![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50621140/rectangle_large_type_2_f17f1f002dc8cc8e3fe6bd6ec9d0473c.png?width=1200)
【医療連携】出来るMSWとそうでないMSW!
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は医療連携において、なぜしっかりと連携の取れるMSW(医療ソーシャルワーカー)とそうでないMSWがいるのか。それは何が原因なのかを深堀りしてみたいと思います。
先日私はこんなツイートをしました。
入院時情報提供を行った利用者がいつの間にか退院してた。
— カイゾウ@現役在宅ケアマネ11年目 (@kaizo777) April 20, 2021
これ結構あるあるで入院直後MSWへ連絡すると「まだ担当が決まってないので情報だけ送って」と言われ送るもそのまま何の情報の返送もないままいつの間にか退院してる。
しかも退院後はサマリー等出せないと来たもんだ…。
どうしたものか…
ケアマネだけでなく、MSWさんからも反響を頂き色々とコメントを頂きました。
これだけ反響を頂いたので医療連携における「出来るMSW」と「そうでないMSW」について書いてみたいと思います。
今回の記事は
・医療ソーシャルワーカー(MSW)さん
・ケアマネさん
の参考になるように書いていきます。
出来ると感じるMSWの特徴
今回は完全に私見を書きます。ご容赦ください。
私は退院支援の合計を数えたら相当数の経験があります。たぶん三桁は間違いありません。
そんな中、様々なMSWさんと連携の経験があります。
まず初めに私がケアマネとして行っていることを簡単に書きます。利用者が入院すると当日~3日以内に病院へ連絡。MSWと情報交換を行い紙面で利用者情報を送ります。その後定期的に病院へ連絡。経過を確認します。
この流れの中で出来ると感じるMSWさんの特徴を書きます。
まず当日~3日以内だと「担当が決まっていない」と言われるケースが多いですが、その場合でも「〇〇階に入院されたようなので、後ほどその階の担当から連絡させます」や管理者に電話を変わり把握に努めようとしてくれます。
紙面での情報提供に対しては、後日手元にその紙面を準備した状態で確認の電話をしてくれます。
特に入院前の情報について「どの程度になればまた在宅に戻っても問題が少ないか」を情報収集されます。
退院のタイミングを決めるのは医師ですが、担当医の特徴を掴んだ上で「○○先生だとそろそろ退院許可だしそうなんです。ただ、状態としては○○なのでちょっと心配な点もあります…」などと事前情報をくださいます。これは非常にありがたい。
このように段階に応じて情報共有を図ってくださるMSWさんは「出来る」と感じます。
そうでないMSWの特徴
「出来る」に該当しないMSWさんの特徴は明らかにやる気のなさが電話から露呈しているパターン。
こちらが提供する情報の価値が理解できずに「はいはい」と電話越しに聞いているだけ。現状の把握に努めようという意識もなく、提供した情報が届くべきところに届いたのかすら怪しい…。
提供した側がそのように感じる場合は「出来る」に該当しないと思っています。
「出来る・そうでない」の大きな違い
ここからはMSWだけではなく、ケアマネにも共通する部分です。
出来ると感じるMSW・ケアマネが絶対的に持ち合わせているもの。それは「自分事として物事を捉えているか」だと思います。
自分事として捉えているからこそ自ら行動して対応しようとします。
情報を提供されたのであれば、しっかりと経過を報告する。これも自分事でなければ責任を持つという認識にならないので、自分事として捉えていないMSWやケアマネは患者や利用者の動向を追わないという選択になると思います。
自分事として捉えられる=責任を持ち対応が出来る
これが「出来るMSW・ケアマネ」が持ち合わせている共通点です。
言わずとも分かるかと思いますが「そうでないMSW・ケアマネ」は全てにおいて「他人事」として捉えている人が多いように感じます。
いざとなれば「私の責任ではない」という感覚で仕事をしているので、高い精度で仕事が出来ない。
ちょっと毒を吐きますが、そんな意識で医療・介護に関わっている人は業界からいなくなれば良い。
だって、利用者・患者の為を思えば「知りたい」という意識が働いて自然と情報収集に対する意欲や質問も出てくるのではないでしょうか?
情報に対する本当の価値も理解せずに「なんとなく」で仕事をしている人はプロとは呼べませんし、MSWもケアマネも連携の基盤になるべき役割なので、意識を高く持ち続ける必要があると私は思います。
この意識を持つことに経験年数は関係ありません。
経歴が短くても、患者・利用者に意識を向けて自分がその時持てる最大限の責任を持って行動する。これが出来る人は総じてプロです。
まとめ
私見の塊のような記事になりましたが、私が考える「出来る・そうでない」MSWやケアマネは「自分事」として患者・利用者に意識を向けて対応できる方だと思います。
今でこそ偉そうな記事を書いていますが、私も初めからそんな意識で仕事はしていませんでした…。
今度はなぜ今のような考え方になったのか振り返る記事でも書いてみようかな(笑)
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
この記事を読んで「良かったよ」という方は是非「良いね💓」お願いします。また、良かったらフォローもお願いします。励みになります。
今日はこの辺で。
ではまた!!
いいなと思ったら応援しよう!
![カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41962331/profile_d692625067c347dd1f56f6721b1bec1c.png?width=600&crop=1:1,smart)