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本の感想を書く「フットボール風土記」

こんにちは、もうすぐ転職する40代サラリーマンのかじゃです。

今日は読んだ本の感想を書くシリーズです。

今回取り上げる本は

フットボール風土記 
宇都宮徹壱

フットボール風土記

です。

宇都宮徹壱さんは、僕も大好きなサッカーライターさんです。

スポーツナビで多くコラムを執筆されています。

彼の文章は洗練されていて読みやすく、かつ彼の視点は温かみもあり、サッカーや人への愛が溢れているように感じます。
また、その時々の日本代表に対する意見にも、個人的に同意できることが多く、信頼のおけるサッカーライターだと思っています。

今回取り上げた「フットボール風土記」ですが、
J3より下のカテゴリーの、各地域のチームを取り上げた本です。

こうした、フットボールと土地の物語を拾い集める仕事を続けてきて、かれこれ20年以上になる。ヨーロッパの辺境地で、そして日本全国津々浦々で、国内では、Jリーグに所属するクラブも取材してきたが、最初はJリーグを目指す地域リーグのクラブを追いかけていた。
地域リーグというのは、Jリーグ(現在はJ1、J2、J3)の下部リーグであるJFLのさらに下、全国9地域に分かれたリーグ(北から、北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州)。さらにその下には、46の都道府県リーグと、北海道の4つのブロックリーグが存在する。

フットボール風土記 宇都宮徹壱

上記のように記載されていますが、
僕たちが普段目にしているJリーグの下部に、大きなピラミッドのようなリーグが存在してるんですよね。
なんとなくはその存在は知っていましたが、こうやって文章にされているものを読むと、「すごいなあ」と思ってしまいます。

Jリーグができてから30年以上過ぎましたが、サッカーが日本中に、文化というか、日常として根付いてきたんだなあ、と感慨深いです。

僕はサッカー王国と呼ばれてきた静岡県出身ですが、静岡県でもサッカーがさかんだったのは、静岡県中部と呼ばれるエリアで、僕が住んでいたエリアではありませんでした。
なので、子供時代、サッカー少年団などは少なく、僕自身もそれらに所属はしていませんでした。

ただ、ちょうどキャプテン翼が流行っていたこともあり、家の前の道路などで、友達と、プチ草サッカーはやっていました。

Jリーグができてからは、エスパルスやジュビロが好きになり、そしてドーハの悲劇では目を赤くし、同年代の中田英寿のセリエAデビュー戦2ゴールには大興奮し、など、サッカーと共に生きてきたような気もします。

ただ、この本に書かれているような、地域リーグの活動などには目を向けてきませんでした。

こういった地域のチームがあり、日常とサッカー、ならびにスポーツが地続きである生活というのは、なんだかヨーロッパの国々の生活のように感じます。

そういう、ずっと憧れだった生活が、今は日本でもできるようになってきているんですね。

僕が住んでいる街には、まだその生活は根付いていないのが残念ですが。

宇都宮さんが、この本でも書かれていますが、
彼のように、Jリーグ、海外リーグ、代表の試合だけでなく、地域リーグにまで足を運んで取材して、文章にしているライターさんはいないと思います。
(地域リーグを文章にしても、お金にならないので、掲載してくれるメディアが少ないようです)
これからも彼の活動は応援していきたいので、こういった文化、生活が馴染んでいく日本になればいいな、と思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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