことです!!
私こんなこと出来るんだよ!
私すごいでしょ!と子供に自信を持たせてあげることができます。
しかし、一方で
成功することが良いという大人の考え方が存在すると
「出来ない自分はダメなんだ」という気持ちにさせてしまったり、「絶対に成功しなくちゃいけない」という余計なプレッシャーにも繋がります。
子供ってちゃんと大人の顔色読むからね。
最悪の場合は、成功してる人に対する妬みからのイジメ、もしくはプレッシャーでストレスがかかり過ぎて出来ない子供を馬鹿にするなんてことも起きると思うのです。
だから大人が成功にこだわることは非常に危険じゃないかなと思っています。子供自身が成功にこだわるのとはちょっと違うんだけど、わかりますか??
そもそもだよ、
学校のテストで100点取ることだけが成功じゃないんだよね。
次女のピアノのコンクールも同じ。金賞が成功じゃないんだよ。
じゃあ、大人は子供のために何が出来るのか??
環境を整えてあげたりする最大限の応援と、100点じゃなくても金賞じゃなくても自己肯定感を下げないような声かけしかないと思います。
「成功しても失敗しても関係なくて、あなたが大好きなんだよ」
長女には「100点取れないからアホなんじゃないんだよ。忘却曲線っていうのがあってね、すぐに思い出すためには何回も思い出す行為をしなきゃいけない。だから思い出せなかったってことは、定着するまでの回数に足りていないってそれだけ。でも、出来ないと気がついたのに出来るようになるにはどうしたらいいか考えないのはアホだと思うよ。」とほぼ毎日刷り込んでいるし
(だいたい忘却曲線あたりで「でたなー、忘却曲線!!」と言われるので、この話は完全に定着してます。笑)
ピアノコンクールに出る次女には「どんだけ美味しい塩ラーメン作って出したって、審査員がチョコアイスクリーム食べたいと思ってたらあんまり響かないんだよね。それは運でしかないんだよ。何が食べたいかわからないから、最高の状態にして持ってくしかないんだよ」と本選までの1週間は毎日言い続けます。
願っていた結果にならなかったときに自己肯定感が傷つかないようにする(私が出来る)声かけです。
私はけっこうストイックな性分なので、娘たちに努力をしなくても良いと言うことはありません。期日もスパッと決めます。
この辺はまだ自分が解けてないなーと思うポイントなのですが(5年ぐらいかけて考えてるけど)全くなんの努力もしないことを認めてあげられる境地には至ってません。
自分の子には必ず私の期待がついてくるので「生きててくれてたらそれで良い」だけで終わらすことが出来ないんだよなーーー。(他人の子には「生きてたらオッケー」って思えるんだけど)
数年かけてたどり着いたのは
どんな子供に対しても
成功も失敗も人生の通過点でしかなくて
生きているための条件にはしたくないってこと。
子供は大人を満足させるために生きてるわけではない
漢字苦手な長女に漢検8級(10月23日)、挑戦させます。
今のところ、努力してるか全くやってないかわからないのですが、そこは長女にお任せです。
絶対に合格させてあげようと私がスケジュールを全部管理してうまくいったって何にもならないと思うのです。
「毎日頑張らなくてもいいよ、あなたのペースで〇日までにどうやったら仕上がるのか考えてやってみなさい。
出来なかったら、ペース配分が間違ってるはずだから一緒に修正してもっかいチャレンジしてみよ。」
と失敗しても大丈夫というニュアンスを残して見守っています。
もし合格したら、長女の中にある「私は漢字が苦手」という先入観を取っ払うことができるし、苦手でも何とかなるじゃんと自信を持たせることができます。
落ちたときは、一緒に何がわかってないのか分析をして合格までの計画を練りなおしするつもりでいます。
大事なのは安心してトライアンドエラーを続けられる環境にすること。
成功だけが良いわけじゃない!
成功するための失敗も経験して、大人になってほしいなと思います。
すごく正直なPu先生に、この記事を送ります。