本の感想を書く「フットボール風土記」
こんにちは、もうすぐ転職する40代サラリーマンのかじゃです。
今日は読んだ本の感想を書くシリーズです。
今回取り上げる本は
フットボール風土記
宇都宮徹壱
です。
宇都宮徹壱さんは、僕も大好きなサッカーライターさんです。
スポーツナビで多くコラムを執筆されています。
彼の文章は洗練されていて読みやすく、かつ彼の視点は温かみもあり、サッカーや人への愛が溢れているように感じます。
また、その時々の日本代表に対する意見にも、個人的に同意できることが多く、信頼のおけるサッカーライターだと思っています。
今回取り上げた「フットボール風土記」ですが、
J3より下のカテゴリーの、各地域のチームを取り上げた本です。
上記のように記載されていますが、
僕たちが普段目にしているJリーグの下部に、大きなピラミッドのようなリーグが存在してるんですよね。
なんとなくはその存在は知っていましたが、こうやって文章にされているものを読むと、「すごいなあ」と思ってしまいます。
Jリーグができてから30年以上過ぎましたが、サッカーが日本中に、文化というか、日常として根付いてきたんだなあ、と感慨深いです。
僕はサッカー王国と呼ばれてきた静岡県出身ですが、静岡県でもサッカーがさかんだったのは、静岡県中部と呼ばれるエリアで、僕が住んでいたエリアではありませんでした。
なので、子供時代、サッカー少年団などは少なく、僕自身もそれらに所属はしていませんでした。
ただ、ちょうどキャプテン翼が流行っていたこともあり、家の前の道路などで、友達と、プチ草サッカーはやっていました。
Jリーグができてからは、エスパルスやジュビロが好きになり、そしてドーハの悲劇では目を赤くし、同年代の中田英寿のセリエAデビュー戦2ゴールには大興奮し、など、サッカーと共に生きてきたような気もします。
ただ、この本に書かれているような、地域リーグの活動などには目を向けてきませんでした。
こういった地域のチームがあり、日常とサッカー、ならびにスポーツが地続きである生活というのは、なんだかヨーロッパの国々の生活のように感じます。
そういう、ずっと憧れだった生活が、今は日本でもできるようになってきているんですね。
僕が住んでいる街には、まだその生活は根付いていないのが残念ですが。
宇都宮さんが、この本でも書かれていますが、
彼のように、Jリーグ、海外リーグ、代表の試合だけでなく、地域リーグにまで足を運んで取材して、文章にしているライターさんはいないと思います。
(地域リーグを文章にしても、お金にならないので、掲載してくれるメディアが少ないようです)
これからも彼の活動は応援していきたいので、こういった文化、生活が馴染んでいく日本になればいいな、と思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!