見出し画像

【2021介護保険改正】LIFE(VISIT・CHASE)を簡単解説!!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は2021年介護保険改正で話題のLIFEについてザックリと私なりの解釈を書いてみたいと思います。

これからは介護をしている人ならこの用語を知らないのはマズイよというレベルで重要になりそうなので、是非覚えていって頂けたらと思います。

今日は利用者・家族向けというよりは、介護を仕事にしている方向けになりそうです。

この記事は
・介護を仕事にしている方全般
に参考になるように書いていきます。


LIFE(ライフ)って何??


LIFEを説明する前に、VISIT(ビジット)CHASE(チェイス)について簡単に説明します。

「おいおい横文字ばかりが急に出てきたな!面倒だな!!」という声が聞こえてきそうですが、今後介護を仕事にするなら知らないと本当にヤバいレベルの用語になるのでこの機会に是非覚えていってください。

VISITCHASEも厚生労働省が取り扱っているデータ収集システムです。

VISITは平成28年度から訪問・通所リハビリテーションにおける情報の収集システムとして運用開始。
CHASEは令和2年5月から高齢者の状態とケアの内容を総括的に収集するシステムとして運用が始まっています。

今回介護保険改正のある令和3年4月をもって、このそれぞれの情報収集システムが一体的に運用されると共に「科学的介護」の理解と浸透を目的に名称が変更になります。

それがLIFE(科学的介護情報システム)です!!


LIFEを使って何するの?


これまで介護保険サービスは利用者の状態が改善しても「どのサービスがどういう風にサービス提供をしたから○○が良くなった」という明確に表現する指標がないまま今に至ります。

だから今後はとかくたくさんのデータを集約して「何をどうしたら利用者の○○が改善できるよ」を明確に出来るようにするみたいです。

「エビデンス(根拠)に基づく介護サービスの促進」

このフレーズが重要になってきそうです。

要介護認定情報や介護レセプトなどの情報も合わせてVISIT・CHASE(=LIFE)の情報が今後の介護関連データの根源になります。


VISIT・CHASEはそれぞれどんな情報を集約してる?

VISITは訪問・通所リハビリ事業所からリハビリテーション計画書などの情報を収集しています。

興味関心チェックシートやリハビリテーション計画書、リハビリテーション会議録などのデータを元に情報を集約しているようです。

CHASEは高齢者の状態・ケアの内容等のデータベースと言われていますが、完全なる個人情報を集約しています。

内容は介護保険の被保険者番号から性別や生年月日、同居人などの数や認知症の既往も。食事の形態や身長・体重、食事時の嚥下状況などなど。

要するに個人情報に認知症の有無、口腔、栄養状態を踏まえてデータ化しています。


VISIT・CHASEを活かした科学的介護のイメージ


事業所は利用者の情報を常にデータを送り続けます。通所・訪問リハはVISITへ。その他全サービスはCHASEへ。

そうすると、その事業所が送った利用者情報をLIFEが分析して事業所へフィードバックしてきます。

例えば、利用者の年齢・性別・介護度などの背景からバーセルインデックスの数値も踏まえてリハによる改善状況や栄養状態も計算し「リハビリテーションの提供に合わせて間食など食事の提供量を増やしてね~」みたいな。

PDCAを常に回しながら利用者の統計を取り続けて最善の介護方法を実験・検証をし続けるようになるということです。


まとめ


とうとう介護の世界も「データ化」が進んできました。

この変化に対してどう立ち回るかでこれから介護の世界で自分がどう価値を生み出せるかが変わってくると思っています。

変化を恐れるのは人間としては当たり前です。変化を受け入れて変わり続けられる人だけが介護の世界でも生き残ることが出来るのではないでしょうか?

な~んてちょっとカッコいい風に締めくくってみました。

これからも少しずつ介護保険改正の情報をまとめていきますのでよろしくお願いします。

この記事を読んで「良かったよ」という方は是非「良いね💓」お願いします。また、良かったらフォローもお願いします。励みになります。

今日はこの辺で。

ではまた!!

いいなと思ったら応援しよう!

カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
宜しければサポートをお願いします!頂いたサポートは私のクリエイターとしての活動費に充てさせて頂きます!一層のヤル気に繋がること間違いなしです!