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【介護保険】2021年改正!要支援のリハビリ報酬がエグい!!
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は2021年介護保険改正から私が個人的に気になる改正内容について書いていきます。
私が気になった内容でぶっちぎりは要支援の方が利用する「介護予防訪問看護のリハ」そして「介護予防訪問リハビリと介護予防通所リハビリ」!
これらはかなりエグい改定内容になりました。
この記事は
・ケアマネさん
・介護関係者
・利用者家族
が参考になるように書いていきます。
要支援者は介護保険でリハビリを受けることを良しとされていない?
今回の改定はそう思ってしまうほどに要支援者の介護保険でのリハビリが制限される結果となりました。
実際制限されたのは提供する側のサービス事業所の報酬ですが、これだけ締め付けが厳しくなればおいそれと利用者がリハビリを希望しているという理由だけではサービス提供が出来ないと思います。
何がどう締め付けられたかを簡単に書いてみます。
「介護予防訪問看護のリハ」(以下:訪問看護リハ)ではこれまで60分続けて訪問看護リハを提供した場合は報酬が90/100になっていました。
利用者にとっては若干お得ではありますが、事業所にとってはこれでも痛い。
ところが今回の改正では60分サービス提供をした場合、サービス事業所側は50/100と報酬が半分になってしまいます…。
これは事業所側のことを考えると、とても利用者の為というだけでサービス提供し続けることは出来ないと思います。
しかもこれだけではありません。
利用期間が12カ月を超えた場合、さらに20分ごとに5単位減算されます。
ここまでを見ると、長い時間・長い期間サービスを提供すると事業所側が大損をする仕組みになりました。
ちなみに「介護予防訪問リハ」「介護予防通所リハ」も同様に12カ月以上利用した利用者の報酬が減算されます。
訪問リハ・通所リハ事業所も長く利用されると損をする仕組みです。
今回の介護保険改正で見えること
これほど要支援者に対するリハビリの報酬が下がったということは「要支援者は介護保険で受けるリハビリは期間を決めてほどほどに。その後は自分で努力してね」ということだと思います。
以前私も記事で似たようなことを書きましたが、介護保険で受けるリハビリだけに頼らず自ら介護予防を意識して習ったリハビリを普段の生活に活かして頂くことを念頭にケアプランを立てる必要があります。
まずはケアマネジャーが今回の改正の真意を理解して、要支援者に対してはいかに利用者自身が介護保険に頼らずにリハビリを行うことが出来るか考えていくことになりそうです。
例えば介護保険で1年間リハビリを行った後は、地域で行っている体操教室などに通えるようにする。利用者にも事前にそれを説明しスムーズに移行できる手筈を整えることも必要になると思います。
まとめ
国は少しずつ要支援者に対する介護保険の利用を制限し始めていると思います。
ということは、国民は自ら健康寿命をいかに伸ばすか一人一人が意識しなければならない時代に突入してきているということです。
いずれ「要支援」という介護保険の認定枠はなくなるかもしれませんね。
ケアマネジャーはその点を理解し、要支援者にはケアプラン作成においてより明確な目標を設定すると共に、介護予防に対する教育も行えるように考える必要があるのだと思います。
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今日はこの辺で。
ではまた!!
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