ほとんどの人が勘違いしているグロースハックにおける最適なフレームワーク
グロースハックにおいて、最も有名なモデルはおそらく 「AARRR(アー)」モデルでしょう。
サービス全体をユーザーの行動に合わせた5段階のステージに分け、各段階の離脱率をファネル(ろうと)の形で整理したものです。
「AARRR」 は 、 ①ユーザーを獲得 (Acquisition、アクイジション)し、②そのユーザーにサービスの価値を感じさせ(Activation、アクティベーション)、③繰り返しサービスを使ってもらい(Retention、リテンション)、 ④友人紹介 (Referral、リファラ ル)や⑤課金(Revenue、レベニュー)をしてもらう、という5つの段階でユーザーの流れを整理し、改善箇所を発見するためのフレームワークです。
AARRRモデルはユーザーの動きを把握するフレームワークとしては非常に強力です。
しかし、このモデルに沿ってグロースハックの施策を行っていくと、高い確率で失敗します。
本記事では、「なぜAARRRモデルがうまくいかないのか」、「グロースハックにおける最適なフレームワークは何か」を解説します。
なぜAARRRモデルではうまくいかないのか
1つ目の理由は、AARRRモデルは施策を行うべき順番ではないということです。
当然ですが、顧客が継続しないサービスや、収益を生まないサービスでいかにユーザーを獲得してもサービスは成長しません。
グロースチームは、しっかりと施策の順番とサービスの成長が連動したフレームワークを用いる必要があります。
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